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日本史

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日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景 (シリーズ日本人の誇り)

[ 単行本 ]
日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景 (シリーズ日本人の誇り)

・楊 素秋
【桜の花出版】
発売日: 2003-12
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 999円〜
( 通常4〜5日以内に発送 )
日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景 (シリーズ日本人の誇り)
楊 素秋
カスタマー平均評価:  5
日本人に対する台湾人の敬意。そして心の絆へ
戦後教育を受けた全ての世代に読んでほしい真のメッセージがです。 台湾人である著者は、戦前の日本の統治が現在の台湾発展に寄与し た点を高く評価します。さらに、日本精神を肯定的に評価し、日本人が 卑屈になること無いという叱咤激励の言葉には、本当に涙が出ました。 現在、正式な国交がない台湾に、日本にこれだけの親しみを抱いてく れている人が多く居ること自体、多くの日本人は知りません。 一方の日本では、マッカサーの戦争贖罪植え付け政策である、"War Guilty Imformation Program" により、日本=全て悪という刷り込 みが一般国民・教育界を席捲し、著者のような真実の言葉も世の中に 日の目を見ることが無くなってしまいました。 圧巻なのは戦後の日本撤退の後、進出してきた蒋介石軍の記述です。 日本軍とは対照的な横暴かつ無常な行為、それに対する著者の失望・ 恐怖心が語られています。「日本には原爆が落とされたが、台湾には 蒋介石が落とされた」というひと言が真実を語っています。大陸からの 中共の移民が虎視眈々と台湾の中国化と、台湾と日本の分断を狙っ ています。今ほど、台湾と日本の心の絆を再確認することの重要性が 今ほど高まっている時はありません。
日本はお好きですか?
この本を読ませたとき、私の祖父は泣いていました。 祖父は当時、朝鮮半島にいたのですが、 当時の朝鮮人と日本兵の祖父は、1本のタバコを6人で分け合い、 同じ歌を歌いながら『桜』という美しい花について 一日中雑談していたそうです。 しかし戦後60年。いつの間にか日本兵は、日本国内ですら 残虐非道で鬼のようなイメージを植え付けられ、 日本人は韓国人の9割以上からいわれのない罵倒を受けています。 祖父は泣きながら、「爺ちゃんたちもこの時のことは忘れてた」 と語りました。 そして「あのとき台湾に行きたかった」とも言いました。 いま30代の私も、日本の美しさに感銘を受けました。 しかしやはりそのあと。祖父が始めて見せた涙が印象に残っています。 当時『素晴らしき日本兵』だったご年配の方に、ぜひ読んで欲しい本です。
東京裁判史観や自虐史観から「開放」されよう。
 ひょっとして進歩的文化人などは、この本はやらせであるとか、仮に本当であっても台湾の中のごく例外的な話だという(検証もない)反論をするかもしれない。  しかし、私の(私は51歳)知る台湾の方も、お世辞とか、仕事上の損得など抜きにしてこの本に書かれているようなことを父親やおじたちが行っていたと話している。もちろんなかには、日本による当地を快く思わない台湾の方もいるのかもしれないが、かなり多くの台湾の方々には、同じように日本に感謝してくれている人たちがいるのであろう。  日本の植民地支配は、真っ暗だったか、台湾の人々から略奪していたのか、極悪非道であったのか・・・同じことを朝鮮でもしたのか?  もし台湾の方々が、心のそこで、日本による統治時代に何らかの共鳴を持っていてくださるとすれば、朝鮮統治でも同じようなことがあったのではないか、ただ、この著者のように自由に発言できないような「反日教育」が徹底されてしまっただけではないのか?  このあたりを検証してほしいものだ。  いずれにせよ、この本は、政治的な問題をはなれても、日本人は捨てたもんじゃないと改めて認識させてくれる心温まる贈り物だと思う。    昭和天皇の誕生日に
体が震えてしまいました
同世代の人に呼んでもらいたいです。(私は1972年生まれです。)
やっぱり日本人が持っている自己犠牲の精神や誠実さ真面目さというものはすばらしいものだったのだなと確信できました。
明日から日本人として誇りを持って生きていけます。

大東亜戦争後、「日本=侵略者、だから原子爆弾を落とされた。」「靖国神社にはA級戦犯が祀られているから参拝してはいけない。」そんな教育をうけてきました。そして腰の引けた中国・韓国外交を目の当たりに育ちました。こんな状況で育てば日本人として誇りを持って生きることが出来るでしょうか。

