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[ 単行本 ]
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CIAは何をしていた?
・ロバート・ベア
【新潮社】
発売日: 2003-02-17
参考価格: 2,415 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 115円〜
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・ロバート・ベア
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カスタマー平均評価: 4.5
映画化決定 本書をモデルにした映画(シリアナ)化も決定しました。
出演者がどの役でもいいからとこぞってこの映画に出演したがったことからも
この本に対する関心の高さが感じとれます。
こんなこと暴露しちゃって良かったのかなって思える本です。
優秀なエージェントの栄光と挫折 とても面白い本です。「事実は小説より奇なり」を地でいっています。著者の半生が包み隠さず語られますが、読者の視点により「スパイ小説」「エージェント就職本」「イスラム入門」とさまざまに姿を変えうる著作です。墨が塗られていますが、これが修正無しで出版されたUS本国もすごい、と思いました。それと、この本が出版されたあとののCNNニュースでイラク関連で「・・・とこのようにCIAは頑張っています・・・」と報道されていたのを見て、ちょっと笑ったのと同時にこの著書の影響力を思い知らされました。値段に比べて決して内容に遜色はありません。是非買うべし。(借りてもいいけど・・・)
裏話はおもしろい すべて真実が語られているのかどうかは分からない。だが本書はおもしろい。結局は国際政治というのはそのときそのときの時局での判断で決まっていくのだ。これが正直な実感。あまりにも利害関係が錯綜すると、もう何を優先させればいいか分からなくなる。ブッシュ大統領や小泉首相の気持ちがよくわかる。 本書はCIAにあってとにかく最前線の現場にいないと気が済まないケースオフィサーである作者が、どのように現場をはいずり回って自分の考える国益のために働いたか――という実録。これだけ現場に張り付いていてよく死ななかったなというほど、危ない地域で働いている。とにかく裏話は面白い。
タイトルと内容が一致してない この本は、CIAの“ことなかれ主義”を内部告発した本だと思って買いました。 それと、この本を読めば9.11をCIAが止められなかった理由が分かると思って買いました。 でも、本の大部分はロバート・ベアの活動日記がしめています。 こちらが読みたい内容、“CIAのことなかれ主義”については、最終章の後半に少しだけ載っている程度でした。ちょっと期待ハズレ。 サギとは言わないけど... ちょっと・・・本の売り文句と内容にはギャップがあります。 タイトルは「ロバート・ベアの活動日記」。あるいは「ロバート・ベアは何をしていた?」が正解だと思います。 でも、本の内容がつまらなくはないので、そういう意味で星4つです。
組織腐敗を内部告発 元エース級のCIA職員が明かす、CIAの官僚化、事なかれ主義による組織弱体化の内部告発書。 現実はスパイ映画よりも時に激しく、時に情けないものだった...。 内容の全てが事実か否か、読者には知る由もないことだが、当局の検閲によるスミ塗りが本文内にそのまま残る本書は、何故、アメリカが9.11を防ぐ事が出来なかったのか、その一端を垣間見る事が出来る衝撃的内容になっている。 (登場する人名からページを逆引き出来る人名索引が巻末に付いている。こういう気遣い、結構助かりますよね。)
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[ 文庫 ]
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陸軍よもやま物語―用語で綴るイラスト・エッセイ (光人社NF文庫)
・棟田 博
【光人社】
発売日: 1993-04
参考価格: 693 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 95円〜
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・棟田 博
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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慰安婦たちの太平洋戦争―闇に葬られた女たちの戦記〈沖縄篇〉
・山田 盟子
【光人社】
発売日: 1992-06
参考価格: 1,733 円(税込み)
販売価格: 1,733 円(税込)
中古価格: 488円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・山田 盟子
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カスタマー平均評価: 1
この本は・・・ 証拠を何も上げず、全て証言等で固められてます。
まぁ電波浴がしたい人にはお勧めできますが、
流されやすい人は読まないほうが良いでしょう。
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[ 文庫 ]
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ドキュメント戦艦大和 <新装版> (文春文庫)
・吉田 満 ・原 勝洋
【文藝春秋】
発売日: 2005-10-07
参考価格: 620 円(税込み)
販売価格: 620 円(税込)
中古価格: 1円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・吉田 満 ・原 勝洋
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カスタマー平均評価: 5
大和の最後 戦艦大和の沖縄特攻を描き出した作品です。大和側乗員、アメリカ側飛行機搭乗員などの証言を元に組み立てられています。大和は超弩級戦艦で、巨大ですから、艦の各配置の乗員の証言が集められ、非常に立体的な記録となっています。戦闘は、常に混乱状態でしょうから、各証言の食い違いもそのまま記載され、その混沌ぶりがわかって興味深く思いました。この戦いは、飛行機対戦艦の戦いで、空対海の戦闘がどういうものかもよくわかるようになっています。非常に多くの証言を集めており、それを巧みに整理していて、労作だと思いますし、戦闘を伝えるものとして、とても良い本だと思いました。
綿密な資料と60名を越える生存者の証言に注目。 日米両軍の綿密な資料と60名を越える生存者の貴重な証言で戦闘の一部始終を立体的に構成。簡潔にして克明な描写に息を飲んだ。数次に亘る米艦載機の攻撃を受けること約2時間、大和は航空魚雷10本、爆弾数発を被弾。必至の復元作業の甲斐なく艦内の防水区画は破綻し、海水は怒涛の如く渦巻く。4月7日午後2時21分、ついに戦艦大和は九州南東坊の岬沖に沈んだ。1機の飛行機の援護もなしに水上艦艇のみによるこの無謀な沖縄特攻の結果、連合艦隊は戦艦大和をはじめ、軽巡矢矧、駆逐艦4隻を失い、3,721名の戦死者を出した。対する米軍は出撃367機中、わずかに撃墜6機、戦死者14名のみだった。制空権を持たない艦隊がいかに脆いか日本海軍は海戦当初、真珠湾でまたマレー沖で実証済みであったことが恨めしい。戦艦大和は史上最大にして世界最強の戦艦として生まれたが、既に戦いの主流は航空機を擁した機動部隊の海戦にになっていた。米戦艦群との砲戦を交える夢も叶わず、大和の沈没は大艦巨砲時代の終焉を告げ、七つの海洋に君臨した戦艦の時代は幕を閉じた。
その場の事実は真実 大和の沖縄特攻の決定から沈没、その後についてを描いています。
タイトルの「ドキュメント」という言葉に何となく違和感を覚えて、「そのうち読む本」の中に放置していたのですが、まさにドキュメントでした。つまり日米の兵士の報告や証言を集め、時系列に並べており、著者の主観を極力控えているからです。
そのため人によって事実の認識が異なるのですが、食い違いを指摘した上で、そのまま掲載しています。生き残った日本兵の証言も様々な本、雑誌、新聞などから集められ、その場にいた人の証言は生々しく、その場の事実は真実といえるでしょう。
P.260には様々な証言で得られた大和の被弾位置を示した図があります。読み進む際にはこの図があると理解しやすいと思います。
絶対に読むべき一冊 なぜ大和が建艦され、なぜ沖縄特攻という愚行が実施されたのか?
それはなぜ太平洋戦争が始まり、なぜ敗れたのかという問いの答えにもなっている。
特に最前線で闘う兵ではなく、安全な場所にいる者達から威勢の好い意見が出てくるのか?
今でも日本の社会のあちこちで見られる風景である。そして、その結果について、それを決めた人間達は責任逃れをする。
これを読めば「戦艦大和」は米軍に沈められたのではなく、日本帝国海軍に沈められてと思うだろう。
陸軍が愚かだったことは周知の事だが、海軍も愚かだった事を証明してくれる作品。
そして、日本人が全員愚かだという事が分る作品。決して60年前の事ではなく、今の日本人も愚かだという事を教えてくれる一冊。
「戦艦大和」の詳細記録に「ヒロシマノート」を思い出す。 戦艦大和生存者の証言と日米の保存資料を元に、その特攻作戦の経過詳細記録を「作戦準備」「作戦発動」「米攻撃隊来襲」「戦艦大和沈む」「戦いのあとに」の5項目に整理し纏めた書である。その記録には取材した人名や起きた時間が明示され、作者の主観を排除している。記録内容は事実を淡々と記載するに留め、小説に見られる読み手への配慮は薄い。本書の記載内容は、「時間」「事象」「証言者」を軸としたデータベースともなり、本書を元に多方面から本特攻作戦を整理することが出来る。
作者は乗員生還者の一人であり、記録を淡々と記録する中にも、戦艦大和内での戦闘の様子が生々しく描かれている箇所が随所にあり、「米攻撃隊来襲」「戦艦大和沈む」の項では「ヒロシマノート」の情景を思い起させる。
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[ 文庫 ]
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潜水艦戦争 1939‐1945〈上〉
・レオンス ペイヤール
【早川書房】
発売日: 1997-08
参考価格: 777 円(税込み)
販売価格: 777 円(税込)
中古価格: 5円〜
( 通常4〜5日以内に発送 )
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・レオンス ペイヤール
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カスタマー平均評価: 5
意外なWWU海戦史 潜水艦という視点から描いたWWU海戦史。たとえば地中海の戦いなど、数ページの中に概略が述べられていて、わかりやすい。ジブラルタル・アレクサンドリアとマルタ島といった大戦略地図がすっと頭に入る。英独の戦いは、つまるところ通商路・補給路の攻防であった。 だから潜水艦戦についての理解が、戦争全体の理解につながる。 大西洋・地中海の戦いがよくわからん、という方にオススメ。
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[ 単行本 ]
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戦争中の暮しの記録 保存版
【暮しの手帖社】
発売日: 1972-08
参考価格: 1,631 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,300円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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敗北からの創作
・明川 哲也
【幻冬舎】
発売日: 2004-06
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 644円〜
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・明川 哲也
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カスタマー平均評価: 5
こんな本もあるんだ・・・ 私は明川哲也さんの著作が大好きです。『食べる―七通の手紙』ではユーモアのセンス、深い思考、経験が 折り重なった文章にとても影響を受けましたし、『ティーンズメール』での女子高生の人生相談に対して 「悩みを表現していくことでパラソル画家になる」という物語を作って温かく励ます、この文章は宝物として 持ち歩いているくらいです。その明川さんが9.11や、アフガン、イラク戦争、アメリカ、ブッシュ、国連、政治という領域に踏み込み、 意見を述べる、ということで、これはなんだろう?どんな結論になるのだろう?という思いで手をとりました。 9.11を実際にNYで迎えた明川氏。もちろん、経験が真の意見への条件ではないでしょうが、実際に経験をしているからこそ、 悩みぬく、そうした姿勢は非常に新しいです。この本の2/3はどうしてよいかわからず悩む「敗北」と、 ブッシュなどに対する思いで彩られています。イラク戦争、ブッシュなど賛成できないに決まっている、だからといって 反戦運動の方向性も何か違う、相互に加害者であり被害者であり、しかも死ぬ人は無実の人々、という複雑な問題に、 敗北を唱えるのは本当に正直なことだと思う。そして、ああでもない、こうでもない、と考える、ここまで突き詰めて 考えることもなかなかできない。また、ブッシュなどに対する情報はかなり多く、日本のメディアが語らないレベルで 記され、メディアの裏側までおっている。これはノーム=チョムスキーの引用が多いことからも知られる。 そして、後半、ある、一つのフレーズを答えとして導き、具体策を提案する。ある意味で非常にばかげていて、しかし、 本当に素晴らしいと思いました。私も、実践したいと思います。非常に心に残るフレーズでした。 明川哲也さんから、日本の人々への、この手紙を、どうか読んでみてください。
最高!! 9.11の事が私の中でモヤモヤしていました。だからといって他の方の本は読む気にならなかった。この本を読んで知りたかった事がわかりやすく、頷きながら読みました。もう、 最高!平和に至る道はない 平和とはまさにやり方なのだ!!この言葉が大好きになりました。幸福やアート、憎悪にも置き換えられます。 素晴らしい一冊ですので、おすすめします。
噂の本は、やっぱり面白かった! これは、よくあるブッシュ批判本でもなければ、海外事情をお勉強する本でもありません。わたしにとって平和って何? わたしが世界とつながるにはどうしたらいいの? という読み手の疑問に、具体的なヒントを与えてくれます。この本の主語は、常に「わたし」。ひとりひとりにもできることがあるよ、っていう視点が新鮮でした。 それに、文章が面白い! よくぞここまで書いた…という体験談や、目からウロコの指摘もあって、エッセイとしても最高に楽しめます。私は一晩で読了しました。この本、口コミで人気が高まりつつあるって聞いたけど、思わず納得。
アメリカを変えるには・・私たちができることは? 元叫ぶ詩人の会「ドリアン助川」こと、明川哲也のアメリカ3部作最終作品。 読み終えると、過激な帯に反して、なぜか不思議な読後感を感じてた。 明川氏はこれまでの自分の経験の中からアメリカを、そして今の社会をとつとつと記していき、最後には「創作によってアメリカを世界を変えよう」と訴えている。 しかもその創作というのが「私たち市民ひとりひとりが1通の手紙を書くことによって、それぞれの創作が作品となり、世界を変えるん」だと。 この本を読んで、読者が本当に明川氏の呼びかけに答えられるのか。 なんだか、とっても気になる。 本当に1万通もアメリカにこの手紙が飛んでいったらと想像するとちょっと素敵かもしれない。 私?とりあえず一通出してみました。
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[ 文庫 ]
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雲ながるる果てに―戦歿海軍飛行予備学生の手記
・白鴎遺族会
【河出書房新社】
発売日: 1985-07
参考価格: 504 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,200円〜
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・白鴎遺族会
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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写真 太平洋戦争〈第1巻〉ハワイ作戦・南方攻略作戦 (光人社ノンフィクション文庫)
【光人社】
発売日: 2003-07
参考価格: 900 円(税込み)
販売価格: 900 円(税込)
中古価格: 318円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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シークレット・パワー―国際盗聴網エシェロンとUKUSA同盟の闇
・ニッキー ハーガー
【リベルタ出版】
発売日: 2003-07
参考価格: 3,990 円(税込み)
販売価格: 3,990 円(税込)
中古価格: 1,800円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・ニッキー ハーガー
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カスタマー平均評価: 5
斬新な視点 最近では、「エシュロン」についての本も多数出版され、国際諜報同盟についての情報も多くなった。その点で、エシュロンの実態について暴いた本書の意義は、執筆当初と比べると減じているのは事実である。 他方、ニュージーランドという、日本にとっても国際政治学を勉強している者にも、あまり馴染みのない国が、どのようにエシュロンに参加しているかに焦点を当てた本書は、非常に斬新である。 また、米国と同盟関係にありながらも、米英加豪NZの「アングロサクソン同盟」であるエシュロンでは、周辺的な位置づけに過ぎず、むしろ、諜報対象にすらなっている日本の現実についても言及がなされており、国際政治の厳しい一面をわれわれに教えてもいる。
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