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[ 文庫 ]
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信長・秀吉・家康の研究 (PHP文庫)
・童門 冬二
【PHP研究所】
発売日: 2006-11-02
参考価格: 520 円(税込み)
販売価格: 520 円(税込)
中古価格: 125円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・童門 冬二
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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日本の時代史 (13) 天下統一と朝鮮侵略
【吉川弘文館】
発売日: 2003-06
参考価格: 3,360 円(税込み)
販売価格: 3,360 円(税込)
中古価格: 2,280円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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北条五代記 (日本合戦騒動叢書)
・矢代 和夫 ・大津 雄一
【勉誠出版】
発売日: 1999-05
参考価格: 2,625 円(税込み)
販売価格: 2,625 円(税込)
中古価格: 3,400円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・矢代 和夫 ・大津 雄一
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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鉄砲と日本人―「鉄砲神話」が隠してきたこと (ちくま学芸文庫)
・鈴木 真哉
【筑摩書房】
発売日: 2000-09
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 899円〜
( 通常2〜3日以内に発送 )
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・鈴木 真哉
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カスタマー平均評価: 3
世界が狭いような なんかこの人の本読んでると、世界が西洋と和歌山しかないような気がしてきて、歴史に狭さを感じる。だって三段打って、鉄炮じゃなくて蒙古軍が弩でやってた戦術やなかったっけ。歴史に蒙古はないのかしら。鉄炮の戦術を物語に書くに当って鉄炮を弩と同じようなもんと江戸の軍学者が考えたとは考えないのだろうか。雑賀偉い、最高、と云えればそれで満足なのだろうか。 持論の展開だけを目的にして本を書けばもっとすっきり書けるし、世間も認めてくれると思うんだが、この人は自身の攻撃性で損してるよな。守備に気が回らない。 著者が他の著書で書いてる日本刀の弱点なんか、近代の武芸伝承者らの話を一切調べていない事丸出しで、攻撃ばっかりして己の論を守る事を知らない。竹刀剣術で真剣使うと刃が折れるのは常識で、日本刀はセロファンでケーキを切るような感じで使わないと切れないのは、日本刀を持ったら直ぐに判るのに、鉄炮偉い、最高という事が達成されればもう満足、守備に気が回らない。 この人の世界はやっぱり狭いんじゃなかろうか。鉄炮の事は鉄砲撃ち、日本刀の事は武芸者に聞けばいいのに。世界の狭さは心の狭さかと思うんだが…。
鉄砲で解読する戦国合戦から明治の戦争まで 「従来の常識を覆す鉄砲史」ということになるところが、単行本の初版は1997年であることから、エッセンスはすでに雑誌などに発表されているため「人騒がせな」という印象は薄い。しかし、まだまだ、なるほどなと頷く記述は多くある。信長が長篠合戦で鉄砲を使用し圧勝した(著者は否定)ので、鉄砲は信長の天下制圧促進剤になったという常識は、考えてみれば、成り立ちにくい。敵側も鉄砲で対抗できるのだから、より激烈な戦争になるのは当然だ。 「鉄砲、卑怯なり」とされるのは、戦国時代が終わって太平な江戸時代になってからだそうだが、その江戸時代にも江戸の中には沢山の鉄砲があったという指摘は江戸への視点をかえさせる。戦争で侍と鉄砲の復縁があって、その後の西南戦争も戦争であったが、日本軍は次第に銃器よりも肉弾戦に傾斜する。侍は意外と鉄砲の愛好者であったのに、思考が消えるのは第一次世界大戦にほとんど参戦したかったからだという。鉄砲から見た戦争史とも読める本である。