我々の世代も戦勝国によって捏造された歴史・自虐的価値観に洗脳されています。さらに今の中高生は50%しか日本人であることに誇りをもっていない、という新聞記事を目にしました。教育というのは恐ろしいもので日教組により自分のような人間が今この瞬間も作り出されています。

社会に出て10年が過ぎますが、多忙で仕事に忙殺されている同世代にこの本を読んでもらいたい。そして子供達に正しい歴史を教えてほしいと思います。
台湾の年配の方は真実を知っている!
他の方と同じですが、日本人としての誇りを取り戻せる本です。
戦時中の本と言うと、辛く痛々しいものを想像しがちですが、本書はまったく違います。前半は台湾人と日本人の交流が描かれており、戦時にもかかわらず、何ともいえない人と人との暖かい関わり合いを感じました。後半、日本人が台湾を出てから、入ってきた大陸の中国人について、彼らがいかに日本人と違っていたか、そして、台湾人に何をしたかが書かれています。常に自分の被害だけを大げさに前面に押し出してヒステリックに行動する中国人の姿に、ついつい引いてしまいがちでしたが、チベットといい、台湾といい、中国人のやり方がどういうものかがよくわかりました。この本を読んで、日本人をこんなに想って下さる方の存在を知ることが出来、非常にうれしく思いました。筆をとってくださった著者に感謝します。


法隆寺の謎を解く (ちくま新書)

[ 新書 ]
法隆寺の謎を解く (ちくま新書)

・武澤 秀一
【筑摩書房】
発売日: 2006-06
参考価格: 861 円(税込み)
販売価格: 861 円(税込)
中古価格: 460円〜
( 通常24時間以内に発送 )
法隆寺の謎を解く (ちくま新書)
武澤 秀一
カスタマー平均評価:  5
『法隆寺の謎』に迫る良質な論考
現在、目にする法隆寺は聖徳太子創建のものではなく、再建(新創建)されたものであることは昭和14年の発掘調査の結果から明らかになっている。新創建の法隆寺がいつ、誰により何の目的で建てられたのか? 日本書紀は黙して語らず、ここに様々な仮説が立てられている。武澤氏は建築学の専門家であり、最近明らかになった法隆寺の五重塔と金堂の建設木材伐採年のデータなどを駆使して伽藍造営の経緯を明らかにしていく。 そして嘗て「怨霊説」の根拠とされた中門の真ん中に立つ柱について別の合理的な解釈の可能性を示す。さらには我が国の中央集権国家建設のなかでの仏教文化受容の面にまで進む。これで『法隆寺の謎』が全て解決されたわけではなく、謎がさらなる謎を呼ぶ面もあるが、知的好奇心を刺激する良質な論考である。文章はよく練れていて読みやすい。 法隆寺、そして日本史のなかで特にダイナミックなこの時代に関心のある人に是非お薦めしたい。
建築家の感性で謎に迫る
本書の著者は歴史家でなく建築家である。さらに、仏教のふるさと・インドを何度も訪れ宗教建築を踏査している。そうしたことを通して培われた著者の感性を土台にして法隆寺の謎に迫っていることが、本書の特徴である。門の中央の柱、伽藍配置、創建法隆寺と新生法隆寺の関係、などの謎へのアプローチは、まさにこの著者ならではと言えるだろう。だからと言って資料をおろそかにしているわけではない。当時の資料を読みこなしつつ、それらで足りない部分を建築家の感性で補っているのだが、これは下手な歴史家の屁理屈よりも大きな説得力を持っている。
