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歴史読み物

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ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白

[ 単行本 ]
ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白

・アンソニー・スオフォード
【アスペクト】
発売日: 2003-06-25
参考価格: 1,995 円(税込み)
販売価格: 1,995 円(税込)
中古価格: 250円〜
( 通常24時間以内に発送 )
ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白 ※一部大型商品を除く
アンソニー・スオフォード
カスタマー平均評価:  4
戦争の裏側。男たちの空間。
ジャーヘッド・・・。アメリカの海兵隊員の刈上げ頭が、ジャー(びん)ににていることから、海兵隊のことをこう呼んでいます。 この原作から出来た映画が2月から公開されます。 湾岸戦争を描いた物語ですが、従来の戦争映画とは全く違う作品。 銃撃や爆撃重視のアクション映画ではなく、兵隊の普段の生活や想いを忠実に描いている作品です。 「ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白」というベストセラー小説に基づいて作られたノンフィックションのドキュメント作品です。 「アメリカンビューティー」でアカデミー賞を受賞したサム・メンデス監督が、戦争の裏側で起こる人間ドラマを再現しました。 戦争とはいっても、誰も殺すこともなく、ただ参加するだけの末端兵も数多くいます。そんな下っ端兵士たちが一体どのような訓練を受け、どのような生活をし、どのような心理状態で日々過ごしているのかが描かれています。 内容はとにかく体育会系の男のノリが終始続きます。 R-15と言っても、怖いシーンはほぼありません。おそらく、放送禁止用語だらけなので問題なのでしょう。 メチャクチャ面白い映画というわけではありませんが、あまり類をみないタイプなので興味深い作品でした。 男心が分からない(特に体育会系の男性とお付き合いの経験がある人)若い女性にぜひオススメしたい 映画です。 男誰家の世界がまざまざと描かれています。 男心が理解出来ること間違いなしです! もちろん、フセイン政権討伐を目的としていた湾岸戦争の裏側にも注目です。 戦争の虚無感を改めて感じると共に、世界の男社会の姿を知ることが出来る作品です。

ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争

[ 単行本 ]
ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争

・高木 徹
【講談社】
発売日: 2002-06
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 109円〜
( 通常24時間以内に発送 )
ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争 ※一部大型商品を除く
高木 徹
カスタマー平均評価:  4.5
衝撃でした。
いわゆる“情報戦” その役目をまさか、民間企業が果たしている事が有るなんて・・・。 衝撃でした。 新聞、テレビ、あらゆるメディアを見る目が変わります。 社会派ノンフィクションですが、 エンターテイメント的な読みモノとしての魅力もアリ。
倫理観を押さえて読もう
ボスニア紛争でムスリム人(この言い方も変だけど)政府のメディア対策を一手に引き受けた広告代理店チームの行動を追ったドキュメントだ。彼らの活躍で、セルビア人=加害者、ムスリム人=被害者と言う構図が構築され、流布され、信じられ、そして、反対できないドグマへと仕立て上げられていく道筋が克明に追われている。上手なメディア戦略というものがどういうものか、目にもの見せられる思いである。わが国のあらゆる組織のトップに立つ人は必読の本だ。 ひとつすごいなあと思ったのは、広告代理店チームが詳細な取材に応じていることだ。彼らは悪びれることなく、クライアントの最大の利益を守ったと言う。そもそも、何をしたかの詳細なレポートを業界団体に提出して賞をもらっているのだ。そして、その賞によって最も有力な広告代理店の仲間入りをしている。他民族のパッチワークの中で、正義(そうブッシュの好きな正義)とは相対的なもので、大衆やメディアが指し示すに過ぎないことを深く理解している。かの国で、学校教育でディベートが重視されるのも当然だし、卑近な事象で争うと弁護士社会となる。日本人は、価値観の似通った中で暮らしているので、そのような考えには嫌悪感を覚えるが、一歩外に出れば、そう言う世界が広がっているのだ。 セルビアが悪の権化に祭り上げられた経緯は、戦前、わが国が悪の権化に祭り上げられる経緯と重なるものがある。ハルノート、リメンバーパールハーバー、国際連盟脱退、にみごとに対応するものをボスニア戦争で見つけることが出来るのは驚くばかりだ。第2次大戦は、戦力、経済力、云々の前に、メディア戦略でまず負けていたわけだ。 現在の牛肉輸入問題にしろ靖国問題にしろ、私は結論はどちらでも良いように思う。ただし、国際世論(本書を読む限りそれは実質的にはアメリカの世論)をいかに味方に付けるか、そのためにどういう手を打つかについてよほど腰を据えて考えていないと、あっという間にセルビアにされてしまうのだ。
イメージの管理
国際社会を動かす「情報」の重要性について、ボスニア紛争という特異事例をよく調べたうえで分かりやすく記述していて、内容的にはまったく異論がない。我々が生きているのが現実ではなく情報=イメージの世界であることがよくわかる。湾岸戦争時の「デッチアゲ」の段階から、嘘ではなく一側面を強調することによる情報操作へ、という流れもそのとおりだろう。 しかし、プロフェッショナルな広告代理店の仕事を綿密に追いかけ、日本社会の情報管理を嘆く姿勢から浮かび上がってくるのは、情報=イメージをよりよく管理しましょう、うまく主張しましょう、という姿勢ではないか。これではどこかの政府が近頃むやみに「主張」していることと同じだ(それだけ本書の影響力が強かったのか)。内容はともかく、とにかく主張するだけ。。。 情報=イメージをいかに管理するか(どのように見せるか)という管理側の発想よりも、そのような擬態をもった情報=イメージをいかに見るか、という受け手側の発想が重要なのだろうと考えさせられる本だった。
社会人としての「実用書」
以前より読もうと思っていたが、結局文庫化されるまで読まずじまい。何となくタイトルと聞こえてくる評判から変な偏見をもっていたからだ。PR会社がボスニア紛争を牛耳ったことを糾弾している安易な批判本ではないか、と。 しかし、この本はそういう単純な図式から遠く離れている。ボスニア紛争において、ルーダー・フィン社のジム・ハーフを中心としたメンバーが、明確なPR戦略と実行力で、如何にボスニア=善、セルビア=悪という明快な図式に国際世論を誘導していったかが、綿密な取材をベースに、しかも非常にわかり易い文体で描かれている。 ここで重要なのは、ジム・ハーフ達が戦争をビジネス化したこと(と、それへの批判)ではない。この本で面白いのは、ジム達が情報の本質を鋭く理解しており、またそれを如何に整理し他者に伝えていくのか、そのノウハウをプロフェッショナルとして見事に手法化していることだ。つまり、事は戦争に限らない。ビジネスでも政治でも、そして学問でも、ある情報をどう整理し如何に他者に届かせるのか、というのが決定的に重要であることをジムたちは見事に喝破している。そして、著者もそのことを十分理解しているが故に、この本ではジム達の手法に対する批判は殆ど見られない。その代わり、著者は丹念な取材で、ジム達のとった戦略、手法、その成否をつまびらかにしていく。よって、この本は単なる国際紛争のルポにとどまらない。例えば僕にとって言えば、いかに自分が日頃のビジネスで情報に対する感度が低いか思い知らされた。この本は、広く情報を扱う人たち、つまり社会人として働いている殆ど全ての人にとって有用な「実用書」と言えるのではないだろうか。
戦争と企業 モスレム
ドイツワールドカップが終わり、急遽日本代表監督として決定したオシム監督の故郷として、今フーチャーされているポスニア。そして1990年代前半に勃発したボスニア独立によるセルビアとの民族紛争。 客観的にこの戦争を見ればどっちの民族つまりモスレム人とセルビア人はどちらも血で血を洗うような殺し合いを繰り広げ、その戦場には正義などの言葉は存在しなかった。 しかしそこにPR企業がフィルターを通し、『エスニック・クレンジング』(民族洗浄)などのPR案を駆使して、全世界の人々を味方につけてセルビアの国際的抹殺を実行した。 僕はこの作品をはじめて読んだとき衝撃を受けました。ボスニア紛争自体そんなに知らなかったのですが、この『戦争広告代理店』というタイトルが気になり読んでみたのですが、人の思惑はある一部の機関によりコントロールされて、それによった結果が出る。その象徴としてこの作品が存在するのではないのでしょうか。

