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[ 文庫 ]
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陸軍特別攻撃隊〈第3巻〉
・高木 俊朗
【文藝春秋】
発売日: 1986-08
参考価格: 567 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 685円〜
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・高木 俊朗
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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「南京虐殺」の徹底検証
・東中野 修道
【展転社】
発売日: 1998-08
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 100円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・東中野 修道
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カスタマー平均評価: 3
プロパガンダ「南京大虐殺」検証のための必読書の一つ 現在のプロパガンダ「南京大虐殺」研究の第一人者である東中野修道氏の第一歩として、「南京」検証の入門本として紹介されていたりするが、初級者向けというより初?中級者向けだと思う。
個人的には、
初心者はシンプルにまとめた「再審『南京大虐殺』」竹本忠雄・大原康男著、より詳述した「南京事件の総括」田中正明著と共に本書を読み、「仕組まれた“南京大虐殺”」大井満著などを読むべきかもしれない。
更に一歩進みたい人は、「南京事件・国民党極秘文書から読み解く」東中野修道著、「『南京事件』発展史」冨澤繁信著などに目を通すべきだろう。
もちろん、基礎知識を身に付けた人で、「とりあえず何か1冊」という人には、東中野修道氏の現段階の集大成である「再現・南京戦」をお薦めする。
一番丁寧に書かれた本 1937年(昭和12年)12月、日華事変において蒋介石の国民党政府の首都南京が陥落するとき、日本軍による残虐行為があったかどうかという検証である。
内容は第1章は当時のシナの状況と日華事変の勃発からその推移、第2章は南京攻略前の状況、第3章は陥落までの戦闘の推移、第4章は日本軍の捕虜の取扱い、第5?7章は文献の解釈、第8?9章は陥落後の城内外の戦い、第10章は捕虜の資格、第11?12章は南京安全地帯、第13章は食料・埋葬問題、第14?15章は「南京虐殺」の追跡調査と全体像を述べ、最後に付録として「ラーベ日記」を考察している。
かなり検証が細かいので「南京虐殺」問題に詳しくない読者には読むのが苦痛かもしれないが、9年前に書かれた本だが、地図や写真も載せられていて、この問題について書かれた本では一番丁寧に書かれた本ではなかろうか。今では北村稔氏の研究によって「南京事件」がイギリスの日刊紙「マンチェスター・ガーディアン」の特派員・ティンバーリーらを介してなされた中国国民党中央宣伝部の巧妙な戦時外交戦略であったことが確認されている。それがケ小平が1977年に復活してから中国共産党でも対日戦略の一環として再び取り上げられ、未だに続いているのである。
アクロバット的文体の否定論 内容を読みこなすのに非常に疲れる。書いてある内容が高度なので難しいのではない。論理をたどるのが困難なのだ。著者の得意な論法は書いてあることを少しずつずらした上で、こんなことはできない、とかこんなことはあるはずない、と否定に持っていくことである。
気が付くと否定した状況と素直に文章を読んだときの状況はずいぶん違っている。些細なことを理由に否定にもっていく場合も多い。最近、氏が告訴を受けている夏淑琴事件の場合もそうで、「日本兵が玄関を開けさせ、突然入ってきた。そして、いきなり家主を撃ち殺したという。これは問答無用の計画的殺害であったことを窺わせる」とある。これだけで計画的殺人と断定できないことは「窺わせる」と書いてある通りだが、「計画的殺人のはずなのになぜか、八歳と四歳の姉妹だけは殺されなかった」と続く。意味不明である。
こんな言い方をしないと否定出来ないとすればやはり虐殺はあったのだろう、としか思えない。
南京大虐殺の証拠に足りるものは無いのです 日教組とGHQの自虐史観を植えつけられた多くの国民に一読して欲しい書です。
著者らは、南京事件の証拠とされる関係各国の公文書、外国文献、外国報道な
どのオリジナル記録にを徹底的に所謂「南京大虐殺」は無かったと結論づけます。
純粋無垢な小中学生に捏造の歴史を教えるという、自らの国家に誇りをもつどこ
ろか逆に自国の祖先に軽蔑心を抱かせるという教育が、罷り通っていたことに憤
りを感じえません。余談ですが、虐殺人数の30万人という数字はアメリカが広島
への原爆投下の正当性を主張するために、この被害者数に並ぶ数を参照した節
がある事が渡部昇一氏の書に紹介されています。
南京大虐殺否定論の現状と本書 本書ではいわゆる「南京大虐殺否定論」が述べられている。しかし、一般的にいうならば、このような「否定論」は学術的には相手にされることはない。歴史学を志す者であれば、同書を学術書として読むものは居ないだろう。
著者の東中野修道は現在、同書における記述で裁判を起こされている。夏淑琴という南京大虐殺の被害者を、ニセ証言者よばわりした為である。既に中国・南京市の裁判所において名誉毀損が認定され損害賠償を命令されており、また、日本国内においても同じ内容を争点とした裁判が進行している。
この問題では、すでに事実関係として著者に非があることが明らかになっている。著者は、本来「銃剣で突く」と訳すべき「bayonet」という単語を「銃剣で突き殺す」と訳したことにより、間違った論理を構築してしまったのである。
著者はこのような間違った論理を提示し、名誉を傷つけてしまったにも関わらず、そのことに関して韜晦し、裁判を蔑ろにし、賠償金を支払いさえすれば良いというような態度を取っているようである。
つまり、著者は自身の論述に対して責任を全うしようとしないのである。「南京大虐殺否定論」が学術的に相手にされることがなく、且つ、同書が学術書として読まれることがないのは、このような著者の態度の反映だといえるであろう。
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[ 単行本 ]
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償いは済んでいる―忘れられた戦犯と遺族の五十年
・上坂 冬子
【講談社】
発売日: 1995-04
参考価格: 1,427 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・上坂 冬子
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カスタマー平均評価: 5
「戦犯」の悲しき歴史を開いた本 最近でも無いが、週刊誌で「経済敗戦のA級戦犯」という東京裁判と関係無い場面で使われている。私は極めて不愉快である。 しかし問題は果たして「戦犯」は悪いのか、否かである。この本を読めば「戦犯」は無辜の被害者であり、週刊誌の見出しに怒りを出すだろう。 例えば「戦犯」の中には肉を食事に出さない事が捕虜虐待に成り死刑判決を受ける人も居れば、捕虜に対し優しい目で接した人が無辜の罪を着せられて死刑になる人も居るのである。 週刊誌の編集者に問いたい、あなたは無辜の被害者に過ぎない「戦犯」を考えて「経済のA級戦犯」という目次を出しているのですか?、もし何も考えて居なければ勉強すべきです。
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[ 文庫 ]
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帝国陸軍の最後〈5〉終末篇 (光人社NF文庫)
・伊藤 正徳
【光人社】
発売日: 1998-05
参考価格: 730 円(税込み)
販売価格: 730 円(税込)
中古価格: 300円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・伊藤 正徳
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ひめゆりの塔をめぐる人々の手記 (角川文庫)
・仲宗根 政善
【角川書店】
発売日: 1995-03
参考価格: 651 円(税込み)
販売価格: 651 円(税込)
中古価格: 1円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・仲宗根 政善
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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長良川 (光人社NF文庫)
・豊田 穣
【光人社】
発売日: 1994-03
参考価格: 999 円(税込み)
販売価格: 999 円(税込)
中古価格: 330円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・豊田 穣
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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砂漠のキツネ
・パウル カレル
【中央公論社】
発売日: 1998-10
参考価格: 3,990 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,191円〜
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・パウル カレル
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カスタマー平均評価: 5
勇敢なだけではない真の男 もっとも偉大な軍人とは?と問われたとき、ロンメル将軍の名前を挙げる人は多いと思う。
彼が勇敢な将軍であったことはもはや言うまでもないが、彼の功績の中でもっとも大きなことといえば、やはり当時の戦時下において連合国捕虜を国際法に基づき人道的に扱ったことではないだろうか。
現代の戦争においても国際法は簡単に破られることは多い。捕虜の虐待や非戦闘員に対する残虐行為などは米軍ですらしばしば起こっている。
砂漠のキツネとよばれたロンメル将軍の素顔をよく捉えた作品だといえる。
ロンメル軍団の活躍と終焉 ロンメルをして砂漠のキツネと敵軍から言われたのですが、ロンメルに関する記述はむしろ少なく(個人的伝記ではない)、北アフリカでの戦闘を綿密な取材を基に史実に沿って描かれたドキュメンタリーです。北アフリカではイタリア、ドイツ、イギリスだけではなく、旧宗主国がイギリスであったインドやアフリカの国々の兵士が戦いました。また北アフリカにおける非常に紳士的な戦いが描かれてます。ユダヤ人部隊がドイツ軍の捕虜になっても普通に扱われたこと。ロンメルの進言に耳をかさずに失敗していくドイツ軍は、やはり当時現場軽視だったのでしょう。 この本の帯にはリリマルレーンの歌が載ってましたが、リリーマルレーンに言及するのもわずか数行です。
砂漠の英雄!! 砂漠を舞台にして活躍し、歴史に名を残す者の多くは戦争に絡んでいる。「アラビアのロレンス」(第一次大戦)、「砂漠のライオン」(イタリア軍、リビア進攻)、そして本書の「砂漠のキツネ」。チャーチルをして優れた指揮官といわしめた、エルウイン・ロンメル将軍の半生を見事に描いている。世界的ベストセラーになったのもうなずける時に敵将をも誉める「紳士」イギリス人であるが、最終的には勝利する。彼らの戦車はこの本にも登場するが、「マチルダ」(女のこの名)や「ファイアフライ」(ほたる)等弱々しいものばかりである。それが「虎」や「豹」の名のついた戦車に勝ってしまうのはやはり、イギリス人は侮れない国民であると感じてしまう。
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慰安婦たちの太平洋戦争―秘められた女たちの戦記
・山田 盟子
【光人社】
発売日: 1991-09
参考価格: 1,733 円(税込み)
販売価格: 1,733 円(税込)
中古価格: 1円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・山田 盟子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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それでもパパは生きることにした―死にたがる父たちの心の戦争
・風樹 茂
【青春出版社】
発売日: 2004-04
参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 100円〜
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・風樹 茂
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カスタマー平均評価: 4.5
お父さんたちの苦境 中高年の自殺率は90年に入って激増している。いったいなぜ? 経済不況、リストラ、生活不安…など、すぐに思い浮かぶ理由はあるが、ではなぜリストラされたらすぐに自殺へと思考回路が結びついてしまうのか、というところまではよくわからない。 本書は、おそらく丹念な取材をもとに、細部にいたっては著者の想像力でカバーしながらとても読みやすい物語ふうになっている。そして、仕事における苦悩から自殺へとお父さんたちを導く軌跡が鮮やかに浮き彫りにされる。自殺という考えは受け入れがたいけど、なるほど、こういう心境になって自殺へと踏み込んでいくのか、と。 そのプロセスを途中でさえぎるもの──3つの事例を通して、それは「家族」の存在である。とりわけ、「妻」による支えである。男性たちは自らの苦境を「妻」には、というよりは「妻」だからこそ打ち明けることができずにいたりする。けれど、結局妻と「苦境」を共有することによって、支えられ、乗り越えていくのである。 著者は明記していないが、これはまさしく<男らしさ>の問題である。いいかっこせずに自分のほんとうの気持ちをせめて「妻」に打ち明ける能力、これが大切だとこの本は主張しているように思える。
お父さんたちがんばれ!! 絶望に満ちたどん底の状況の中から立ち直ったお父さんたちをみて感動しました。彼らを絶望から救ったもの・・・それは家族。家族の一言で人間って変われるもんですね。家族の絆と暖かさを感じました。私は今大学生ですが、お父さんたちが苦境に立ち日々家族のために必死に闘っているのを気づきもしなかった自分が恥ずかしいです。そんなお父さんたちに『がんばれ!!』と言いたい。
人はひとりじゃない 信頼、勇気、つながり、それが3人の自殺未遂を描く本書に明るい 光を投げかけている。読後は、自分が再生したような不思議な感動が あった。うつ病者、自死に惹かれる人間には、是非読むことを勧める。 この著者の前作『ホームレス人生講座』は、日本人は無縁地獄 の中にいると書かれていた。本書では、誰も知人のいない田舎に 家を建て、職場でイジメラレ、妻との関係も壊れそうになる郵便 局員の苦しみが、それを象徴していた。 「宇宙の中にポツリと存在するようだ」というのは、私のように 田舎から出てきて、郊外に住む人間には、人ごとではない。しか し郵便局員は「命の電話」がきっかけになり、救われる。 また、人はいかにうつ病になっていくのか、そしてどのように うつ病から回復するのか、レストラン経営者の心の動きがとても 参考になった。妻の一言が夫を救うわけで、改めて、言葉の力、 そして人の自己治癒力を信じられる気がした。 最後の経営者の話は、子供=生命力により父親が救われる。 それぞれの3パターンは、今の日本の男たちを象徴しているのだろ う。 このように死と再生を正面から捉えたノンフィクションは貴重だ。
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[ 文庫 ]
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初めて人を殺す―老日本兵の戦争論 (岩波現代文庫)
・井上 俊夫
【岩波書店】
発売日: 2005-01
参考価格: 1,155 円(税込み)
販売価格: 1,155 円(税込)
中古価格: 450円〜
( 通常4〜5日以内に発送 )
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・井上 俊夫
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カスタマー平均評価: 4
カルチュラル本 日本の学問の世界、特に歴史学が統計や記述でなく、聞き書きだけで動くようになって久しいが、その典型的な依拠先となる書物。
個人の記述としての体験は興味深いが、それが普遍化されるシステムがよくわかる。
昭和30年代からこのような本は続けざまに出版され、「世界」にも何度も掲載されており、その異同を調べる上では興味深いか。
シンプル and ディープ 「反戦平和運動の活動家みたいな顔をしたいため」ではなく、
「中国に乗り込んでいった一人の無名戦士に問いかけるため」
という目的で書かれた本。
非常にシンプルで明瞭な文章と文章構成であり、
日常的目線で綴られているが、やはり内容が内容なだけに、
読者がそれぞれ受け止めるものは、心の底深くにもぐりこむであろう。
「俺が侵略戦争だと考えたからといって、決してお前たち(戦死者)を
冒涜したことにはならないよね」
という言葉は、
戦争を経験した者でなければ、簡単に言えることはできない。
また、慰安婦についての率直な意見が興味深い。
元兵士の視点として、大いに注目すべきところであろう。
「自由主義史観」者は絶対読まないだろうね! 学的誠実さを欠く「自由主義史観」=「新しい歴史教科書を作る会」の連中は、「ああ岩波ね!」と絶対峻拒すること間違いない!
このような地道な兵士、一般兵士の視点からは、小林よしのりらは《戦争》を見る事無く、軍事幕僚の立場から、軍事作戦称賛の「プロパガンダ」をいまだに送り続けている。
恐るべし「自由主義史観」というネオファシズム。
戦後生まれの方にお勧めします! 〜中国への従軍経験がある反戦派の詩人のエッセイです。どんなシリアスな内容かと思っていたら...関西弁のおもろい話がいくつも入っていて読みやすかったのでした。〜〜 その中にいろんな種類の戦争経験者のある日本人が出てくるんです(みんな実話です)。“同じ戦争”に行ってたのに、人によってこうも違うのかと新鮮な驚きを感じました。それは、たとえば、今の会社や学校なんかと似通っていて、「調子のいい出世希望者」や「やさしいやつ」「何をやってもへまをしてしまう奴」「やる気のない奴」「愚連隊上がりの奴」「〜〜金持ちの子」「女のことばかり考えてる奴(作者)」....と色々様々でした。 私の戦争観が、少し変わりました。より具体的でリアルになって気がしています。 これ読むと、“日本男子”の精神構造がなんとなく分かるかもしれません。 僕の学校や部活での体験や印象は、戦争当時の男のグループに通じていたのだなと思いました。〜
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