まわれまわれまわれ
法隆寺の門のど真ん中に柱がある。なんで? このあまりにキャッチーな問いに一説を投じている。 たまに「筆が滑ってんじゃないのか」と指摘したくなるような推理の飛躍もあるが、まぁ、読み物としておもしろいし、証拠の少なさは他の説も変わらんのでオッケー。 不満なのは、図や絵、写真が少なくて、文章の内容がいまいち映像化しにくいこと。でも、これ読んで法隆寺に行って見る人、多いだろうなー。
臨場感ある文章。 お寺巡りが好き、美術が好き、紀行が好きという方におススメ
平易な語り口でありながら、新書とは思えないほど中身のある本と思います。以下、思いつくままですが…。 ・柱にまつわる法隆寺最大の謎を、インドの仏教建築から解いたこと。これは“コロンブスの卵”で、まさに目からウロコです。国内に視野を限定せず、広く大陸と比較することから得られた成果でしょう。 ・近年明らかになった使用木材の伐採年に関するデータを踏まえた本であること。これにより、従来説より信頼度がグンと増しています。その上で、法隆寺の再建問題について大胆かつ説得力ある見解が打ち出されています。 ・著者は建築家ですが、建築物を見ることによって、これだけのことが言えるのかという驚きがあります。建築設計の経験を著者は最大限活かし、建築デザインの目から謎を解いてゆきます。 ・単なる謎解きにとどまらず、法隆寺の伽藍配置が日本列島特有の美意識の発露であることをわかりやすく説いています。岡倉天心や和辻哲郎の良き伝統につらなるものでしょう。 文章に臨場感があるので、著者の案内で法隆寺を歩いているような感じです。お寺巡りが好きという方はもちろん、美術が好き、紀行が好きという方に絶対おススメです!!
10年にわたる探究、10年に一度の本
法隆寺のメインの門には“出入りをさまたげるように”真ん中に柱が立っていて古来、謎とされてきた。この柱は怨霊を封じ込めているのだという梅原猛氏の説(『隠された十字架?法隆寺論』)が話題を呼んだが、建築家である著者によれば、かれは門の真ん中に立つ柱の役割を誤認しており、これに基くかれの説は全く根拠を欠いているという。 しかし、梅原氏に触発されたと正直に告白する著者は批判するだけではなく、門の真ん中に立つ柱の意味を、著者自ら調査したインド仏教建築のなかに見出すのである。いわれてみれば他のレビューにもあるとおり至極もっとも、うなずかざるを得ない。これは目からウロコの発見であり、本書の白眉をなす。 また木材の伐採年に関する最新データから、法隆寺の再建(著者によれば“新創建”)年代が絞り込まれ、ここからも梅原説が成り立たないことが合点される。 といって、梅原説はこの本にとって通過点にすぎない。 今ある法隆寺は聖徳太子によって創建された寺が単に再建されたのではなく、性格を全く変えて“新創建”されたとする、全く新しい法隆寺像が具体的に説得力をもって提示されており一気に読み通した。 法隆寺の本来の姿が、10年にわたるという著者のインド仏教建築の踏査を経て明らかになった。法隆寺と異能の建築家との稀有な出会いにより生み出された10年に一度の書。文章も読みやすくイメージゆたか、法隆寺に関心のある方ならこれを読まない手はないでしょう。