急降下爆撃 (学研M文庫)

[ 文庫 ]
急降下爆撃 (学研M文庫)

・ハンス・ウルリッヒ ルデル
【学習研究社】
発売日: 2002-12
参考価格: 662 円(税込み)
販売価格: 662 円(税込)
中古価格: 235円〜
( 通常24時間以内に発送 )
急降下爆撃 (学研M文庫)
ハンス・ウルリッヒ ルデル
カスタマー平均評価:  4
空から俯瞰
個人の記録である。 であると同時に、空からながめた大局観もうっすら読み取れる。 スターリングラードの話が前のほうに書かれている。 家々、一つの部屋、工場の壁の一片を巡って戦っている。 だから爆撃には注意の上にも注意を重ねなければ友軍を傷つけてしまう。 航空写真も日々配られていたという。 ある日、ソ連の反攻が始まる。 上空から一団の兵士に出会う。同盟のルーマニア軍だ。 算を乱して潰走してくる。ぞっとする光景だった。 地上に立ち止まって戦う友軍がいないと、爆撃しても、大洋に小石を投じるようなむなしさを感じたという。 日付、地名、所属などがそれほど詳細には書いていなくて、他書との照合がややむずかしい。
新訳が望まれるのだが…
正直に言って、文章的にはまったくいただけない本だ。 英訳本の日本語訳であり、固有名詞の表記などはドイツ語の発音をしらない人物の手になるものだとわかる誤りが散見どころかてんこ盛り。 独→英→日の翻訳の過程で生じているだろう、語訳やニュアンスの変化を窺わせる文章も見られる。 訳者による初版のまえがきの日付は昭和27年となっており、そこから何も変わっていないのだとすれば、ぶっちゃけ出版社の怠慢さえ感じるし、怒りさえ覚える。 だが、それでもこの本は読む価値がある。 ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの名を知っている人にはなおさら。 自伝である以上、そこに書いてあることをすべて鵜呑みにはできないにせよ、強固な意志を持ったタフな人間がどれほどのことをやってのけられるのか、その例証がこの本には描かれている。 原文からして、素朴であり、簡にして要を得た文章であろうことは訳文の悪さにも関わらず伝わってくる。 それだけに、ドイツ語と歴史を知り抜いた訳者による新訳が待ち望まれる。
常識や日常は人によって違う
「機会は必ず訪れる。決して自信を失うな。」

社会に対して後ろ向きで今でもうつ状態に近いところまで落ち込んでいる自分にとってこの率直な一、二文は、身近にいる人の励ましているのか貶しているか分からない曖昧な言葉よりも数倍胸を打った。

内容は淡々と日常生活を語るように戦場が語られている。ときどき不時着や爆弾がすぐそばに落ちたときのことが笑いの種として書かれていたりするので一つ間違ったらルデルさんが死んでいたかもしれない場面でも、ついつい笑ってしまったりして、別の意味で精読が必要かもしれない。
冷徹な、しかし凄絶な記録
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淡々と…
先の大戦を生き残った人の書いた本は、今から考えると創造もつかないような経験を語っているわけですが、この人はその中にあっても特別ではないでしょうか。出撃回数にしろ撃破した艦船や戦車などの数にしろとてつもない数字です。この辺のところがあまり露骨に表に出てこないのが、多くの死と理不尽とも思える運命(あるいは単に運か…)を見てきた人ならではということなのかもしれません。

英語版の日本語訳ですので致し方ないのかもしれませんが、この手の内容の本にしては翻訳に少々無理があるところが散見されます。少々残念です。


ヒュースケン日本日記 1855~1861 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
ヒュースケン日本日記 1855~1861 (岩波文庫)

・ヒュースケン
【岩波書店】
発売日: 1989-07
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 367円〜
ヒュースケン日本日記 1855~1861 (岩波文庫)
ヒュースケン
カスタマー平均評価:  4
昔、武士官僚 = 今、公務員官僚
 
一つの地味すぎる仮説として。

ヒュースケン氏が、なぜ攘夷テロリストに殺されたかって? なぜ彼は日本に好意的な感情をもっていたかって? なぜ彼の上官のハリス氏は彼の墓標に名前と生没年しか刻ませなかったかって? 
簡単なことだよ。女の問題だ。
日本の女を紅毛洋鬼の男に取られることへの深い憤りが、日本の攘夷の男達の感情の根源にあるんだよ。
いつの時代も、船員男達が長い船旅から上陸すれば、当然そこにはそれを迎える経済的事由のある女達や、それらを媒介することを商売にしている人々がいるんだよ。相手が日本人や中国人だけでなく西洋人も加わるというだけの事なんだよ。
でもそういった港市の巷では、単に商売的な関係だけでなく、素朴に真実の情心の関係が形成される場合もあるんだよ。
国際港湾都市的な多重文化性に不慣れだと、そういったことはドメスティックな男達にとっては耐え難いこととなるんだよ。無論、アジア人からすれば無神経なある種の西洋人達の振る舞いへの嫌悪感や反発もあるだろう。それが超ペイトリオッを形成せしめていくんだよ。「国家の独立」だの「民族の誇り」だのといった能書きは一種の美辞麗句の面があるんだよ。
そして、実は、そのことは、昔だけでなく、目立たなくなってはいるが潜在的に現在の事でもあるんだよ。
うんと簡単に言えば、「日本の女を横取りするガイジン男は許せない」・「ガイジン男と結婚する日本の女は理解できない」…。
日本を愛した外国人が日本人に暗殺されるという皮肉
合衆国大使ハリスの通訳として幕末の日本を訪れたヒュースケンの日記。1855年10月25日にニューヨークを出発してから1861年1月8日まで、途中幾度か途切れながらも航海の日々と日本での滞在生活を綴った貴重な史料で、ヒュースケンは最後の日記を書いてすぐの1861年1月15日に、何者かによって暗殺されている。

日記はおおまかに、二つに分けられ(意識して分けた、というより、自然と気持ちや感じ方が異なってきたのだろう)、前半は主にニューヨークから、ポルトガル(常春の島・マデイラ)、アフリカ(喜望峰)、インド、タイ、香港、などに寄港しながら日本へ来るまでの船の旅と、様々な土地での人との出会いが叙情豊かに描かれており、さながら旅行小説のような雰囲気。

後半は、日本に来てから、条約締結に奔走する日々について簡潔にまとめている。大使と日本側の代表との間で苦労しながらも徐々に日本に愛着を覚えていく様がわかる。自分たちが、日本に対して悪いことをしているのではないか?と苦悩する姿も垣間見られ、単なる史料とは片付けられない力がある。当時の日本で、数少ない日本の理解者であった彼がよりによって暗殺という最期を向かえたのは残念だ。

(イラストつきなのも○)
外交折衝が主
ヒュースケン日本日記の1/3は、1855年10月にニューヨークを発ってから1856年8月に下田に着くまでのことで占められていて、当時の喜望峰、セイロン、バンコクなどの様子がわかる。