どの本も同じネタばっか この著者は同じネタばっか、歴史のことは人それぞれが自分の論に都合 良い資料を見つけ、都合良く何とでも言える、その資料が真実であると いう確実な証拠もまたないのだから。この著者にしても同じことがいえ る。何を信じるかは個人の好みという程度でしかない。
常識崩壊 常識。それは誰にとっても心地よい世界である。 予定調和のまったり感がたまらない世界。 安らぎとお約束の世界。しかしそこを一歩踏み出せば、 かつて見たことのない世界を目にすることになる。 それはある人にとっては不快な体験であろう、 しかし新たな地平が開けることは間違いない。 著者の本で最初に読んだのは「偽書『武功夜話』の研究」であった。 目からうろこのようなものが落ちた。 本書でも、著者は鉄砲と日本人に関する関わりの 「常識」のもろさを綿密に検証していく。 その常識とは「鉄砲はポルトガル人によってもたらされた」ことであり、 「信長が初めて鉄砲を集団で運用した」ことであり、 「甲斐武田氏は鉄砲を軽視して滅んだ」ことであり、 「戦国の合戦は武士達が刀をぶつけあうもの」だということである。 さらには「西南戦争の薩摩軍は鉄砲を軽視し、刀を重視した」という 「常識」すらもくつがえされていく。 結局私のイメージしてた戦国時代は映画と 大河ドラマのすりこみの産物だったんですねえ。
目からウロコ、かも。 丁寧に史料、根拠をあげながら論を展開しつつも、文章はとても読みやすく、面白い。その上で長篠合戦や「鉄甲船」などの「常識」批判し、くつがえすのだから小気味よささえ感じるほど。歴史に興味のない人にも勧めたい一冊。あと、日本人と日本刀との関係を取り上げ、たぶんこの本と対になる同著者の『刀と首取り』。それから日本における鉄砲の普及と発展について述べた『鉄砲と戦国合戦』(宇田川武久著)も併せて読むとさらに面白いかも。
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[ 大型本 ]
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大人の歴史ドリル 書き込み戦国時代 歴史で遊んで脳を活性化!
【小学館】
発売日: 2006-11-17
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 414円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 5
戦国って 表紙がかわいくて買いました。
読んでみてびっくりしたのは、ドリルのバリエーション。
工夫された問題ばかりで、やり終えるとすっかり戦国通になった気分。
基本的な人物とか事件はは押さえているのに、
参考書では味わえない、かわった本です。
やみつきになりますよ、この本は。
ドリルとしても読み物としても良し 「大人のドリル」と銘打つだけあり、単なる暗記物ではなくヒントを糸口に答えが導きだせるようになっているので、楽しく解きすすめることができる。戦国時代は日本史の中では知っているつもりでいても意外にそうではないことがよくわかる。調べるにはインターネット検索がお勧め。nintendo DSに向いてそうな内容。その他の時代版が出ることを期待して5点。
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[ 文庫 ]
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明智光秀 なぜ「本能寺」に向かったか (PHP文庫)
・嶋津 義忠
【PHP研究所】
発売日: 2005-02-02
参考価格: 760 円(税込み)
販売価格: 760 円(税込)
中古価格: 50円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・嶋津 義忠
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カスタマー平均評価: 3
信長嫌いには堪らないかも!? 織田信長が礼賛されることに違和感を持つ人や、実際のところ、信長に勝った武将といえば、明智光秀でしょ、とか、そういう考えがどこかにある人は、かなりハマるであろう一冊。
急に話が飛んで、その後で、思い出したように、説明開始する筆者のスタイルについていくには、多少の歴史モノの知識がないとついていけないかもしれない。そういう意味で☆3つ。
ルイス・フロイスは、明智光秀は阿諛追従の名人で腹黒の極悪人だ、みたいなことを『日本史』の中で書いていたが、この小説の光秀は、何も信長に取り入ってどうこう、という卑しい人物として描かれてはいなかった。このあたり『明智軍記』とかも読んでみないとダメですな。
巻末に光秀ゆかりの土地紹介もついているので、その辺も参考になります。
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[ 単行本 ]
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状況判断―まず計算し、しかる後これを超越せよ
・大橋 武夫
【マネジメント伸社】
発売日: 2001-06
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 580円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・大橋 武夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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室町戦国史紀行 (講談社文庫)
・宮脇 俊三
【講談社】
発売日: 2003-12
参考価格: 730 円(税込み)
販売価格: 730 円(税込)
中古価格: 341円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・宮脇 俊三
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カスタマー平均評価: 4.5
秀吉嫌い 2000年に出た単行本の文庫化。
『古代史紀行』、『平安鎌倉史紀行』と続いた歴史紀行シリーズの最終巻。
力の衰えた晩年の作品であり、かなり出来が悪い。味のある文章は健在だが、老齢による体力の低下で史跡巡りすら満足に出来なくなっている。なにより、旅そのものを楽しめなくなっている様子が痛々しい。
内容もいまいち。多くの事件や人物を取り上げ、無数の史跡を訪れているのだが、個々の記述が薄くなってしまって物足りない。
晩年の悲哀を感じさせる一冊。
歴史紀行は壮絶な物語だった 歴史紀行に相伴する感覚で「古代史紀行」から少しずつ楽しく読み進めてきた。そして長い長い歴史の旅は、いよいよクライマックスを迎える。 歴史を学ぶのみならず、宮脇流の史実と紀行の取捨選択に私は大きな関心を抱いていた。ところが本書の後半は宮脇さんの遊び心が減退し、機嫌がすぐれず、紀行に覇気がなくなってしまう。時間と体力の限界が厳然と行く手を阻んでいたのだ。 しかし宮脇さんは最後まで自分の目と足で歴史を見つめようとする。そして最後は壮絶な一文をもって結末を迎える。 それは歴史と人間の本質を、身をもって示そうとした渾身の一文ではなかったか。たずねてきた数々の歴史上の人物と同じく自身にも時間と体力の限界が訪れたということを。ノンフィクション作家、歴史紀行作家として体で現すべき魂のようなものを。 宮脇さんの著作にはときどき血と涙がしたたるような壮絶な文があり、はっとさせられたが、しかしこれほどの一文はなかった。万感の思いとともに私の「歴史紀行」も幕引きを迎えた。
さようなら宮脇俊三さん この本を手にする人は、歴史好きの人か宮脇俊三ファンのどちらかであり、多くは後者ではないでしょうか? 特に根拠はありませんが・・・ 相変わらず、文章は平明かつ含蓄に富み、歴史の伝説に関する考察(その伝説の真偽ではなく、伝説が生まれた背景や伝説が存在し続けることの意義を重視する)などは、感心させられます。 また、歴史に詳しくない者の目には退屈に映る車窓の景色も、著者のように造詣の深い博学の徒には重要な史跡の連なりであるという点でも、「歴史紀行」の名に恥じないものだと思います。 しかし、著者による歴史紀行は関ヶ原の巻をもって終わりを迎えます。著者のファンで、その作品を追ってきた読者は、最後の一文に深い感慨を覚えると思います。鉄道紀行あるいは歴史紀行で、時には滑稽を覚えるほど東奔西走してきた著者の、簡潔でありながら、哀しみ、諦観、悔しさ、寂しさなどが凝縮した深い一文で、これまで著者の足跡を文章で追ってきた読者も、思わず居住まいを正さずにはいられません。 そして、これが「紀行作家」としての著者の引退宣言のように思えてなりません。 実際には、著者は本作品の後も著作を残しましたが、それはいわば作家人生の晩年の付録であり、「行きたいところへ行って書きたいものを書く」という在り方は、ここで終わったのだと思います。 歴史好きの方には読みやすく楽しい歴史紀行ものとして、そして著者のファンの方には宮脇俊三さんの永訣の文章として、読んでいただきたい作品です。
旅と歴史の融合 南北朝の動乱期から戦国期、天下統一、そして関ヶ原の戦いまでの旅を歴史的事象と絡ませながら年代順に取り扱っている。やっぱり、著者しか描くことができない魅力ある「旅行記」である。 室町時代から戦国時代、そして天下統一であるために、戦いや城跡の旅を描いている。天守閣もない城跡を扱っていることが多い。これも魅力の一つである。この時代を中心に旅をしたいなら、歴史読みものとして読んでもよい。偽物である「墨俣城」のくだりは、「偽物だ」と言われていることに対する著者ならではの主張を感じる。墨俣城さえも行きたい気分に誘われるのである。 最後の関ヶ原の戦いのくだりは最高である。著者の他の書物で、大谷吉継の探訪を以前の旅であきらめた。この本では、「天気も道もよいのに、私は登ることができない」としている。やっぱり、著者のこだわりを感じる。 読んでも損をしない内容だ。
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[ 新書 ]
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信長殺しは、秀吉か (八切意外史)
・八切 止夫
【作品社】
発売日: 2003-03
参考価格: 998 円(税込み)
販売価格: 998 円(税込)
中古価格: 454円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・八切 止夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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虚けの舞―織田信雄と北条氏規
・伊東 潤
【彩流社】
発売日: 2006-02
参考価格: 1,995 円(税込み)
販売価格: 1,995 円(税込)
中古価格: 1,330円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・伊東 潤
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カスタマー平均評価: 4.5
織田信雄の人間的な魅力を発見 織田信雄と北条氏規を主人公とし、その半生を描いた歴史小説。天下人織田信長の次男でありながらその恵まれた境遇と多くの機会を生かすことのできなかった凡庸な人物の代表格とされる信雄。武将としての才能が横溢するものの、その境遇と機会に恵まれることのなかった氏規。
天正18年の秀吉の関東攻略の際に成田氏の忍城と共に大いに善戦したとされる伊豆韮山城をめぐる息詰まる攻防と氏規の機略溢れる戦術描写は、周辺の砦群の配置を含むその詳細な縄張り図の掲載と共に戦国城郭に関心を寄せるものにとっては読み応えあり。
また、権力者秀吉によりもたらされた「清洲会議」「小牧・長久手の合戦」「小田原の役後の改易」などの屈辱のなかで、信雄自身が次第に自分自身の能力とその役割に覚醒していく様子は、これまで余り顧られることの少なかった信雄とその人物像に新たな魅力を投影している。
そののち豊臣氏やその恩顧の大名の大半が敗北・改易などにより滅亡していく中で、共にその最盛期と比較すれば少禄の外様大名ではありながらも、最終的には織田家と北条家の家名を後世に伝える礎となった信雄と氏規。こうしためぐり合わせは、見方を変えればこの二人の生き様に対する正当な天の配剤なのかもしれない。
「虚けの舞」を読みました 伊東潤さんの北条シリーズ3作目ですが、回を追う毎に力がついています。「虚けの舞」の主人公は「織田信雄」と「北条氏規」。これまで誰も思いつかなかった人物の組み合わせで物語を語ったその意外性と新鮮さに惹かれて読みはじめました。
能力がありながら、敗者(北条一族)に連なるが故、それを活かす場を与えられなかった北条氏規。織田信長の後継者として天下を継承できたはずが、その器量のなさから落魄していく織田信雄。歴史に照らして事実がどうかは置くとして、戦国から太平に時代が動くそのとき、この二人に代表される様に多くの武士はその存在理由を失いつつあった。そういう時代の敗者の生き様にスポットを当てた、それが今の時代の我々の生き方も考えさせられるこの作品の魅力です。
あなたは北条氏規と織田信雄を知っていますか? 北条氏規は北条氏康の五男、織田信雄は織田信長の次男。
父親は主役として登場しても、息子である彼らがどのように生きたのかを描く物語は他に見当たりません。
特に氏規はコミック「花の慶次」でキレた氏政兄に困り果てている姿が御労しく、「夢のまた夢」で、秀吉の前で小さくなるしかなかった無力な姿がまたさびしいのですが、
正面から小説の題材として取り上げられたものはなかったので、「いつか彼が主人公の小説に出会えますように」と、ずっと思っていました。その願いが叶いました!
小田原合戦後、北条家の血脈を伝えていった氏規の姿。そして信長の息子である信雄の流転の人生。秀吉によって運命を左右されたふたり。
朝鮮出兵最前線の名護屋の陣を舞台に、二人の回想を織り交ぜ鮮やかに描かれる「その後」の彼らの軌跡を是非。
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