日本とは何か  日本の歴史〈00〉

[ 単行本 ]
日本とは何か 日本の歴史〈00〉

・網野 善彦
【講談社】
発売日: 2000-10
参考価格: 2,310 円(税込み)
販売価格: 2,310 円(税込)
中古価格: 600円〜
( 通常24時間以内に発送 )
日本とは何か  日本の歴史〈00〉 ※一部大型商品を除く
網野 善彦
カスタマー平均評価:  4
歴史の深淵に引きずり込む網野史学の魅力
網野氏の書かれる日本史はなんて多彩でカラフルなのでしょうか? 行間から東アジアの東端の列島で綿々と生き続けてきた多様な庶民たちの暮らしぶりが浮かび上がってきます。 正直言って、今さら日本史なんてもう研究尽くされていて、残されているのは重箱の隅をつつく程度と思っていましたが、どうしてどうして、この網野氏の史学を読むと、まだまだ未知の可能性がいくらでもありそうです。自分の歴史に対する無知を恥じた次第です。 この本を全部読み通すのはしんどいと言う方は、せめて巻頭のカラー口絵だけでも見ましょう。 眼からウロコが落ちます。
さまざまな固定観念がひっくり返ります。
網野氏は、歴史学研究者の中でも少々異端的な存在であったようです。この本でもほかの歴史学者がこれまで自明のこととしてきたこと、たとえば日本はかつて国民の大多数を占める農民によって支えられた「瑞穂の国」であったということなどに真っ向から反対の姿勢をとり、読者に日本という国の歴史の新たな一面を見せてくれます。しかし、この本では、網野氏の論の具体的な物証などは非常に多く取り上げられているものの、網野氏は一つ一つの自論にそこまで丁寧な歴史学的解釈はつけていません。この本を読んだ後、自ら興味を持った分野について研究を深めてみる、というのが一番よい読み方ではないでしょうか。
未来にむけた篤い志
七世紀末に定められた国号である日本という国家観に縛られることなく、アジア大陸の東辺の掛け橋としての日本列島社会の実像が、地理的・歴史的・社会的に解説されています。 日本社会の今後のあり方だけではなく世界における国家のあり方にまで関心が及ぶなど大変な「志」がこめられおり、いちサラリーマンの小生といえども著者の想いを真摯に受け止めなければならないと思わされる著作でした。 内容的には著者の他著作と重複していますが、最後の数ページだけでも読んでよかったと思わせる著者の使命感が漂う気合の入った一冊でした。
「国家の品格」を読む前に
最近、跋扈している武士道復古の言説に対するカウン ターパンチとしてはもっとも聞くのが網野氏の歴史書 といえる。 なぜなら、網野氏の書籍が従来の歴史にない視点で書か れているからである。従来の視点とは「農民」、もし くは「官僚」が中心の歴史である。武士道を賛美し、 資本主義を毛嫌いする輩は、日本が海を通じた商業国 であることを忘れているのではないのだろうか。また、 商業があるからこそ、社会が成り立っているという 前提がないのかもしれない。 学校教科書に縛られた頭を変えるには役に立つし、シリ ーズのうち、この本だけでも読む価値はある。
歴史の価値に対する問いの一つの魅力的な回答。
 歴史学各論の専門的知見の要点を理解し総合した上で現代を位置づける見識を持ち、更に普通人に分からせようとする意志を持った学者は少ないが、著者は間違いなくその一人であった。  著者は進歩史観と生産(農村)主義を否定し、イデオロギーにも国家という集団の括り方にも囚われずに、人間の営みという基本から歴史を見ようと意図しているように思う。すると世界に対する新しい見方が開けてくる。著者は、現代を、人類の一生に例えてみれば壮年期であるという。それまでは豊かさを求めてひたすら自然を開発してきた青年期で、その時代は末期に於いて原爆を開発することをもって終わったと言う。現代はまさに正念場ということになる。  日本史について、その大きな画期を従来の常識とは異なる視点、即ち国家の体制としてではなく日本列島に住む人々の社会の歴史として大胆で捉えなおしている。曰く、6?8世紀の初期統一日本国の誕生時代、その日本国の実質的な解体を経由して到達した13世紀後半?15世紀にかけての列島内多数国併存及びそれらの国同士並びに列島外諸国との交易による共存共栄時代、15世紀?17世紀初頭迄の政治的再統一、そして、再統一された国家が継続して20世紀後半に始まった高度成長期以降の現代に於いて再び歴史的画期を迎えていると言うのである。補足すれば、天皇制は初期日本国の王権以後は実質的に継続されていないし、明治維新、太平洋戦争の敗戦は前述の画期に含まれていない。そういう見方をすれば現代社会の混乱の謎も解けてくる。

江戸吟味問答控 2級編

[ 単行本(ソフトカバー) ]
江戸吟味問答控 2級編

・江戸文化歴史検定協会
【小学館】
発売日: 2006-12-23
参考価格: 998 円(税込み)
販売価格: 998 円(税込)
中古価格: 698円〜
( 通常24時間以内に発送 )
江戸吟味問答控 2級編
江戸文化歴史検定協会
カスタマー平均評価:   0

大江戸リサイクル事情 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
大江戸リサイクル事情 (講談社文庫)

・石川 英輔
【講談社】
発売日: 1997-10
参考価格: 620 円(税込み)
販売価格: 620 円(税込)
中古価格: 497円〜
( 通常24時間以内に発送 )
大江戸リサイクル事情 (講談社文庫)
石川 英輔
カスタマー平均評価:  4.5
江戸時代の日本人のすばらしさ
 100万人都市として栄えた江戸のリサイクル事情が、分かりやすく述べられている。読んでいて面白いです。  徹底して無駄のない、そのリサイクルには、ただただ関心するだけです。そして、時間の流れが、とてもゆるやかで、穏やかだったことが感じられます。さすが、最も安定した政権「徳川幕府」。安定した政権というのも、文化の向上には必要ですね。  江戸時代に帰ろうというのではなく、ものを大切にし、使えるものは徹底して利用して、生活を高めようとする、江戸時代の人々の考え方を大切にすることが必要だと思います。今、日本に最も必要な考え方ではないでしょうか。
これは面白い
これは面白いテーマの本です。
文明批評はともかく、江戸時代の様子をよく知る、
という面では大変評価できる。絵も面白い。
金になるからリサイクルか
過去2.3年の太陽エネルギーだけで全てが事足りていた世界。
それが江戸時代である。この表現はとても面白い。
江戸時代には本当の意味でのゴミは何一つなく、全てが再利用される社会。現在は3R(リサイクル・リユース・リデュース)が叫ばれているが、江戸時代はなにもスローガンを叫ばなくともそれらは実行されていた。それは資源が少なかったこともあるが、全てが商売になったからである。なかなか意味深である。聖人君子でない我々はやはりただで不便や苦労を選びはしない。

このシリーズはいくつか読んだが、著者の取材力や構成力は認めるが、いまひとつ姿勢に賛同出来ない部分がある。変に斜に構えて現代文明を批評する態度である。著者が考えるようにかつての日本は不便でどうしようもない暗黒世界であった、現代文明・西洋文明万歳といったようなステレオタイプの思考は殆ど存在しないであろう。西洋文明の代わりに江戸のリサイクル文明を御輿に担いでいるだけで、ひとつの尺度から他を測ろうとする態度は結局は著者が批判したがっている(批判したつもりでいる)人々の思考態度と何ら変わりのないものに見えてくるからである。
手本とすべき事例は日本の歴史の中にある
今、環境問題が深刻化しています。
エネルギーを始めとする天然資源は過剰消費され、廃棄物処理場は不足し、温暖化ガスは増加する一方です。
国を挙げた省エネ、リサイクル、バイオマスの活用が求められており、北欧やドイツにおける成功例が多く紹介されています。
しかし、これらの取組は、人口、気象条件、社会条件が異なる我が国では、必ずしも成功するとは限りません。

江戸時代、我々の御先祖様は、植物、つまり短期間に国土に降り注ぐ太陽エネルギーだけを徹底的に活用した循環型社会を築いていました。
決して豊かな生活ではありません。明かりは字も読めないほど暗く、移動手段はすべて徒歩、あらゆる日用品は何度も使い回されていました。
しかし、江戸の人口は西欧諸国のどの首都よりも多く、屎尿処理などの廃棄物問題にも、エネルギー問題にも無縁でした。
現代に比べれば不便。でも決して劣ってはいない。我が国の財産を徹底的に生かし切って、300年近くも持続した社会があったのです。

「伝統と文化」がなぜ大切なのか。本書を読めば自ずから理解できます。我々の未来のために、先人の知恵に学びましょう。
良著。
大都市大江戸の生活の知恵を学び、現代に活かそうという本。生活の知恵といっても具体的なハウ・トゥではなく、そこにある草の根の思想を学ぶことに意味があります。

一昔前は便利さの追求は人間性を損なうかのように豊かな国の人間は人生論のような本で教えられたものですが、エコということばが浸透してきた世の中では便利さが人間に危害をもたらす遠因となることを教えられました。しかしこの思想は無意識的に江戸の庶民にはあった感覚でそれを忘れて、又は捨ててしまったのが現代の人間なんだと教わりました。今あるものの再利用を考えるより、今あるものが「本当に」必要なものかを問う。「足ることをしる」。そんな考え方を失ったつけは当然サイクルしてきているという現実はなんとも滑稽です。


南北朝の争い―南北朝時代・室町時代〈1〉 (学習漫画 日本の歴史)

[ 単行本 ]
南北朝の争い―南北朝時代・室町時代〈1〉 (学習漫画 日本の歴史)

・入間田 宣夫 ・森藤 よしひろ
【集英社】
発売日: 1998-02
参考価格: 893 円(税込み)
販売価格: 893 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
南北朝の争い―南北朝時代・室町時代〈1〉 (学習漫画 日本の歴史)
入間田 宣夫
森藤 よしひろ
カスタマー平均評価:  5
南北朝の関係が良く分かった
今まで後醍醐天皇の辺りがいまいちよく分からなかったのですが(どっちが北朝でどっちが南朝かなど)、この巻ですっきり分かりました。 地図と解説が詳しいのと、漫画ならではの「登場人物の絵」により人物関係が良く分かりました。この辺りの時代はとにかく登場人物が覚えられなかったのですがだいぶ頭に入りました。

真相はこれだ!―「昭和」8大事件を撃つ (新潮文庫)

[ 文庫 ]
真相はこれだ!―「昭和」8大事件を撃つ (新潮文庫)

・祝 康成
【新潮社】
発売日: 2004-02
参考価格: 460 円(税込み)
販売価格: 460 円(税込)
中古価格: 1円〜
( 通常24時間以内に発送 )
真相はこれだ!―「昭和」8大事件を撃つ (新潮文庫)
祝 康成
カスタマー平均評価:  5
そうだったのか・・・・
今まで週刊誌やテレビでよく話題に上がった内容ばかりです。作者のその後の取材が丁寧にされているのがよくわかります。真相を確かめたい方必見!!

異形の王権 (平凡社ライブラリー)

[ − ]
異形の王権 (平凡社ライブラリー)

・網野 善彦
【平凡社】
発売日: 1993-06
参考価格: 999 円(税込み)
販売価格: 999 円(税込)
中古価格: 692円〜
( 通常24時間以内に発送 )
異形の王権 (平凡社ライブラリー)
網野 善彦
カスタマー平均評価:  4
絵画資料が多い
先日この本の著者がお亡くなりになられた。
優れた歴史学者であり、彼の研究には目を見張るものがあった。
それはこの本の内容のように絵画資料を多く取り入れたものなどである。
一読の価値はあります。
面白い歴史学の本です。
「日本人」の「聖」イメージを探る、興味深いアプローチ
 鎌倉時代末期に登場し、それまでの天皇に対するイメージを打ち破り、自ら幕府打倒のための呪詛を行うなど「異形」の天皇である後醍醐天皇。彼が歴史的に持つ意味を、非人と呼ばれた人々の存在と絡ませながら描いた力作。

 江戸時代以降「非人」などと呼ばれて差別の対象とされてきた人々は、古代にあっては人と異界の狭間に暮らす「人ならぬ存在」すなわち「聖なる存在」であったと著者は喝破します。農業以外の生業に携わり、特殊な技能によって社会に関わった彼らは、天皇直属の隷属民であり、その他の人々とは異なる存在と観念されつつもけして差別される者ではありませんでした。そして彼らの柿色の衣装をまとい、頭を布で覆うという出で立ちは、「異形」と呼ばれ、「人ならぬ者」の象徴と考えられていました。そして「非人」とされる人々以外でも、時に応じてこのような姿になることで自ら非日常の世界に入り込もうとする態度が見られたことが文字史料や絵画資料をもとに論証されています。

 ところが鎌倉時代後期からこのような様相は変化をはじめ、「非人」たちは差別・侮蔑の対象へと貶められるようになります。この本では仮説として示唆されるだけですが、「非人」たちを自ら権力基盤として積極的に利用しようとした後醍醐王権のあり方が一つの画期になったのではないか、と著者は提起しています。

 民俗学と歴史学の強調、絵画資料の利用などを積極的に進めようとする著者の態度はこれから歴史学が模索すべき道の一つを示しています。また、現在も生々しい差別が残る問題ではありますが、このような問題関心は我々の聖性に対するイメージの変遷を浮き彫りにするよすがになるのではないでしょうか。著者の論証は(飛礫の問題など)まだ一部思弁的でこなれていないところもありますが。
 なお、冒頭から読むより、まず最後の「異形の王権」を読んで、しかる後に冒頭に戻って読む、という進め方の方が理解が早いかも知れません。


新選組全隊士徹底ガイド (河出文庫)

[ 文庫 ]
新選組全隊士徹底ガイド (河出文庫)

・前田 政記
【河出書房新社】
発売日: 2004-01-07
参考価格: 714 円(税込み)
販売価格: 714 円(税込)
( 通常3〜5週間以内に発送 )
新選組全隊士徹底ガイド (河出文庫)
前田 政記
カスタマー平均評価:  4
いつもそばに、新選組
なんと400名以上の隊士が紹介されています。名前(別名も)、生年月日、没年、役職、出身、剣術流派まで一人ひとり調べられるだけ調べられたデータが載っています。 もちろん、平隊士の方々などはデータが少なく2行くらいしか記載のない方もいます。また、有名隊士のデータは本のサイズの都合上他の本と比べれば物足りない感は否めません。しかし、それを補って余るだけの「量」がありますし、それはすなわち「質」があることを指しています。 私はこの本を一生大切にしていきたいと思っています。
頭が下がる逸品
薄い文庫本である。「へ?」っていう感じでぺらぺらめくる。ふと思う。これはどのようにして作ったのであろうか?これは大変な作業がなされた結果であるまいか?このデータベースはちょっとやそっとではできまへん。頭が下がります。それと、本題に入ると、近藤、土方だけでなくちょっと加わり、そして静かに去っていった隊員も結構いたということが分かる。それぞれが時代の変化に対して自分なりの道を模索していた若者がいたということも分からせてくれる。
以外と...
私は分厚いB4サイズ位の本を想像していたので、届いた時は多少驚きました。薄い文庫本サイズで、他の本の資料感覚で鞄に入れる事ができます。又、驚いた理由はそれだけではなく、薄い本の中に凝縮して隊士のことが書いてある事です。近藤局長や土方副長に至っては顔写真まであります。結成時のメンバーから函館時のメンバーまでかいてあるので、知らない隊士をちょっと調べるのに便利です。
新撰組の人達
何百人といた隊士の人達の事を詳しく書いた本は数少ない。本当に名を馳せた人は小説、映画、舞台など有名な役者の方々が演じて私たちも耳に残っているが、その中にいた名も知らない彼らのことはこの本を読んで勉強になった感じです。もしかするとその人達の活動一つで彼らの運命が少し違ったかもしれないと、少し夢のような事を考えてしまいました。彼らの空気を少しでも感じて見たい方は、読んで見る価値は十分あります。
新選組全隊士徹底ガイド
新選組の隊士を徹底的にガイドしてくれます。
あなたの好きな人もきっと載っていますよ。

新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)


【岩波書店】
発売日: 1985-05
参考価格: 525 円(税込み)
販売価格: 525 円(税込)
中古価格: 95円〜
( 通常24時間以内に発送 )
新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)
 
カスタマー平均評価:  4
歴史好きなら、読んでおいたほうがいいでしょう
誰もが名前だけは知っている「魏志倭人伝」。その原文と書き下し文および注釈、現代語訳を載せたのが本書。 魏志倭人伝だけでなく、同じく日本について書かれている後漢書、宋書、隋書についても、同様の形式で載っている。 簡単ではあるが解説も載っているので、予備知識がまったくない人でも読みこなせるだろう。 特に、中国の歴史書の成立過程についての解説(わりといいかげんなところもある、など)は興味深く、語句を一字一句拾うよりも、ある程度の想像力が読解には必要であることが非常によくわかった。 そしてそのことが、古代日本についての議論を迷走させていることも、同様によくわかる。 私は古代史については素人なので、有名な邪馬台国についての記事だけでなく、他にも多くの地名や風俗について書かれていることにちょっとした驚きを覚えた。 軽い好奇心から読んでみたい、というなら、現代語訳を読むだけでもそれなりに楽しめる。
呆れるくらいな研究熱心
件の伝承を原文の写しも添えておりますが、如何せん註釈だらけで却って本質が見えなくなる虞あり。後の邪馬台国研究は悉くこれをテキストにしてるから、混乱するんだろうけど。
古代日本史研究の根本資料
本邦の『古事記』『日本書紀』と共に中国の歴史書の倭国の記述である『三国志魏志倭人伝』『後漢書倭伝』『宋書倭国伝』『隋書倭国伝』は古代日本史研究の根本資料である。『魏志倭人伝』『後漢書』はいわゆる邪馬台国の時代に日本列島に住む人々の暮らしぶりを中国人の立場から記述している。『宋書倭国伝』はいわゆる魏晋南北朝期に南朝に朝貢してきた「倭の五王」を記述する文書の一つであり『隋書倭国伝』は聖徳太子が小野妹子を派遣し、国書に「日出ずる処の天子、書を日没する天子に致す、恙なきや」と記載して隋の煬帝を激怒させたくだりが書かれている。本書は四つの史書の倭国に関する文書の訳注付き書き下し文、現代語訳、そして影印による原文が収められている。付録として『晋書』『南斉書』『梁書』の倭に関する部分と、古代史でよく論議を呼ぶ高句麗広開土王(好太王)の碑銘、『日本書紀』の推古天皇の部分の原文、並びに年表が収められている。

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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク