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[ 大型本 ]
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文明の迷路―古代都市をめぐってアトランティスへ
・香川 元太郎
【PHP研究所】
発売日: 2005-12
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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・香川 元太郎
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カスタマー平均評価: 4.5
面白いですねぇ 「時の迷路」も面白かったですが、こちらも面白いですね。文明というモチーフがはっきりしている分、「時の迷路」よりも絵が面白いと思いました。隠し絵が特に良いですねぇ。
小学1年の娘と一緒に、楽しんでしまいました。
お薦めです。
すごく楽しめます。 この人のもう一冊の本「時の迷路」を買って、その面白さに親子ではまって、謎解きも終わってしまったので、こちらを購入しました。
そしたら、こっちの迷路の方がずっと面白く、幼稚園の息子はいつもこの本ばかり見ています。
よく練られた緻密な構成で、イラストがとてもきれい。ページをめくるたびに、まるっきり違う雰囲気になっているので、まだ字が読めないような子供でも、世界旅行をしているような感覚になっているのでは。
いろいろなものを見つけては喜んでます。
時代考証もしっかりされているようなので、これで世界史の勉強が少しだけ出来たらいいな思います。
だからといって押し付けがましいところは何もなく、遊び心満載の内容です。
この本を購入された人は、他にも購入したいと思うと思います。
だからまず日本史の勉強のつもりで「時の迷宮」を楽しんでから、こちらを購入される事をお勧めします。
(イラストはとてもきれいですが、どうしても日本史という設定上、文明の迷路よりはページの雰囲気が似通ってしまうかも。)
ただ、時の迷宮も、この本同様とてもイラストがきれいで緻密で、十分楽しめますよ。
とにかくお勧めです。
お楽しみをかくして歴史も遊びで近づける。 時の迷路と同じコンセプト。
世界の歴史黎明編。
小学校一年の息子が寝る前に何度も繰り返し読んでます。
迷路を解いただけでは終わらない、
隠し持ってる謎を楽しめるようです。
小さい子から謎とき大好きな大人まで楽しめると思います。
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[ 単行本 ]
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センター試験過去問研究 世界史B
【教学社】
発売日: 2007-04-15
参考価格: 819 円(税込み)
販売価格: 819 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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嘘だらけのヨーロッパ製世界史
・岸田 秀
【新書館】
発売日: 2007-02
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 1,200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・岸田 秀
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カスタマー平均評価: 4
無理がある。 白人が黒人のアルビノから発生したという推論自体が、遺伝子の研究者からは失笑されてしまうほど無理がある為、信憑性も説得力も無く、漫画の世界になってしまっている。
黒人のアルビノは、色素以外は黒人の遺伝子を持っているので、骨格や顔立ちは黒人のままである。
この本に書かれている仮説が正しければ、白人は「色の白い黒人」であって、顔立ちや体型は黒人と変わらないという事になる。
又、白人がアルビノであるのならば「白人のアルビノ」をどのように説明するのだろうか。
初めに結論を想定し、その結論へ導く為に無理矢理な論を敷いた様に感じた。
しかし、洒落として読めば楽しむ事はできる。
西洋史の決定版 「人類はアフリカにおいて黒人として誕生し、黒人の一部がアルビノ(白子)となって白人が発生し、少数派の白人が多数派の黒人に差別されて肥沃なアフリカから痩せた寒冷地のヨーロッパへと追われ、ここに白人種がヨーロッパにおいて人類最初の被差別人種として成立したというのが史的唯幻諭の仮説である。」
人類の起源は『アフリカ単一起源説』がほぼ定説になっている。
遺伝的に、黒人から白人は発生するが、白人から黒人は発生しないという事実からすると著者の仮説は大変説得力を持つ。
「歴史時代からごくおおまかに話を始めると、古代エジプト帝国において差別され、虐待された奴隷が逃亡してユダヤ民族を形成し、そのユダヤ民族の中で差別された階層がキリスト教徒となり、そのキリスト教がローマ帝国の差別された下層階級に浸透し、ついにローマ帝国を乗っ取り、キリスト教に支配されたローマ帝国がヨーロッパ民族を支配し、差別してキリスト教を押しつけ、キリスト教徒となったヨーロッパ民族の中の差別され、疎外された階層がキリスト教(カトリック)に反抗してプロテスタント(文句言い)となり、その一部のピューリタンがヨーロッパから追い出されてアメリカに渡り、先住民を差別し、虐殺してアメリカ帝国を建設し、今や世界征服に乗り出している。」
欧米のプロパガンダを完全に覆す主張に胸のすく思いである。
名著『ものぐさ精神分析』以来読者の目から鱗を落した最多記録を誇っている著者であるが、この著作はその記録をさらに更新し続けるであろう。
今のプロパガンダ歴史教科書は早急にこの著書に変更すべきである。
この著書で解説されているバナールの『ブラック・アテナ』の邦訳も出版されており、合わせて読まれることをお勧めする。
おもしろいです。「仮説」には絶対必要な「説得力」もあります この本では、3つの説を念頭において著者の「史的唯幻論」が展開されます。3つの中では、古代ギリシアが古代エジプトの植民地ではなかったかという、バナールの『黒いアテナ:古典文明のアフロ・アジア的ルーツ』が中心で、この理論と、それに対するいくつもの批判論文の検討がかなりの部分を占めます。
他の2つの説は、フロイドの『出エジプト記』を参考とするユダヤ教の成立についての理論と、高野信夫の白人の起源についての理論ですが、後者については、著者の公式ホームページで、「白子」とか「アルビノ」をキーワードに議論が行われ、本人の考え方を読むことができます。
我々が学ぶ世界史では、近代以降はヨーロッパが世界の発展の中心を占めています。そして、その文明は、ギリシア文明を重要な古典とし、その「復活」から近代が始まるとされています(ルネッサンス)。ドイツ人を中心として、そのギリシア文明は、白人(アーリア人)が中心となって創ったものであると偽装されたというのがバナールの説です。
著者は、「アーリア人」自体が、日本の天孫降臨神話と同じ架空の存在ではないかといいます。それじゃ、私が今でも覚えている高校世界史の中の数少ない知識である「アーリア人のインド進出」はどうなるの、ということですが、これが広まったのは、イギリス人の植民地経営に都合がよかったからだといいます。他の部分も、ヨーロッパ人に都合が良すぎるというのです。
さらに、著者は、ルネッサンスを自分たちの文明の「復活」というのは、日本人が、中国文明を自分たちの古典文明だとするようなものだということもいいます。これ以外にも、大量に加えられた「注」などには、日本やアメリカについての「史的唯幻論」も展開がされています。
不思議なのは、この本が、大きな書店に行っても精神分析のコーナーにはあるが、世界史のコーナーには置いてないことです。
前提のトンデモ学説が致命傷 岸田氏の史的唯幻論では今回に始まったことではないが、白人のルーツが黒人の白子(アルビノ)であるという仮説が前提であるところで既に破綻している。
これは皮膚科の医師である高野信夫氏の著書「黒人→白人→黄色人」における仮説を取り入れたものであるが、あまりに無理があり(奇跡的な出来事をいくつか想定する必要がある)、広く受け入れられたためしはなく、たとえ知られているとしても、それはトンデモ学説としてだと思う。
岸田氏は、なんとしても、白人の中に黒人への強い恨みを根付かせる根拠が欲しかったところに高野氏の仮説を知り、飛びついたものと思われるが、この仮説は一面では興味深いながらも、事実として前提にできるようなものではない。
岸田氏の唯幻論が優れた思想であるだけに残念である。願わくば、白人=黒人の白子説は完全に捨て、史的唯幻論を再構築願いたい。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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この1冊で日本史と世界史が面白いほどわかる!
【青春出版社】
発売日: 2006-12-19
参考価格: 500 円(税込み)
販売価格: 500 円(税込)
中古価格: 297円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 5
日本人が知らねばならない慰安婦問題 この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。日本の反日学者や韓国の学者ですら「兵士を客とした商行為」として一切問題にしなかった。「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。
本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞 現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。その朝日新聞は現在、「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」と言っている。人間ここまで汚くなれるのだろうか?ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。それが責任のとり方じゃないのか?朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
悪質な多事争論 3月5日のTBS・NEWS23の多事争論で筑紫哲也氏は、慰安婦問題での安倍総理の答弁について「業者にそういうこと(強制連行)をやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いてもわからない説明であります」と述べている。まず安倍総理はそうは述べていないし、「やらせ」た証拠もない。通達の1枚たりともない。「悪質な業者を取り締まれ」という通達ならある。発言を捏造しておいて、日本人が聞いてもわからないとしている。汚いとしか言いようがない。慰安婦問題については、小林よしのり著『戦争論2』の「総括・従軍慰安婦」だけでいいから、ぜひ読んでほしい。
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[ 単行本 ]
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詳説世界史研究
・木下 康彦 ・木村 靖二 ・吉田 寅
【山川出版社】
発売日: 1995-07
参考価格: 2,500 円(税込み)
販売価格: 2,500 円(税込)
中古価格: 1,079円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・木下 康彦 ・木村 靖二 ・吉田 寅
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カスタマー平均評価: 4.5
とっても良い!! とても詳しくてコラムなども充実しています。そのコラムも面白いものが多くて読みやすいです。そういうコラムと関連付けて単語を覚えれば、普通に覚えるよりは簡単に覚えれると思います。
ただ、もう出版されてから長い年月が経ってしまっているのが唯一の泣き所です。
やはり、世界史などの社会系教科は内容が変わっていくものであり、長い間改訂が無いのは致命的になりかねません。
それを補うために、最新の用語集を横に置いて併用して勉強するのが良いと思います。
とはいえ、内容の良さが際立つ参考書であると思います。
世界史 本書は世界史の本格的な概説書である。世界史の全体像を俯瞰するにはちょうどよい。史観もなるべく中立的なので、客観的な視座から理解できる。世界史を勉強してこなかった大学生や社会人には読書するにはうってつけの一冊だろう。それから新書なり、国々の歴史書を読めばいいかもしれない。ただし受験生が使うのは、随分とぶ厚いので、別の参考書を使うとよい。また写真が少ないので、別に資料集を購入すれば、あたかも世界旅行をしているような気分が味わえる。
ハイレベル大学受験には使える ここのレビューで大学受験に使えない!って書いてるのは、日東駒専以下の大学の話。
それ以上の所謂「良い」大学受験を世界史でしたいなら、必携。
確かに余分な物も多々あるけれど、教科書や他の物では載ってないが試験に出る物がしっかり明記されているので、非常に重宝する。というか、重宝した。
しかも大学入学後「世界史」とかの講義をとる。或いは、史学科に行った場合更にずっと使えるので、高いけれど高校生は親にねだるなりして買っておいて損は無いです。
教養として 大学受験生向けに作られていると思うが、この本を使って受験生が勉強するのは良くないと思う。まず、内容が受験では問われないレベルまで突っ込んでいるからである。この本を使って世界史の勉強をするのは、はっきり言えば、時間の無駄だと思う。もっと薄い秀逸な参考書を当たるべきだ。しかし、この本は、一般教養として世界史を学びたいものには、非常に優れていると思う。専門書でなく、体系的にそれなりに詳しく世界の歴史が学べるのは、この本以外ではあまりないのではないだろうか。そういう意味ではお勧めの著書だ。
役に立っている 書店で私は歴史について素早く字引するために手元へ本を置いておこうと思って探した。「これを一冊持っておけば済みそう・・・」という様な節約心で選んだ・・・。
世界史についての本は他にも色々あるが、本書がもっとも丁装や文字が綺麗で目に優しい。
内容はやみくもに自己主張をしない。この様な本があって良かった。
568ページ、びっしりと字が詰め込まれている。
全部読んで読破しようかと思ったが、興味の持てない時代が続いたところで力尽きてしまった。それで今は面白そうなところをつまみ食いして読んでいる。また、歴史について単語から気になったことを調べてみて、時代の流れや周辺事実を確認するのに使っている。
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[ 単行本 ]
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戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ
・野中 郁次郎 ・戸部 良一 ・鎌田 伸一 ・寺本 義也 ・杉之尾 宜生 ・村井 友秀
【日本経済新聞社】
発売日: 2005-08-06
参考価格: 2,310 円(税込み)
販売価格: 2,310 円(税込)
中古価格: 1,200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・野中 郁次郎 ・戸部 良一 ・鎌田 伸一 ・寺本 義也 ・杉之尾 宜生 ・村井 友秀
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カスタマー平均評価: 3.5
戦略の本質を読み解く 本書は、「失敗の本質」という書と姉妹本の関係にある。「戦略の本質」では、過去の戦史の中で、成功した作戦例を取り上げ、戦略、作戦、組織、情報等の観点からどういった点が成功を収めたポイントなのか戦史を検証しているところが面白い。
取り上げられている戦史は、毛沢東の包囲討伐戦、バトル・オブ・ブリテン、スターリングラードの戦い、朝鮮戦争、第四次中東戦争、ベトナム戦争の7つの戦史を取り上げている。
その戦史を紐解く前の予備知識として、戦略とはどういったことなのかを序章および第1章戦略の系譜で取り上げている。中でも注目すべきは、グレー(コリン・グレ?:米国の戦略研究家)の議論で戦略の諸位相という17項目であろう。戦略を考える場合にこの位相を理解することにより、国家と国民と軍事の係わり合いというものが自ずと理解できる。
終章では、戦略の本質とは何かということについて、10の命題を解き明かすことにより、「戦略の本質」に迫っているのも興味深い。今まで、日本人は「戦略」という言葉を多用してきたが、その本質について理解しているとは言い難い。本書は、改めて「戦略」という概念について、考え直させてくれるであろう。
少々強引さはあるが、確かに「良書」 位置づけは1984年発行の名著『失敗の本質?日本軍の組織論的研究』の続編でしょうか? 執筆陣もほぼ同じです。
歴史に学ぶ振りをして、成功事例の味付けや孫引きでお茶を濁す相変わらずな類書が多いなか、今回も値段以上に非常に真面目な作りです。ただし軍事用語が多く、例えば「○○個師団」「××小隊」が何人くらいの集団なのかイメージができない(多くの)人は読み疲れる部分があります。
あらすじについては省きますが、論考の中に「なるほど、よくぞ!」と膝を打つものがありました。五分五分に戦力が拮抗したときに優劣を決する、一つの重要な要素として「道義的な優位性」を挙げていた部分がそれです。
多くの読者が闘っているであろう、企業間(あるいは部門間)の競争には正当性も道義も無い<ゲーム>のように語られる事が多いのですが、実はそうではない事を我々は知っています。
さて、『失敗の本質?』が<日本軍>という実在した組織と、<失敗>という歴史的事実に的を絞っているのに対し、今回は<逆転>という、偶然として片付けられてしまいかねない事象を扱っているせいか、少々曖昧で強引な読後感を与えます。
二つ挙げるとすれば、
・戦略論を「リーダーシップ論」に帰結させている部分が多い。これはこれで正解なんでしょうが、反証として必要な、負けた側のリーダーシップへの論考が甘い気がします。
・目的の明確さと組織全体にそれを鼓舞することの重要性を頻繁に説いています。これは“大目標と戦略と戦術の整合性を取れ”のコンテクストでは納得できるのですが、目的の明確さ自体がそれほどキーポイントになると思えませんし、論考も十分とは見えません。「ある種狂信的ですらあった大日本帝国がなぜ負けたのか」という前作の問題設定から結果的に後退した感すらあります。
深い示唆に富んだ本質論 過去の戦争の中で劣勢からの逆転を実現したケースを取り上げ、「戦略とは何か」に迫る一冊。
詳細なケースの分析もさることながら、本書の最大のポイントは最終章の戦略の本質を語る命題である。
命題1:戦略は弁証法である
劣勢という状況からの勝利を実現するためにはそのギャップを補完するための行動が必要である。それを弁証法という言葉で表現している。
命題2:戦略は真の「目的」の明確化である
これをもう少し正確に表現するならば、明確化された目的が存在しないところに対して戦略が成立しない。
命題3:戦略は時間・空間・パワーの「場」の創造である
歴史的時間、地理的空間の中でパワーを効率的に発揮することが戦略である。これらの3つ要素は独立に論じられるものではなく相互に影響を与え合う。パワーの要素はハードパワーとソフトパワーの双方を認識しなければならない。
命題4:戦略は「人」である
戦略の洞察と実行は人間が行う。分析的戦略論は所謂傍観者であり、本来の戦略を語るには限界を伴う。
命題5:戦略は「信頼」である
戦略はソフトパワーを基盤として機能する。信頼、規範、ネットワークといった社会の基盤により戦略の機能を左右する。
命題6:戦略は「言葉(レトリック)」である
リーダーには戦略を表現するための言語能力が必要である。
命題7:戦略は「本質洞察」である
「見えるもの」の背後にある「見えないもの」を見る能力が不可欠である。そのために、過去のリーダーたちは戦闘の最前線に赴くことで肌身でそこで起こったことを理解しようとした。
命題8:戦略は「社会的に」創造される
戦争は人と人との相互作用のなかで生成され、正当化される。個人の主観に基づいて構成される以上、そこにバイアスを生む。
命題9:戦略は「義(ジャスティス)」である
深い意義を伴う目的はその明確化を強くする。その明確化の中で戦略の意味合いも強化される。
命題10:戦略は「賢慮」である
日常のコンテクストの中から特質を見出し、それを言語で再構成しこれを実現する能力がリーダーには求められている。
上記の要素はすべて実際の戦争をベースに分析された結果であるが、経営戦略にも通じる示唆深い内容だった。
執筆戦略について 前著「失敗の本質」は大いに勉強になった。続編ということで本書にも大いに期待して読んだ次第である。
結論的に言うと やはり 前著には及ばない気がする。
前著は 日本軍に絞ったケーススタディーだった。従い
1 我々が比較的 その歴史を知っており理解がし易い
2 対象が基本的には同じ組織(日本軍)にて 理解が深くなる
という2点があったと思う。本作は 対象が分散したことで 正しく上記2点において不利になったと思うのだ。勿論 著者たちは かような 題材選択という彼らなりの執筆「戦略」において これは十分意識したのだと思う。しかし 結論的には 今一つ 前著を超えられていないと思った次第。
勿論類書とは比較にならない重厚な読後感はあったが。
失敗の本質の姉妹書ではなく「別物」として読む本 ・本書には「何か物足りなさ」を感じた方々も多いことであろう。それは前作『失敗の本質』が面白すぎたからである。
・前作は防衛大学関係の貴重な資料が分析されている。また、発行時(昭和59年)には、読者も戦争経験者かそれに近い経験をしている方々が多かった。
・また本書が扱ったベトナム、ソビエト連邦などは前作の「日本軍・・・」に興味を持った方々には、相当話題がずれた「違和感」を感じる本と言えるのではないか。
・さらに、『戦略の本質』著者野中郁次郎、戸田良一ほかとした商魂が敬遠された部分もあろう。
・よって本書は失敗の本質とは「別物」として読まれた方が良いと思われる。
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[ 単行本 ]
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世界史B 大学受験頻出555 MANGAゼミナール
・慶応義塾大学漫画倶楽部 ・山本 洋幸
【学研】
発売日: 1998-04
参考価格: 945 円(税込み)
販売価格: 945 円(税込)
中古価格: 264円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・慶応義塾大学漫画倶楽部 ・山本 洋幸
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カスタマー平均評価: 2.5
う?ん・・・ 僕はとても社会系の勉強が苦手で、教科書や参考書を読んでもなかなか頭にいれることができませんでした。そこである本の推奨を受け、自分でも、まんがなら覚えるかも!と思い、この本を購入しました。ですが、その内容にがっかりした点が多すぎました。
悪い点をいえば、
1、各単元ごとの漫画の製作者が違う。
これは、作者ごとに歴史のまとめ方が違うので、こちらもわざわざそのまとめ方に対する頭の切り替えが必要です。
2、絵が汚い。
漫画としては最低です。ところどころ若干まともな部分もありますが、それでも汚いです。1ページ書くのにに10分もかかっていないのではないか?と思われる部分もあります。
3、漫画じゃなくて図解になってる。
漫画じゃなくて、2ページまるまる図解の部分もあります。これでは、参考書より理解し難いです。自分が一番覚えなきゃならない部分が簡素な汚い図解でとても損した気分になりました。
まぁ、悪い点だけじゃなくて、よい点もあったので書きます。
1、値段が安い。
新品でこの価格を切る価格には満足してます。
2、チェックシートなどを活用できる。
赤いチェックシートなどがあれば、重要語句を隠して、暗記の助けになります。
この本を全部理解できたら、かなり、世界史の流れは理解できると思います。決して、この本1冊で理解できるほど内容は濃くありません。300ページ以上ありますが、内容は”広く浅く”です。あとは、詳しく書いてある参考書などを読み、知識に肉付けをすればよいでしょう。おおまかな流れが理解できたら、知識の肉付けはそう難しくないと思います。そのような方法で活用するべき本だと僕は思います。
公務員試験の参考書としての評価です。 黄色い参考書の参考書に導入としてこの本がすすめられていますが、
漫画好きの私もさすがに耐えられない。書いている人が一人じゃなく、一貫性がない。
また濃縮しすぎたために中間論理がほとんどなく、理解不能な場面も少なくない。
20日間シリーズの世界史でテーマごとのテキストを読んで、良問を解いていくのが
正攻法であり、ショートカット欲でこういうものに手を出すと、結果的には時間と金の
無駄になります。また河合のパスラインシリーズも同様おすすめできません。
理由はレビューを見てください。
本を読むのが苦手な人にお勧め。 文字を読むのが苦手な私にとっては、歴史の流れがわかりやすく理解できてよかった。
公務員試験を受けるための、下準備になりました。
漫画という点は評価します。 世界史や日本史というのは、地理と違って興味の有無で選択する科目
です。歴史に興味のない人が、選択しなくてはいけない場合に、アの本
は「勉強するきっかけ」としては最適ではないかと思います。
ただ、内容で選ぶのは避ける事をお勧めします。
あくまでもきっかけとしてお読みください。
ハマれば最高! 先に言っておくと、マンガの絵はかなり下手です(更に時代ごとに書き手が変わり、タッチも激変します)。また内容はおそらく足りなかったり偏ったりしています。 しかし、世界史がまったく頭に入っていない人間にとっては、世界史の「軸」をビジュアルで覚えられる便利な一冊。後は、その幹から枝を伸ばしていけばいいだけの話です。高3の夏休み前模試の偏差値40を11月模試で70前後まで上げてくれた、僕の恩人です。ただ右脳派でないと、キツいかも・・。
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[ 大型本 ]
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一冊でわかるイラストでわかる図解世界史―地図・イラストを駆使 超ビジュアル100テーマ (SEIBIDO MOOK)
・成美堂出版編集部
【成美堂出版】
発売日: 2006-08
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 1,000円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・成美堂出版編集部
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カスタマー平均評価: 4.5
偏った歴史本。印象操作。 非常に良く書けていて素晴らしいです。
図解を使って、大学生の自分にも非常によく理解できます。
しかし、日本と中国朝鮮の関係する歴史になると、明らかに「嘘、偏り」が混ざっています。
なぜ「嘘、偏り」が混ざっているのか、それは皆様のご想像でお任せします。
1:フビライ(元)は日本に「修好を求める国書を送った。鎌倉幕府がそれを断った」とありますが、これは嘘。→日本に「中国(元)の属国になり、朝貢しろ!と脅迫した」が正解。もちろん鎌倉幕府は拒否。
中国(元)の人質である高麗の王子が、フビライをそそのかして「文永、弘安の役」が始まったのです。この戦争の主力は元軍ではなく高麗軍です。
2:国際的な非難を浴びた「南京事件」?これ中国共産党の捏造事件だろ。なぜ書く?
3:文化大革命について「毛沢東は文化大革命を起こした」としか書かれてない。史上最悪の大虐殺、文化大革命について言及なし。
捏造事件を記述して、史上最悪の大虐殺を記述しない。完全に「嘘」「偏り」です。
4:一番、腹立たしいのは「日露戦争は列強の代理戦争だった」という文章。
自虐教育、自虐史観。
「侵略してきたロシアを迎え撃った戦争」を「代理戦争」と呼ぶのでしょうか?英国とユダヤ人シフは、共通の利益のために日本を支援しました。「支援」と「代理」は違います。
ナポレオン戦争を「フランス革命の理念をヨーロッパに広めた」と書くならば、
日露戦争は「白人の有色人支配を崩し、全アジアアフリカとロシアの圧政下にあった国家を勇気づけた、日本国存亡のかかった戦争」と、これくらい書いて欲しい。
他にも「嘘」「偏り」は沢山あります。
(例「百済と日本は同盟」嘘。→「百済は日本の属国」が正解。)
これ以上は書ききれないので諦めます。
読書後
「中華帝国、中華秩序、朝鮮半島『植民地』化、南京事件、東アジア共同体、毛沢東の文化大革命に言及なし」
書いた人の頭の中が良くわかる本でした。
日本人が知らねばならない慰安婦問題 この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。日本の反日学者や韓国の学者ですら「戦場で商売していた売春婦」として問題にしなかった。「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。
本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞 現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。その朝日新聞は現在、「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」と言っている。人間ここまで汚くなれるのだろうか?ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。それが責任のとり方じゃないのか?朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
悪質な多事争論 3月5日のTBS・NEWS23の多事争論で筑紫哲也氏は、慰安婦問題での安倍総理の答弁について「業者にそういうこと(強制連行)をやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いてもわからない説明であります」と述べている。まず安倍総理はそうは述べていないし、「やらせ」た証拠もない。通達の1枚たりともない。「悪質な業者を取り締まれ」という通達ならある。発言を捏造しておいて、日本人が聞いてもわからないとしている。汚いとしか言いようがない。慰安婦問題については、小林よしのり著『戦争論2』の「総括・従軍慰安婦」だけでいいから、ぜひ読んでほしい。
たしかにたのしい 地図と歴史はいつみても飽きない。
子供の頃大きな紙をつないで部屋中に地球を書いたことを
おもいだした。
一冊であれもこれももりだくさんでたのしませてくれる
イラストもうつくしい。
この一冊推薦します。
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[ 単行本 ]
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大清帝国と中華の混迷
・平野 聡
【講談社】
発売日: 2007-10-18
参考価格: 2,415 円(税込み)
販売価格: 2,415 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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・平野 聡
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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そうだったのか! 現代史 パート2
・池上 彰
【ホーム社】
発売日: 2003-03
参考価格: 1,785 円(税込み)
販売価格: 1,785 円(税込)
中古価格: 700円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・池上 彰
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カスタマー平均評価: 5
教科書にしてほしい パート1と同じく、非常にわかりやすい。
近代史の重要なことがほとんどわかりますし、さらに深く掘り下げて勉強したい人にも、全体の大きな流れをつかむ助けになる。
教養書として最適。
コラムもおもしろいので、読み物としてもおもしろい。
インデックスを頭の中に作るのに非常によい なかなか良質な現代世界史の説明書だと思う.体系的に説明するというものではなく,ニュースで表面だけが大きく取り上げられた事柄の背景を丁寧に説明するという体裁になっています.国際問題を考える時のインデックスを頭の中に作るのに非常によい.
書き方のスタンスだが,本書は「殺したヤツが悪い」「無力なヤツは善人」などという素朴でおめでたい立場はとっていない.例えば,「戦争やテロによってどれだけの被害が生じたか」という側面だけではなく「誰がテロや戦争の原因を作ったか・求めているか」という側面にもきちんと言及しているし,無能な権力者が保身に走るとどれだけの被害が生じるかも描写されている.1990年代半ばの駐ミャンマー日本大使だった某氏にいたっては,軍事政権の説明のくだりにおいて実名で著書の内容の紹介(実質的に人間性批判)がされている.
内容の骨子に関しては文句なしなんだけど,一つだけとんでもない欠点が本書にはある.それは校正の甘さ.例えば評者が持っている第一刷では,動詞の送りがなが妙だったり,「前アメリカ大統領」などというすぐに使えなくなる肩書が使用されていたり,「金日成」に「キムジョンイル」と仮名がふられていたりといった具合に.このあたりの問題があることを認識した上で読むのであれば文句なしの一般向け良書だと思います.
朝日新聞と慰安婦問題 現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。その朝日新聞は現在、「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」と言っている。人間ここまで汚くなれるのだろうか?ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。それが責任のとり方じゃないのか?朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
早慶は近現代史ってのを出すぞ・・・(笑)(;'Д`)ハァハァ (;'Д`)ハァハァ 政治経済やら現代社会にも役立つ。
9・11やイラク戦争・日本人拉致など・・・事件の羅列ではなく
何故・・・起こったのが掴める。
週刊こどもニュースの記者さんが分かりやすく解説
してくれているだけに、Fランカーの皆さんでも
楽しんで読めます・・・。
まあ・・・読まないやつは・・損するけど・・
まっいっか。
写真もいいが、地図をもう少し掲載してほしいな 本書は近年テレビニュースで扱われることの多いテロや紛争の背景にある現代史を分かりやすく解説してくれる。パート1同様に読者にフレンドリーな説明は、毎朝の新聞記事を身近にさせてくれるだろう。「過去」が分かれば「今」が分かるのはまさに本書の目的とするところであろう。内容のレベルは高校での現代社会や近現代史程度であるが、「POINT」や「現代史こぼれ話」などテーマの補足がつけられて読み応えある構成になっているのは評価できる。本書には最低限の地図と写真も添えられているのはいいのだが、中東問題の章にはもう少し歴史変遷を記した地図が欲しかった。これは池上の他の著作を買うことが望ましいのだろう。詳細な歴史地図は本書のような現代史を理解するのに絶対に必要であろう。とにかく入り組んだ国際社会の背景を読み解くためには、一つ一つの基本的な知識は必要であろう。本書だけでは複雑な今日を理解するのには不十分であるかもしれないが、その理解の第一歩にはなるだろう。しかし、この一歩は、そのような国際社会に我々日本人がどのように関与しているのか、という大きな問いの一歩となるだろうと思います。
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