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[ 単行本 ]
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KGB衝撃の秘密工作〈上〉
・パヴェル スドプラトフ ・アナトーリー スドプラトフ
【ほるぷ出版】
発売日: 1994-12
参考価格: 2,854 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 900円〜
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・パヴェル スドプラトフ ・アナトーリー スドプラトフ
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カスタマー平均評価: 5
特殊工作員、晩年の暴露 トロツキー暗殺、原爆スパイ団を指揮した伝説的KGB工作員パヴェル・スダプラトーフの50年に及ぶ秘密警察職員としての回顧録である。
本著は1994年に出された英訳版からの翻訳(露語原本は1996年)で、訳書で省かれがちな注や索引までがしっかりとしている。
90歳まで生きたスダプラトーフの回顧録は直接日本には触れていないが日本に影響の深い事例もあるので実に興味深い。
また近年ロシアで再評価されてきてるナウム・エイチンゴンについてはくわしく1章を割いているのでこのなぞの人物の背景を知る手がかりになるであろう。
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[ 文庫 ]
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不滅のネービーブルー―どん亀艦長海軍英傑伝 (光人社NF文庫)
・板倉 光馬
【光人社】
発売日: 1994-09
参考価格: 489 円(税込み)
販売価格: 489 円(税込)
中古価格: 224円〜
( 通常2〜3日以内に発送 )
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・板倉 光馬
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カスタマー平均評価: 5
野中五郎少佐の話に感動☆ 数々の海軍英傑の逸話をちりばめた、実に味わい深い本です。 特に著者の海兵同期(元々は二期先輩)一式陸攻指揮官野中五郎少佐(戦死後大佐)の物語は、感動を覚えずにいられませんでした。 どんな苦境においても絶望せず、ひたすら最善を尽くした野中少佐の人となりを紹介して下さった著者板倉少佐に感謝します。
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[ 単行本 ]
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プリンス近衛殺人事件
・V.A. アルハンゲリスキー
【新潮社】
発売日: 2000-12
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 185円〜
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・V.A. アルハンゲリスキー
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カスタマー平均評価: 4
シベリア抑留の全貌が今明らかに サスペンス小説の様なタイトルだが、膨大な資料に基づく実話であり、原爆犠牲者数を遙かに上回る、民間人を含めて200万人以上という日本人シベリア抑留の実体を明らかにした第1級の資料である。近衛文麿の嫡男にして、細川護煕元首相の叔父にあたる、主人公近衛文隆がいかに逮捕拘留され、極寒の収容所でどのような扱いを受けたのかをたどりつつ当時のソ連や軍部の体制を暴露、弾劾する書である。
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[ 文庫 ]
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零戦燃ゆ〈1〉 (文春文庫)
・柳田 邦男
【文藝春秋】
発売日: 1993-06
参考価格: 509 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,500円〜
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・柳田 邦男
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カスタマー平均評価: 5
太平洋戦争ものにはまるきっかけの本です。 太平洋戦争関係の本にはまるきっかけになった本です。
ノンフィクションであるため、全体として日本の負け方がこれでもかという感じで描かれています。そのためなぜこのような戦いをやってしまったのかということで、以後いろいろな太平洋戦争ものの本を読みました。
本書の内容として、最初は米国のグラマン社での戦闘機の開発物語りなどがあり、日本の零戦の開発との対比などもありました。技術者としては設計思想の違いで、参考になる点がありました。後半では、戦争における実際の作戦のようすがメインとなり、開発物語りが少なかったため若干もの足りない点があります。
文庫本で6冊で、分量は多いですが、太平洋戦争の海軍の戦い方について貴重な歴史であると思う。
ヒコーキ好きにはお勧めです。
これは小説というよりルポルタージュ 文庫本で二千ページを越える大著。綿密な調査によって調べられた膨大な数のパイロットたちの実名と戦いぶりが詳細に語られ、それを主軸として太平洋戦争の経緯が表れてきている。これは歴史書や小説ではなくルポルタージュの形式である。著者の柳田氏の問題意識は、あとがきの「この国では徹底した調査というものがこれまでになされたことがあっただろうか」という言葉に端的に現れている。事実から真剣に学ぶことのない日本人の悲劇がつづられている。 内容は、第3巻にして早くも悲惨の一言であり、読み続けることに苦しみを感じるほどである。これを読んで、航空戦というものが理論と計算に則ったものであり、航空機の開発から戦術まで含めると、実にシステマチックなものであることがよくわかる。そちらにパイロットの高度な技量とこの時代独特の張りつめた精神主義が加わって、ステレオタイプ化された「愚かな戦争」という表現ではあらわせられないものが見事に表現されている。言い換えれば、「戦争」は愚かな企てであるとしても「戦闘」には合理的な計算が必要であるわけだ。無為無策の精神主義のうちに負けていったという単純なものではなくて、合理的に計算し、総力を挙げた努力をし、超人的努力と技術と天才的ひらめきと勇気のすべてを傾けて戦い、全く勝算なく完膚無きまでに津波に飲み込まれるように負けて屍となっていったのである。「ダメだったから負けた」のではなく、すばらしい力を発揮して、しかもひねりつぶされるように負けたことに戦慄を感じる。そして、その背景にある日本のくらい部分が、今
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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新女性を生きよ―日本の植民地と朝鮮戦争を生きた二代の女の物語 教科書に書かれなかった戦争・らいぶ
・朴 婉緒
【梨の木舎】
発売日: 1999-11
参考価格: 2,100 円(税込み)
販売価格: 2,100 円(税込)
中古価格: 3,300円〜
( 通常4〜5日以内に発送 )
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・朴 婉緒
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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KGB 衝撃の秘密工作〈下〉
・パヴェル スドプラトフ ・アナトーリ スドプラトフ
【ほるぷ出版】
発売日: 1994-12
参考価格: 2,854 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,524円〜
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・パヴェル スドプラトフ ・アナトーリ スドプラトフ
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カスタマー平均評価: 5
対米工作の奥深さ この下巻はどちらかというと戦後の話である。
戦後どのように原爆スパイの工作をしたとか、ベリヤ追放の際に自身の逮捕されたなどの話が中心である。
以前から疑惑の人とされてきた、ハリー・ホプキンスや原爆の父、オッペンハイマー、ソ連スパイ、アルジャーヒスなどの米政府高官の名前が連なる。
2章にかけてベリヤ追放の経緯と自身の獄中生活が書かれてる。
付録として『カチンの森事件』に関する1940年3月5日政治局決定の日本語訳全文等の機密資料が記載されている。
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[ 単行本 ]
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ママでなきゃ、だめ!―ワーキング・ウーマンの子育て戦争
・黒田 あゆみ
【マガジンハウス】
発売日: 1992-04
参考価格: 1,223 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・黒田 あゆみ
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カスタマー平均評価: 4
今でも充分参考になります NHKの黒田アナウンサーが、こんな大変な経験をして仕事と育児をしていたとは知りませんでした。1992年の出版ですが、2005年の今に読んでもそのまま役立ってしまうのがすごいです(笑)。保育園をめぐる状況は、そんなに変わっていないんですね。また、著者やそのご主人の考え方がとても堅固で、時代を超えて通ずるものがあるのかもしれません。 中身は、育児ってこんなにおもしろかったんだという有名人のオヤバカ本ではなく(そういうのはそういうのでおもしろいが)、子どもの預け場所をどのように苦労して探したか、また、そうして勤め続ける中でどのように悩んでいったかを中心に書かれています。そんなことまでして預けて・・・人によっては非難めいたことを言われそうなことですが、よく書いて下さったと思います。 徐々にとはいえ母親が働くことの理解はやはり進んできていることを感じるこのごろですが、こういった先達の方がいたからこその今があるのだな、と思わせた一冊でした。
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西南役伝説
・石牟礼 道子
【朝日新聞社】
発売日: 1988-01
参考価格: 1,008 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 300円〜
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・石牟礼 道子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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日本の古都はなぜ空襲を免れたか (朝日文庫)
・吉田 守男
【朝日新聞社】
発売日: 2002-07
参考価格: 672 円(税込み)
販売価格: 672 円(税込)
中古価格: 232円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・吉田 守男
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カスタマー平均評価: 5
極秘情報 目から鱗といった気がしました。前から京都に空襲がなかったのは、米国が日本の文化を理解して守ったからだと昔聞いたことがあります。しかし京都や奈良の他にも有名な古都や文化遺産があるところに戦火があったのかが疑問に感じました。本書によれば、京都以外にもそういったデマが流布していたことと米国側の情報工作により事実が隠されていると指摘されています。そもそも資料辿ると降伏しなければ、京都に原爆を落とす予定だったようです。
原爆投下の候補地だった京都 日本の古都が空襲を免れた理由は、鎌倉・奈良の場合は人口が少なく特別な軍需工場がなかったため、会津若松の場合はレーダーが作用しにくい地形であるため、京都は原爆投下の候補地だったからである。そう言った単なる軍事的理由が、占領政策を円滑に遂行するため、GHQの民間情報教育局によって、貴重な文化財を守るために空襲しなかった(=ウォーナー伝説)と言う理由に置き換えられてしまったのである。また、当時の日本人にそれを信じてしまいたくなるような下地が存在した点も指摘されている。丹念な資料の検証によってこれらの事実を洗い出した著者には敬意を表する。本書は1995年に刊行された『京都に原爆を投下せよ』の再刊であるが、私は今頃になって初めてここに書かれている事実を知ったのである。私のようにウォーナー伝説を信じている人がいまだに多いように思えることからしても、より多くの人たちに読んで欲しい著作である。
私も「デタラメ」を信じていました 私は、中学の歴史の授業で「戦争中、米軍は日本の文化財を守るために京都を空襲しなかった」と確かに習いました。この本を読んで、それがデタラメであり、占領軍の対日政策によるプロパガンダであることを知りました。7年前、この文庫本の前身の単行本が出た時目にとまらなかったのが実にくやしい。デタラメを信じていた期間が短くてすんだのに。 恐るべきは、占領政策の影響です。作者によれば、アメリカ映画輸入超過も占領期間中、アメリカ映画ばかりを見せられたことに起因しているそうです。ようするに「刷り込み」ですね。 それにしても、真の学者の仕事はこういうことなのだ、とつくづく思います。 どうでもいいことですが、この本で、現在の「不幸の手紙」によく似た「幸福の手紙」というものが戦前にあったことも知りました。
矢代幸雄に興味がある方は必見です 「京都や奈良は文化財が沢山あるから、空襲されなかった」という言説は真実では無い。このことを、この本はアメリカ側の公文書などの史料を用いてぐいぐいと解き明かして、一気に読ませます。 ラングドン・ウォーナーこそが京都や奈良に爆弾を落とさないように米軍に進言した恩人である、と宣伝しまくったのはと言えば、美術史家の矢代幸雄ですね。それが間違っていたとなると、これまで矢代幸雄が書いてきたことを信じてきた人には悲しいことかもしれない。けれど著者の吉田氏は、当時の矢代や他の日本人には知り得なかった事実にアプローチすることで、その裏を暴いてみせる。実は、この著作が1995年に単行本で出たときのタイトル『京都に原爆を投下せよ』に見るように、吉田氏のテーマは京都が焼け残った経緯を探ることにあるようですが、それに伴って《ウォーナー伝説》の陰に隠れた米軍の戦時プロパガンダも明らかにされてゆく。戦中・戦後の文化財保護や矢代幸雄のことに興味があっても、『日本の古都はなぜ空襲を免れたか』という題名では見逃してしまうかもしれないけれど、この本は、そういう人にこそお薦めです。
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[ 文庫 ]
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零戦燃ゆ〈2〉 (文春文庫)
・柳田 邦男
【文藝春秋】
発売日: 1993-06
参考価格: 509 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・柳田 邦男
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カスタマー平均評価: 0
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