日本に到着してからは、主に日米修好通商条約の日本側との交渉に関して書かれている。そして1858年6月で日記は中断される。

1861年1月1日から日記は再開されるが、同年の1月8日で終わっている。その一週間後、ヒュースケンは暗殺されるのである。

日本の風物に関する描写は少ないが、当時の日本人を外交折衝と言うものを通して知ることが出来る。


「新選組」土方歳三を歩く (歩く旅シリーズ 歴史・文学)

[ 単行本 ]
「新選組」土方歳三を歩く (歩く旅シリーズ 歴史・文学)

・蔵田 敏明
【山と溪谷社】
発売日: 2003-11
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 840円〜
( 通常24時間以内に発送 )
「新選組」土方歳三を歩く (歩く旅シリーズ 歴史・文学) ※一部大型商品を除く
蔵田 敏明
カスタマー平均評価:   0

画家の妻たち

[ − ]
画家の妻たち

・澤地 久枝
【文藝春秋】
発売日: 1993-04
参考価格: 2,447 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 690円〜
画家の妻たち
澤地 久枝
カスタマー平均評価:   0

悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)

[ 文庫 ]
悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)

・森村 誠一
【角川書店】
発売日: 1983-01
参考価格: 504 円(税込み)
販売価格: 504 円(税込)
中古価格: 64円〜
( 通常24時間以内に発送 )
悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)
森村 誠一
カスタマー平均評価:  5
歴史の空白を埋める
 光文社カッパ・ノベルズで初版が出たとき(1981年)の衝撃はものすごかった。それまでごく部分的にしか知られていなかった旧日本軍の細菌戦部隊(七三一部隊)の概要が、これ(『悪魔の飽食シリーズ全三部作』)によってほぼ明らかにされ、一般読者にも知れわたることになったからだ。   『第一部』は七三一部隊元隊員からの聞き取り調査、『ハバロフスク公判記録』、医学雑誌等に発表された七三一部隊の元上級隊員による論文、などをもとに書かれた。つづく第二部の『続・悪魔の飽食』では主としてアメリカの資料(「トンプソン・レポート」など)に基づいて著述され(この『第二部』の巻末にはアメリカ側の資料につての松村高夫氏による解説がついており、理解の助けになる)、最後の『第三部』では中国の現地調査に基づいて書かれている。すべて各文献資料やインタビュー等の信憑性を相互にチェックし、執筆された。これを「左翼のプロパガンダ」などと呼ぶことはできない。  その後の研究の進展により、細菌戦部隊の人体実験、実戦の実態がよりいっそう明らかにされている。『続・悪魔の飽食』で「写真誤用問題」が発生したが、これについては『第三部』の最後の章で事実経過が報告されている。「写真誤用問題」のほか、部分的な訂正はいくつかあったが、内容の大枠について訂正をせまられることはなかった。歴史事実の解明に大きな進展をもたらした本書の価値は貴重である。  本来なら歴史の空白を埋めるのは歴史学者の仕事と思うが、歴史学者だけがこれをなしうるというわけではない。本書は本多勝一『中国の旅』などとともに、作家やジャーナリストによって(聞き取り調査などの「オーラル・ヒストリー」の手法で)歴史の穴埋めが行われることのひとつの典型作品とも言える。

中世の異端者たち (世界史リブレット)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
中世の異端者たち (世界史リブレット)

・甚野 尚志
【山川出版社】
発売日: 1996-07
参考価格: 765 円(税込み)
販売価格: 765 円(税込)
中古価格: 400円〜
( 通常24時間以内に発送 )
中世の異端者たち (世界史リブレット)
甚野 尚志
カスタマー平均評価:  4
コンパクトに読めて、現代キリスト教史も見える中世キリスト教の裏面史
 キリスト教史は、教義の論争の歴史ですが、この本では、カタリ派、アリウス派、千年王国主義、ヴァルド派などを紹介する一方、ウィクリフやフスのようにプロテスタント教会で再評価されているものまで取り上げています。キリスト教史を見ることによって、ヨーロッパ史やアメリカ史を学ぶ上でだれがどのようなことを主張したか、どういう背景があったか深く考えることができます。ウィクリフは、プロテスタント教会では、「宗教改革の明けの明星」として評価され、彼の流れは、ボヘミアのフスとルターに影響をあたえ、フスの流れはモラビア兄弟団、それからメソジスト派のウェスレーにつながっていきます。

 また千年王国主義は、ドイツ農民戦争のミュンツアーにも影響を与え、世界史をいくつかの時代区分に分けるところが、現代アメリカのファンダメンタリストと関係の深いといわれるディスペンセーション主義者の思想とそっくりです。

 宗教改革までのヨーロッパ中世のキリスト教の歴史の底流には、どのような変化があったのか、教皇権の盛衰のみでは見えないキリスト教史をコンパクトに語ってくれる本です。


世界石油戦争―燃えあがる歴史のパイプライン

[ 単行本 ]
世界石油戦争―燃えあがる歴史のパイプライン

・広瀬 隆
【日本放送出版協会】
発売日: 2002-06
参考価格: 1,995 円(税込み)
販売価格: 1,995 円(税込)
中古価格: 210円〜
( 通常24時間以内に発送 )
世界石油戦争―燃えあがる歴史のパイプライン ※一部大型商品を除く
広瀬 隆
カスタマー平均評価:  4.5
ホントのこと!
結局すべては石油だった!!!
ワイドショーで取り上げられるイラク復興支援への自衛隊派遣。
黄色い声で感情論を撒き散らすオバサマのコメントに違和感を感じていたが。。。

そうか!すべては石油だったのか。
オバサマ、もし、石油が日本にまったく入ってこなくなったとしたら。
自衛隊派遣、やめろって言う?

今も昔も石油に関わる家系はほんの少数であること。
英国首相チャーチルが実はアメリカの血を引いていたこと。

なんて楽しい本なんだ♪(分厚いけど。。。(笑))

本当のことを知りたいあなたは、是非!!!
本書を読まずして中東問題を語るなかれ
一般の歴史書がすべて真実を記している事はない、あくまで歴史である、学校の教科書が正しい歴史観を全部伝えているとはいえない、中東問題をまるで対岸の火事、どこか遥か遠くの異国の地で起きている宗教観の対立、石油利権の対立問題という極めて皮相的な、表層的な歴史の捉え方では真実は見えてこないし知り得ない、確かに古代時代からの連綿と連なる日本の歴史も必要だが、今必要のは我々が生きている現代史の深遠を紐解く真の歴史書である、その意味で洞察力を磨くためにも本著は一読の名著である
一方的な言い分
広瀬隆の本はどれもみな似たようなもので、事実を客観的に捉えて伝えるものではなく、最初に思い入れや思い込みがあり、どうにかして自分の主張を押し通そうとしているのが顕著に見られます。本書にもまず最初に、「オサマビンラディンは立派な建築家であり、過去にテロなど行ったことはなく、全てアメリカの言いがかりである」、「アフガン空爆は米英が利権を確保するための侵略戦争」、「炭素菌事件の犯人を何とかしてイスラム教徒であるとでっち上げようとしたが、それに失敗したため、FBIは真犯人を知りながら逮捕しなかった」等と言った勝手な思い込みがあり、さらには過去のパレスチナやサウジアラビアに関する欧米の姿勢を述べることで、欧米こそが「悪」で、それに抵抗するイスラム教徒は「正義」であるといった主張をどうにかして押し通そうとしている様子が窺えます。

そのために、所々イスラムに対する一方的な思い入れとしか言いようがない記述が目立ち(利子のない金融システムやイランの白色革命に関する記述など。実際にはサウジの金融システムには、事業に失敗すれば三社とも持金が0になるなどの問題が多々あるわけですし、白色革命は農地改革や識字率の向上による政治改革を目指したもので、恐怖政治と何ら関係はありません)、彼独自の手法である人脈の系図などというのも、読み手をわざと混乱させているとしか思えません。また、常軌を逸しているとしか思えないテロリストと、穏健なイスラム教徒を区別せず、あたかもイスラム教徒が皆が皆テロ(広瀬流にいえばゲリラ)を支持しているような書き方も主張を通すためのプロパガンダと思われます。この手のプロパガンダをフルに活用してたどり着くのは、「イスラム教徒を長年に渡って苦しめてきたのはロスチャイルドであり、この一族に私物化された欧米諸国である。9.11の事件で彼らに報復する資格などなく、謝罪せねばならないのは彼らのほうなのだ。」やれやれ。この理屈は「日本は我々を植民地支配で苦しめたのだから、我々は日本に対して何をやってもいい。日本はひたすら謝罪せよ」という北朝鮮の屁理屈と同じで、塔底受け入れられるものではありません。あまりの暴論です。
ジャーナリストでも専門家でもない、一介の作家にしては頑張ってよく書いたとは思いますが、平均的な中東書籍からはあまりに逸脱した記述が多いため、うかつに信用しない方がいいと思います。
索引が無いのがいかにも残念
 いかにも広瀬隆らしい作品であり、誰にも真似の出来ないものであると言えよう。系図を駆使するこの手法は、彼の主著である『赤い盾』から綿々と受け継がれているものである。果たして「血の濃さ」がそれほどまでに重要なものであるのか?に関しては、私自身は、現代に至るまでまだ自分は判断がつかないところであるが、例えば本書300−301頁の系図に見られる現大統領G.ブッシュと、「2000年の大統領選当確判定責任者」John Ellisの関係などは衝撃的であると言えよう。

いずれにせよ、広瀬は彼自身の分析法を編み出したわけであり、その信じられないほど複雑かつ膨大な系図や、それを用いて叩きつける様に語る分析を読んでいると感嘆せざるを得ない。実際、このような物を次々と書き続ける彼のバイタリティーを見る時、自分自身の不勉強さを恥じるばかりである。

誰かが読み難いと書いていたが、確かにその点に関しては私も感じることがままあり、あまりにも縦横無尽に話が展開されるため、一体誰が誰なのか混乱することもある。一つには慣れの問題であろうが、本作の場合、いつもであれば巻末に付けられるはずの索引が今回は無いのが実に残念である。

また、広瀬の著作を読んでいて常々感じることであるが、参考文献リストを付けてもらいたいと切に願う次第である。彼の場合、絶版、未翻訳の資料などを活用することが多いであろうことは想像に難くないが、しかし、参考文献リストが無ければ読者が彼の作品からより知識を深めていくことが困難に成ると思うのである。

また、出来ることならば『赤い盾』でも予告していることであるから、早い時期に朝鮮半島の分析を書いてもらいたいと切に願う次第である。
読みにくいが値段は安い!!
この本を読むと、莫大な原油埋蔵量を誇るサウジアラビア周辺への関心がグッと高まるのは間違いありません。NHK出版ということもあり、懐疑の心を保ちながらも、おおむね真に受け止めていいのかもしれないと思っています。

この本を読んで改めて分かるのは、中近東の石油のパワーゲームで目立つのは英米・アングロサクソン系の石油企業ばかりで、日系企業にほとんど存在感が無いということで、これは気がかりです。着々と進められているアメリカのイラク攻撃計画ですが、日本人の無知に、再度湾岸戦争のときのように、世界から無能呼ばわれされそうな気がしてきました。


近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (下) (中公新書 (386))

[ 新書 ]
近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (下) (中公新書 (386))

・高階 秀爾
【中央公論新社】
発売日: 1975-02
参考価格: 693 円(税込み)
販売価格: 693 円(税込)
中古価格: 89円〜
( 通常24時間以内に発送 )
近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (下) (中公新書 (386))
高階 秀爾
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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク