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日本史

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クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国

[ 単行本 ]
クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国

・若桑 みどり
【集英社】
発売日: 2003-10
参考価格: 3,990 円(税込み)
販売価格: 3,990 円(税込)
( 通常3〜5週間以内に発送 )
クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国 ※一部大型商品を除く
若桑 みどり
カスタマー平均評価:  5
日本史上唯一ルネッサンスを体験した“羨望の4人組”の悲喜劇
1543年、種子島にポルトガル人が漂着し鉄砲を伝えたのは、日本史の教科書でもお馴染みである。長大な日本史の中で、赤線を引いて試験に臨み、それで通り過ぎてしまったご仁も多いかと思われる。  が、実はこの一件には、日本国際史上きわめて重要な意味がある。外来船の漂着を機に、時の戦国大名の中に、世界に目を開く者がいた。大友宗麟、大村純忠、有馬晴信ら九州の大名が、その端緒だが、彼らが、初めて国(大名)の代表として海外に派遣した使節、そして日本国の外交官として初めてヨーロッパの地を踏んだのが、ローティーンの4人組、天正少年使節団であった。彼らはまた、近代日本の国際観を先取りし、実際に見聞したたオリジネーターでもあった。4人の足取りを追いながら、壮大な偉業に同行しよう。中世日本の世界観、思想、文化も垣間見える力作をじっくりと堪能したい。
近現代の歴史までも見直させるほどの力作
戦国の世を信長が抜け出してから、秀吉、家康、家光までの時代は、疾風怒濤の時代。その中を時代に揉まれて生きたクアトロ・ラガッツィ(4人の少年たち)。

中学校で習ったのは、ザビエルと天草四郎と家光による鎖国令くらいで、天正少年使節については記憶に残る程には習わなかった。高校では、歴史は世界史を選択(個人のことですみません)。が、いずれにせよ、こんなに濃密にこの時代とキリスト教、少年使節の足跡などを著者と歩むと、今までとは違った歴史観を持つことになる。つまりこの時代は、日本も世界、特にヨーロッパ諸国やアジア諸国と対等につきあい始めていた(少年達も滞欧を通じそれが出来るまでに成長した)し、キリスト教の日本への浸透も、常識以上に広範なものがあった等々、新しい視点にたたされることとなる。それだけに、たとえば、ナチスのユダヤ人絶滅計画に比される程のキリシタン弾圧とその屍の上に築かれた鎖国体制は、また常識と違った意味合いをもったものに見えてくる。とすると、明治以後の歴史までも見直したくなる。本書は、それほどの力作。

女性の目から見たキリスト教や仏教、歴史書の批判的読み方、宗教の優しさと残酷さ、世界や歴史においてもっとも大事なのは何か、等々、要所々々で示唆してくれるところも読んでいて面白い。

緑陰もよし、秋の夜長も、暖炉の前もよし、じっくりと読んでご覧になることをお薦めします。なお、少年使節達の足跡をひととおり詳しく追うには、松田毅一(著)「天正遣欧使節」(講談社学術文庫)がお薦め。
丹念に史料を調べた力作
 バチカンなどに残る外国の史料を中心に、膨大な文献に基づいて、4人の少年使節やその周囲の宣教師、大名をはじめとするキリシタン関係者、信長や秀吉、スペイン王、ローマ法王といった時の権力者達、そして名もなき民衆や信者達の行動と相互の関わりを読み解いている。キリシタン史の解説本としても秀逸だが、筆者は、権力者や支配組織の視点で歴史を見下ろすのではなく、むしろ、信仰に生きる個人の側に暖かい眼差しを注いでいる。歴史好きにはぜひお薦め。
この作者ならではの歴史の世界
天正少年使節は、知ってるようで知らない世界であった。中浦ジュリアンの史跡を昨年たまたま通りがかりにたずねなかったら、この本を読んではいなかった。しかし本の厚さにたじろぎながらも、読み始めると一気に読めた。作者が美術が専門であるだけに、出てくる登場人物の衣装の色や形への言及も細かく、これだけでも今までの歴史書にはない視点であり、読みながら、華やかなローマやフィレンツェでの使節の様子が映画のように目に浮かぶ。それだけにまた、少年達の運命の過酷さは痛ましい。時代という大きな歯車は、信長も秀吉も家康も飲み込み、地球規模での歴史の流れに、だれも逆らえなかったのかもと苦い思いを抱く。「渾身の」という形容詞がぴったりはまる力作。
世界が日本を見た 日本が世界を見た
実に分厚い。
500ページを超える大著である。

が、読むだけの価値がある。日本と世界のかかわりという問題を
「天正少年使節」を手がかりに考えさせる好著である。

当時の世界の状況から、日本社会の問題点まであまさず
解き明かしながらも、非常に平易で読みやすい文章に
まとめている。

また、この時代の日本人がヨーロッパに赴いて

各地で大歓迎を受け、多くの人々に好印象を与えていた事実に
強い感銘を受けた。

それにしても歴史の中で犠牲者となるのは、
いつも弱く名もない庶民なのだ。

世界を見るべく四人の少年たちが希望に燃えてヨーロッパに向かった姿とは
裏腹なつらい後半生には胸が痛んだ。

最後に穴につるされて殉教する中浦ジュリアンの姿を

描いて終わっているが、作者が書くようにきっと
年老いた彼の目に最後に映ったのは、
船上で笑いあう四人の少年たちの姿だったのだろう。


日米相互誤解史 (中公文庫)

[ 文庫 ]
日米相互誤解史 (中公文庫)

・長山 靖生
【中央公論新社】
発売日: 2006-11
参考価格: 1,000 円(税込み)
販売価格: 1,000 円(税込)
( 通常4〜5日以内に発送 )
日米相互誤解史 (中公文庫)
長山 靖生
カスタマー平均評価:   0

名探偵コナン推理ファイル 日本史の謎〈2〉 (小学館学習まんがシリーズ)

[ 単行本 ]
名探偵コナン推理ファイル 日本史の謎〈2〉 (小学館学習まんがシリーズ)

・本郷 和人 ・丸 伝次郎 ・阿部 ゆたか ・平良 隆久 ・青山 剛昌
【小学館】
発売日: 2004-05
参考価格: 840 円(税込み)
販売価格: 840 円(税込)
中古価格: 108円〜
( 通常24時間以内に発送 )
名探偵コナン推理ファイル 日本史の謎〈2〉 (小学館学習まんがシリーズ)
本郷 和人
丸 伝次郎
阿部 ゆたか
平良 隆久
青山 剛昌
カスタマー平均評価:  3
コナン君と歴史がひとつになった
この本は、日本史の謎として「陰陽師の恋」「吾妻鏡の秘密」「京都の
火事」の3本が収録されています。学校で学ぶ歴史とは違い、その人間
関係に着目して、それを事件仕立てに解決していくストーリーになって
います。日本の歴史に対して身近に感じられる日本史の入門書として
優れていると思います

氷川清話 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
氷川清話 (講談社学術文庫)

・勝 海舟
【講談社】
発売日: 2000-12
参考価格: 1,050 円(税込み)
販売価格: 1,050 円(税込)
中古価格: 500円〜
( 通常24時間以内に発送 )
氷川清話 (講談社学術文庫)
勝 海舟
カスタマー平均評価:  4.5
幕末を30年生きた男の肉声を聞いているような文体。
 勝海舟は幕末を30年生きた。自分を殺しにわざわざ自宅に来た竜馬を海外に目を向けさせ、西郷と談判して無血開城させ、大久保に東京の繁栄をたのんだ。  幕末から明治の生き証人は、維新後30年して、徳川慶喜を明治天皇に会わせることによって仕事に締めくくりをつけた。  本書は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」などを読んでおくと、人物評伝等はとても興味深く読めることでしょう。また、今日の政治のあり方や当時の時勢を知る資料ともなるでしょう。  しかし、今の時勢にこういう人はいない。貧乏は30まで続いて庶民の気持ちもよくかわるようだし、剣術・禅の稽古で胆力を鍛えたようだし、学問も「活(いき)(学問」だという。なんといっても弁が立つ。  勝が生きていたら「みんな間の抜けた政治家ばかりだよ。外交もなにもできていない。いつの間にかマグロも日本の食だと独占していたら、海外に占拠され始めた。ものの値段もどんどん上がるね。市場原理だ。規制緩和だなどと、内向きの都合のいい法螺吹いていないで、外を見ないと、朝鮮やヲロシアにやられちまうんじゃないかい。」などと言うかもしれない。  
べらんめえ 勝海舟でスッキリ
勝海舟のべらんめえ口調で歯に衣着せぬ物言いが味わえる本です。 江戸無血開城の幕府側の立役者、勝海舟。 1899年明治32年77歳で亡くなった彼の、 晩年70代の頃の言葉とは思えぬほど威勢のいい言葉が収められています。 語られているのは、 自分の生い立ち、幕末動乱期の体験、 出逢った人々の事、 その中でも特に西南戦争で自刃した西郷隆盛についての想い出の数々が感動的です。 こんな口調で語っています。 「西郷に及ぶ事が出来ないのは、その大胆識と大誠意とにあるのだ。 オレの一言を信じて、たった一人で、江戸城に乗り込む。 オレだって事に処して多少の権謀を用いない事もないが、 ただこの西郷の『至誠』は、オレをしてあい欺くに忍びざらしめた。 この時に際して、小籌浅略(しょうちゅうせんりゃく)を事とするのは かえってこの人のために、腹を見透かされるばかりだと思って、 オレも至誠をもってこれに応じたから、 江戸城受け渡しも、あの通り立談の間に済んだのサ。」 平易な言葉で時事、当時の明治政府への批判なども語られていますが 様々な事柄に言及する言葉には『武士道』が一貫しています。 言行一致、肉体を離れた観念は意味がない。 強い肉体に強い精神が宿る。 政治は常に『正心誠意』 刺客に狙われ続けた海舟ですが、常に丸腰で応対していたそうです。 自分を殺しに来た刺客に対して 『お前の刀は抜くと天井につかえるぞ』とか 『斬るなら見事に斬れ。勝はおとなしくしていてやる』 などというと、たいていの者は向こうから止めてしまった、 こんな風に一度も逃げもしないで、斬られずに済んだ、などとという逸話も語っています。 こんな豪傑の75歳の時、翌年の戌年への発句がこれです。   「男らしく 大喧嘩せよ いぬの春」
福翁自伝と読み比べると面白い
近代と前近代をまたぐエリートの放談という意味ですごく興味深い。 勝は至誠が何より大事であると繰り返し、事前に綿密に計画を立てて挑む近代的な外交交渉スタイルを否定。勝海舟と西郷隆盛という至誠同士の交渉が江戸城の無血開場をもたらした、と主張する(手前味噌すぎ?)。法やシステムに寄らない前近代の為政者のスタイルを垣間見せる。 そして何より興味深いのは、同時代の知識人の福澤諭吉との認識の違いだ。 勝と福澤共にスタートは蘭学で外国語に堪能、しかも双方とも名うての剣豪で、双方とも頭の切れ味に優れ、そして共に咸臨丸の航海でアメリカを知る。 そんな似た経歴の二人ながら、日清戦争の評価に現れる二人の対アジア観はまるで対極。 この二人の立場の違いは今なら丁度、親米派と親中派の対立のご先祖みたいなものだろうか。
お喋り伯爵
平たく言えば幕臣・勝海舟のインタビュー集のようなもの。話し言葉で書かれてあるので読み口がいい。口先のよく回る、勝のポンポンした放談の調子がよく出ている。内容は、勝の体験談や人生訓、古今の人物評、政治評など。とは言っても普通の人のそれではなく、家茂存命中、幕府瓦解期と、2度の重要期に幕府の中枢にあった人物の体験談で、幕末の高官にも、志士にも、顔の利いた同時代人の人物評である。本書の雰囲気や勝の性格から言って、話を面白くする為の罪のない誇張や啖呵くらいはありそうだが、貴重なコメントを豊富に含んでいるのは間違いない。興味あるなら是非。
郷さまも! きよし君も!!
老いた幕末の大立者が気ままに語り散らす 気分爽快・気宇壮大の一冊。 ちなみに若い頃の顔写真によく似ているのが スター歌手の郷ひろみ。 というわけで、郷さまも読んでね! さらに旧勝邸そば、赤坂氷川神社にあやかったのが 演歌歌手の氷川きよし。 というわけで、きよし君も読んでね!!

信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)

[ 新書 ]
信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)

・谷口 克広
【中央公論新社】
発売日: 2005-01
参考価格: 819 円(税込み)
販売価格: 819 円(税込)
中古価格: 243円〜
( 通常24時間以内に発送 )
信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)
谷口 克広
カスタマー平均評価:  4.5
史料から浮かび上がる信長軍の事実
どうも戦国時代の武将を扱う本は人物本位の記述に傾きがちである。 戦国乱世で頭角を現す人物であればこそ、波瀾万丈、魅力溢れる人物像を描き出せるので読み物としても面白い。 だが、軍隊として考えたらどうか、組織として考えたらどうか。 確かに魅力溢れる人物達であるが、エピソードばかりに焦点を当てていては実像は見えてこない。 この本では織田信長麾下の部将達を信長軍という組織から捉え直している。 だからこそ組織論に関係しないようなエピソードは一切省かれている。徹頭徹尾、信長軍という組織からの視点で捉えられている。 最終的に方面軍を担うこととなった柴田勝家、羽柴秀吉、明智光秀、滝川一益あたりが当初から大きな活躍をしていたと思われがちであるか、史料に丹念にあたってみるとまた違った像が見えてくる。 柴田勝家も不遇の時代はあったし、羽柴秀吉は成り上がる過程は信頼すべき史料では今ひとつよくわからない。滝川一益などは北伊勢の鎮圧と言った地味な活動での実績を認められたと言える。佐久間信盛のように宿老であっても地位と能力がふさわしくないと見られれば放逐される。丹羽長秀も方面軍を任すに足る人材ではないと見切られたという指摘は面白い。荒木村重も一事は重用されていたが、一国を任す以上の人材ではないという評価に我慢できずに反乱を起こしたあたりも面白い。あまり知られていない塙直政という人物も興味深い。大坂攻めで戦死していなければ今後も信長軍の中核を担う人材の一人として活躍を続けたのか、もうしそうであれば本能寺の変やその後の羽柴秀吉の政権獲得もなかったかも知れない。 不完全ながらも史料を丹念に読み込み、考察と実証に努めた成果である。 信長の部下を見る目の確かさ、場面場面の応じた人材登用の妙、要するに人材活用の手腕が信長が天下の覇権を手中に収めた最大の要因であったのだろう。単なる奇人には人がついてくることはない。力だけに人は従うわけでもない。 単なる人物論を越えた、時代としての戦国を捉えようとする視点にこの時代のダイナミクスを感じた。
信長配下の厳しい出世レースを描く
京都での行政能力を評価され一気にのし上がった塙直政、浅井家の降将でありながらいきなり宿将なみに扱われた磯野員昌、上洛当時の出世頭・中川重政などなど、あまり知られていない武将の浮沈までを時期によって説明。 柴田、明智、羽柴など、最後に方面軍司令官になった者たちは、厳しい出世レースを勝ち抜いたことがよくわかる。荒木村重は、一時は信長配下で最大の所領を与えられながら、その後は頭打ちだった。謀反に至った理由も納得だ。 著者が学恩を受けた高柳博士による「光秀より塙直政のほうが上だったわけですね」という言葉が、そう語ったときの表情とともに忘れられないと後書きに書かれている。このテーマに関して著者が歩んできた道のりを感じさせるようではないか。 ただし厳しくいうなら、全般に地道な説明であり、読み物として盛り上げる技術や、シンプルで大胆な仮説を提唱してみせるサービス精神はない。だから、やや甘めにつけても★4つ。
厳しくドラスチックな信長の下での出世競争
 塙直政、梁田広正、中川重政、磯野員昌…。皆さんの中で、これらの名前にピンと来る方がいらっしゃったら、よほどの戦国武将通でしょう。  彼らはいずれも信長の家臣で、一時は柴田勝家などの重臣と肩を並べるまで出世しましたが、戦死や失策また追放等により競争から脱落していった武将達です。羽柴秀吉や明智光秀等も最初から一頭抜けていたわけではなく、先に示した武将達と激しい競争を繰り広げた結果、数カ国の軍勢を動かす地位(方面軍司令官)にのぼりつめたということを本書は教えてくれます。また改めて感じたのは、競争がごく短期間に行われたこと。諸武将に関する記述と巻末年表を突き合わせて見るだけで、わずかの間に彼等が浮上しまた沈んでいったことがよくわかります。  何となく思い込んでいたイメージを事実で正してくれる綿密な文献調査に脱帽です。
信長家臣団ここにあり!
信長家臣団がどのように発展・拡大していったのかこれを読めばかなり把握できます。尾張統一戦から最大領土を築いた各方面軍の軍容まで、どの武将がどの様な経緯で配属されて行ったのかもとても良くわかります。 各方面軍ごとの信長の信頼度の違いも読んでいけば「なるほど」とつい言ってしまう程理にかなっており、信長の緻密な軍団編成にさらに天下人の器が垣間見れた様な気がします。 下手な歴史小説よりもかなり読みやすくお勧めの一品です!!!
幅が広くて コンパクトで
最近まで 武功夜話肯定の方のような気がしましたが この本では多少 変化が見られるのは興味深い。 また丹羽長秀の評価が低かったりするのも 通説と少しちがうが 割に納得できる、割と 目立たないが 当時 力のあった家臣たちを コンパクトな形でまとめた いろんな意味で 通の読む本あります。

江戸幕府ひらく―江戸時代〈1〉 (学習漫画 日本の歴史)

[ 単行本 ]
江戸幕府ひらく―江戸時代〈1〉 (学習漫画 日本の歴史)

・高埜 利彦 ・阿部 高明
【集英社】
発売日: 1998-02
参考価格: 893 円(税込み)
販売価格: 893 円(税込)
中古価格: 417円〜
( 通常24時間以内に発送 )
江戸幕府ひらく―江戸時代〈1〉 (学習漫画 日本の歴史)
高埜 利彦
阿部 高明
カスタマー平均評価:  5
やっぱりわかりやすい
江戸時代の士農工商の仕組みや、外国との貿易、鎖国政策、年貢の量に関する説明(検見法→定免法)など大変分かりやすかったです。これなら小学生にも理解できると思いますし、大学受験で日本史が必要な人で、教科書を読んでもいまいち理解できない人でもすんなり入っていけると思います。

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)

[ 文庫 ]
決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)

・半藤 一利
【文藝春秋】
発売日: 2006-07
参考価格: 620 円(税込み)
販売価格: 620 円(税込)
中古価格: 508円〜
( 通常24時間以内に発送 )
決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)
半藤 一利
カスタマー平均評価:  4.5
日本には、こういう時があった
1945年8月、日本帝国はすべての戦線で敗退し、連合国からは無条件降伏を要求するポツダム宣言を突きつけられていたが、軍部は、なおも本土決戦を唱えていた。こうしたなか、8月6日には、広島に原子爆弾が投下され、8月9日には、ソ連は宣戦を布告し満州に侵攻した。本書は、記録にもとずく、8月12日から8月15日の玉音放送までのいきさつを列挙した、ノンフィクション。玉音放送にいたるまでにも、数々のドラマがあった。  昭和を代表する良質のノンフィクションの一冊だと思う。
私たちはこの教訓を生かせるのだろうか?
歴史のテキストかなにかで、 昭和天皇玉音盤の奪取計画があったことを知ってはいたが、 これほど詳しく書かれたものを目にしたのは始めてであった 空襲で焼け野原の東京で、 これだけのドラマがあったことに驚くと同時に、 それを調べつくした筆者の取材力にも舌を巻く。 しかし終戦だというのに、 国の指導者たちが面子と手続きにこだわり、 茶番に近い駆け引きを続けるさまは 喜劇であると同時に、大いなる悲劇でもある。 あれから60年以上が経つというのに 私たちは非常事態に際して この教訓を生かせるのだろうかと 読後、少し背筋が寒くなる。
虚しい気分に
天皇陛下を崇拝してやまない連中が自分達の意に沿わないのであれば、陛下を拉致監禁 して決断を覆すように迫ろうとする。 そこには国益なぞない、手前勝手な自慰行為のみである。 荒木元陸軍大臣が「天皇が戦争を止めたいから止めただけだ」と戦後ほざき、竹やりで 本土決戦していれば負けていなかったと、のたまうあたりは絶望的な感じがした。 一体、何のための誰のための戦争だったのだろうか。エリート官僚達の自慰行為 だったのではないか。
終戦の当日、戦争継続派によるクーデターがあった
靖国問題が世間を騒がせて以降、 昭和の戦争史に関する本を手に取るようになった。 本書は、昭和20年8月14日午後1時から翌15日正午の玉音放送までを ドキュメンタリータッチで構成したノンフィクションである。 終戦の当日、戦争継続派によるクーデターがあった。 クーデターは失敗に終わった。 天皇の玉音放送は、薄氷を踏むような危うさの中で実現した。 8月15日にそんなことがあったと、はじめて知った。 戦争終結派と戦争継続派の間には、 最後まで相容れない国家感の相違があった。 どちらも命を賭けて国を守るために尽くそうとした。 その攻防、駆け引きは凄まじいまでの迫力である。 必読といっても過言ではない。
昭和史の入門書のひとつ
 1995年に刊行された『日本のいちばん長い日―運命の八月十五日』(文藝春秋)の文庫版である。単行本は絶版ではないが、手軽に読んでみたい方には文庫版をお薦めしたい。  戦後60余年が経つが、現代日本の原点はやはり「昭和20年8月15日」にあると思う。  本書は、今まで日本が経験したことがない「敗戦処理」を、どう進めたのか、昭和天皇の「聖断」を受けた鈴木貫太郎内閣の動きを軸に克明に記録した著作である。昭和史の第一人者である著者の代表作だけあって、詳細な筆致に当時の動きが浮かび上がってくるようだ。  玉音放送阻止を企てたクーデターに動いた青年将校の動きも、「昭和20年8月15日」の意味をさらに深くさせている。何より阿南惟幾陸相の自刃が、帝国陸軍最後の「道」を示すようで印象深い。  先の大戦に対してはいろいろな歴史観があるが、あくまで事実を時系列で記したこの著作は、あまり特定の歴史観に左右されず、読むことができよう。

「世間」とは何か (講談社現代新書)

[ − ]
「世間」とは何か (講談社現代新書)

・阿部 謹也
【講談社】
発売日: 1995-07-20
参考価格: 777 円(税込み)
販売価格: 777 円(税込)
中古価格: 149円〜
( 通常24時間以内に発送 )
「世間」とは何か (講談社現代新書)
阿部 謹也
カスタマー平均評価:  3.5
我々が生きる日本社会の特質
本書は、ドイツ中世史を専門とする著者が、 「世間」という日本社会に連綿と息づく社会的特質を 様々な文献を手がかりとして描き出したものである。 既にレビューも数多く、書くべきところは殆ど無い。 よって、ここでは重複を避けるため私的感想のみを述べるに留まろう。 蛇足と理解しつつ、本レビューを読んで頂きたい。 思春期を迎え青年期に入るなり、若干の海外生活の経験がある私(ごとき)は、 日本で暮らす事にある「生き辛さ」を感じてしまった。 「自分が正しいと思う道を突き進め」などと、 「個人」を尊重した価値規範を基にのたまわれる口当たり美味な少年時代の教えは 現代日本社会においてはある種弊害となる。 実際には、正しいと思った事をこの場所で突き通すには覚悟と根性と才能が必要である。 何故必要なのか? 何故突き通せないのか?  その答えが「世間」という日本社会構造の存在とその作用である。 詳しくは本書にて。 注記しておくが、 私はこの「世間」にある「生き辛さ」を感じてしまったが 著者も指摘するように、「世間」は「安心」も与えてくれる。 少年時代に教授された個人主義を典とする甘美な思想に酔いしれ、 青年時代の「生き辛さ」の大海においても二日酔い状態だった私だが、 成年時代の今では酔いも醒め、その「安心」の大海の漣に片足の踝程まで浸している。 盛年の盛りを取り戻すべく、今また酒を手に取りチビチビと盛っている(実際には下戸だが)。
むずかしい! 読みにくい!
歴史的考察をした後に、 さて現代に翻ってどうかという考察が もっと多いのかと思っていたので 少々期待はずれだった。 その時代時代にとっての「世間」は分かっても、 その影響が具体的にどういった形で 現代に出ているかが理解しにくい。 例えば「自分がニートだということは世間体が悪いから隠している」 というような身近なレベルの話から 多くの論理が展開されているともっと興味深く読めたと思うが、 そういう部類の本ではなかったようだ。
世間の謎
 多くの実例を元に日本に残る「世間」というものを解きあかした名著。  ある意味それは空気といってもいいかもしれない。  いまだに日本人の間に残っている「空気を読め」という言葉などもそうだ。  少なくとも日本人にはシロクロをはっきりつけるという意識は学者でもいまだに存在しない。  罪をおかしていなくても疑われた場合世間を騒がせて申訳ないと謝罪しなければならない。  特に後半の漱石を中心に分析した項は日本人がいまだに近代を迎えていないと痛感させられる。  日本の自称近代人や自称西洋学者たちが見てみぬ振りをしようとしたものをまざまざと見せ付けてくれる。
世間を騒がせたことをお詫びしたい、という言葉は翻訳不能
つい先月、著者の阿部氏の訃報を聞き、 あらためて手にとってみた。 著者の阿部氏はドイツ中世史の専門家で、 出世作の「ハーメルンの笛吹き男」では、グリム童話を手がかりに 中世を生きた民衆の社会的環境、とくに職業や身分による階層社会、 差別の問題を浮き彫りにした。 本書はその日本史版といってもよいだろう。 万葉集、徒然草、歎異抄、西鶴、漱石と各時代の物語を紐解きつつ、 日本人にとって「世間」がどのような存在であったかを考えていく。 日本における「世間」の特異性は例えば、 ・世間を騒がせたことをお詫びしたい、という言葉は  英語やドイツ語に翻訳することができない。 ・宝くじにあたると日本では世間をはばかって隠したりするが、  アメリカでは新聞に堂々と顔写真がでる。 などに現れているという。 世間は顔見知りの人と人との具体的なつながりであり、 世間体は個人の自由や利害に優先する。 そして万葉の昔から今にいたるまで、 世間は暗黙のうちに日本人の行動を規定している。 このことはすなわち、日本に「個人」が長く存在しなかったこと、 そしていまだに日本には「個人」が存在しないことを意味している。 この本のいちばん凄いところは、 この事実=日本には個人が存在しないことを発見した点であろう。 なにしろ、あたっている文献の量が半端ではない。 阿部氏にとって日本史は専門外ながら、 本物の学者が本気で取り組んだテーマであることがわかる。 文献考察が主で、論旨展開に特別な起伏もなく、 読み方によっては退屈かもしれないが、 内容はけっして凡百の日本文化論ではない。 例えば忠臣蔵の精神は四書五経の中には見つからなかったが、 阿部氏が指摘した「世間」の中にはそれがありそうだ。 「世間」は日本人の伝統的精神構造を読み解くための、 ひとつの大きな鍵なのである。 誰にでも薦められる本ではないが、名著であることは間違いない。
世間とは
 世間というものに対して社会史的にアプローチした名著。社会科学や従来の西洋知識人の輸入に 依拠ぜず日本の特質を明らかにしている。  日本に於いてはネットですら世間的なものが幅をきかせている所から見ても著者の考察は重要である。  特に著者の他の著作もあたれば大学という所がもっとも世間的な所であることに思い至るはずだ。  世間という語の語源から日本の様々な著作を通じて世間というものを浮き彫りにしている。

院政と武士の登場―平安時代〈2〉 (学習漫画 日本の歴史)

[ 単行本 ]
院政と武士の登場―平安時代〈2〉 (学習漫画 日本の歴史)

・入間田 宣夫 ・森藤 よしひろ
【集英社】
発売日: 1998-02
参考価格: 893 円(税込み)
販売価格: 893 円(税込)
中古価格: 129円〜
( 通常24時間以内に発送 )
院政と武士の登場―平安時代〈2〉 (学習漫画 日本の歴史)
入間田 宣夫
森藤 よしひろ
カスタマー平均評価:   0

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人

[ 単行本 ]
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人

・ジョン ダワー
【岩波書店】
発売日: 2004-02
参考価格: 2,730 円(税込み)
販売価格: 2,730 円(税込)
中古価格: 2,100円〜
( 通常24時間以内に発送 )
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人 ※一部大型商品を除く
ジョン ダワー
カスタマー平均評価:  5
日本人の民主主義の一つの出発点を示す
上からの民主主義とは何だったのかということを考えさせられる。戦後60年たち昭和の終わった今も、この時期に下された様々な決定の影響下で生きていることを思わせる。私たち、この時代を知らないものにとっては、やはりそれを外から研究したアメリカ人の論考はとても読みやすい。その読みやすさの意味も考える上で、当時を生きた人の文章も同時に読むべきかもしれない。
勉強になりました
勉強になりました。全ての日本人は読むべきですよ。国家に騙されないためにね。 戦時中に国体を叫び庶民に犠牲を強いていた戦争指導者達が、戦争に負けた途端、 証拠書類の償却や軍需物資の横流しに躍起になっている姿が印象的だった。上野公園で 毎日何百人の餓死者が出ているのに彼らは私服を肥やすのに懸命だった。 これは、今現在、エリート層のやっていることと同じじゃないかと思う。 国体を叫ぶ代わりに「美しい国」を叫んでいる間に、指導者層達は税金のちょろまかしを して私腹を肥やしているという構図である。 負けを見るのは一般庶民である。歴史から学ぶことの重要性を、この本は教えてくれた。 「歴史は繰り返す」ということも教えてくれた。日本国家に騙されたくない人は 読むべきだ。
普通の人々の物語
米国における日本史研究の大家、ジョン・ダワーが著した本書『敗北を抱きしめて』は、敗戦からサンフランシスコ講和に至る占領下の日本の7年間を生き生きと描き出すものである。占領軍による改革は勝者による「押し付け」であったとし、その産物である戦後民主主義に対して否定的なスタンスを取る言説は今なお根強い。しかしながら著者は、「押し付け」の構造があったこと自体は肯定しつつも、しかし敗者の側を一方的に受動的な存在であったとみることを拒絶する。単に「勝者が敗者に何をしたか」ではなく、日本占領を「抱擁」として捉え、敗者が勝者にどのような影響を与えたのかに着目するのである。 そのような問題意識の下に、著者は、占領期日本の社会・文化に焦点を当て、「民衆意識」を掬い取ろうとする。「瓦礫となった世界において、社会の全ての階層の人々の声を回復し、全てをやり直すということ、それがどんなことを意味したかを感じ取ろうと努力した」(P9)というのである。 そんな本書は、まさに日本の「社会の全ての階層の人々」が、敗戦をどう迎え、あの戦争をどう認識し、占領軍とその改革にどう向き合い、平和と民主主義についてどう考えたかを描き出す「敗北の物語」である。上巻では、あの戦争のもたらした破壊と絶望、虚脱感を克服せんとするかのように登場してきた新しい文化、そしてGHQの改革とそれに対する民衆の呼応が描かれる。「戦後レジーム」からの脱却が叫ばれる今、そもそも日本の「戦後」とは何だったのかを考え直す上で本書は避けては通れない一冊であろう。戦後日本の「普通の人々」の生き様を描いたこのドラマティックな「物語」をじっくりと味わいたい。
善悪はっきり、西部劇の如し
上巻は山田風太郎や安岡章太郎の本などで既に知っていたことが多く、あまりインパクトがなかった。戦中派の人々には尚更そうであろう。ただ著者の意図としては、原題からも分かるように、パンパン:米軍人=マッカーサー:昭和天皇という倒錯図式を嗤いたかったわけで、日本版でもこの部分は構成上外せなかったのかもしれない。下巻のフェラーズ准将なる人物が登場してから、俄然興味深くなる。
日本人が触れたくない部分意識したくない部分?
たまたま手塚治虫の戦争直後の混乱期の漫画を読んでいたあとだったが、観察者視点と当事者視点ではどうも違うようだ。手塚治虫の漫画では、この本と同じように戦争からの開放感と同じに、この本では書かれていない反米感情、嫌米感情が薄い。恐らく一次資料を新聞や公式文書に頼っているからかもしれない。この本には当時の生活に関するインタビューが一切出てこない。新聞がインタビューしたものを使っているだけである。 方法論上、かなり問題はあるが、日本人が触れたくない部分について書いてある点で評価できる。

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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク