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[ 単行本 ]
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DUTY(デューティ)―わが父、そして原爆を落とした男の物語
・ボブ グリーン
【光文社】
発売日: 2001-07
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 270円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ボブ グリーン
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カスタマー平均評価: 3.5
〔信じがたい〕 原爆投下のパイロット(含チーム)としては、歴史上大きなことをしたというより淡々と自分の責務を果たしただけという理解で生きているようです。でもね、戦争とはいえアンタの原爆で何人死んだと思ってんの?って感じです。非戦闘員を無差別に殺すことについては葛藤とか罪悪感とかないの?命令を拒否してもらいたかったなどとは思っていませんが、こうまで違う立場の人間がいるということを知るという意味では役に立ちました。
エロナゲイ乗組員へのインタビューから分かる彼らの人柄 広島に原爆投下した人々がどのように考えて投下し、その経験をどのように受け止め、心の中にしまい込んでいるのか?日本人であれば、おそらく一度は思ったこの内容について、ボブグリーンは彼らしい切り口で分析・解説を行っている。 グリーンらしい切り口とは、誰もが思うささいな疑問を利用しながら、相手の「ひととなり」に迫るという方法である。このいわば「身の丈にあった切り口」を原爆投下というあまりにも非日常的な出来事の分析に応用しているのがボブグリーンの面目躍如といったところ。 原爆を投下した彼らの感情や信念も戦争という「狂気の文脈」で捉えるとすれば、人生の終末を迎えようとしてるエロナゲイ乗組員に感情移入すらしてしまう自分に気がついた。そう思う私とそれを否定しようと!する私を感じる。 日本人、特に若い日本人にこそ、読んでほしいと思う一冊である。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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西洋絵画の主題物語〈1〉聖書編
・諸川 春樹
【美術出版社】
発売日: 1997-03
参考価格: 2,940 円(税込み)
販売価格: 2,940 円(税込)
中古価格: 1,272円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・諸川 春樹
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カスタマー平均評価: 3
図版はきれいです。ただし文章が・・ 旧約、新約聖書の話の流れに沿って各主題のあらすじ、それを描いた絵画、絵画の簡単な解説を1?2ページで解説している。
オールカラーで図版は誰もが知っている有名な作品から、写本など一般には無名だが図像学的に面白い作品まで豊富に掲載されている。
ただし、図版に割くスペースが多いため、聖書のあらすじは記述不足、絵画の解説も図像学的なことには踏み込んでいないので、それなりに絵画の知識を得たい人は他の本と併用が必要なので星1つ減点。
他の方も書かれていますが、諸川さんの著書は読んでいてワクワクする本が多いのですが本書は違いました。ここで星1つ減点でトータル星3つとしました。
お粗末な作品でしかありません。 本書は数多い類書の中でも最も不出来な作品だとしか言えません。監修者も原稿に一切目を通していない様子で、無責任きわまりない状態です。 一例を挙げれば、24ページの「ロトの娘たち」の解説で、「ソドムは男色のはびこる淫らな町だった」などと書かれているが、聖書学の知識が皆無に等しい人物が執筆したとしか考えられない記述です。今どき「ソドムの罪」を「男色」と結びつける人々なぞ、まともな学者のなかには一人も居ないからです。 あとは「一斑を見て全豹を卜するべし」と申しておきましょう。
絵の元ネタを解説してくれるわけです。絵が中心で読みやすい。 基本的に、1テーマ(1エピソード)を見開き2ページ使う ことで解説しています。その解説もエピソードをかるく 紹介する程度にうまくまとまっており、あとはその テーマを描いた絵が4つほど載っているという構成です。 詳しい内容にそんなに興味はなくても、美術館などで 絵を観て「どうも聖書のエピソードらしいのだけど、これは どういう状況なのかな?」と思ったことはありませんか? そういう疑問に答えてくれる良書です。フルカラーで 観ていても楽しい本です。
傍観者的キリスト教解説 聖書の物語を網羅的に見られて、とても便利であるとともに、このシリーズで気に入っているのは、著者のやけに醒めた聖書物語に対する見方、解説である。ちょっと「くすっと」笑ってしまうようなとぼけた解説や、どうでもいいようなふりをしながら物語の矛盾を指摘するなど、熱心なキリスト教信者には書けないであろうと思われる(熱心なキリスト教徒だったらごめんなさい)、傍観者的態度が面白い。著者は多分とてもユーモアのある学者さんなのだろう。楽しく読めて、美術鑑賞でとても応用力のつく本。
very beautiful book, but... 類書が幾種か出ていますが、本書は図版の数が多く色彩が美しいという点が特徴になって居ります。 ただし、各々の図版が小さくて細部が見辛いのと、各図の解説と選択が不適切だという辺りが難点となっていると言わざるを得ません。 たとえば、大半の作品がイタリアをはじめとするヨーロッパ本土にあるというのに、固有名詞のアルファベット表記が英語だけであったり、今日ではギリシア正教など東方諸教会の宗教美術を見学する人々が非常に多いというのに、選ばれている図版が悉く西方ラテン教会(通称・ローマ・カトリック)の作品に限定されていたりする等の欠点は、すでにして「半世紀ほど時代遅れの感覚である」と言うほかございません。 したがって本書は、これから「聖書物語」や「キリスト教聖人伝」などの基礎的書物を読む子供たちには相応しいものでしょうが、すでに一般教養を身につけた方々には若干物足りない本でしかないと申せましょう。 日本人全体の「西洋文化」に関する知識は、もはや出版社や執筆者の想定するよりも遙かに“進んでいるという事実”を今少し認識して頂きたいものです。
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[ 文庫 ]
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南京の真実 (講談社文庫)
・ジョン ラーベ
【講談社】
発売日: 2000-09
参考価格: 680 円(税込み)
販売価格: 680 円(税込)
中古価格: 282円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ジョン ラーベ
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カスタマー平均評価: 3
皆さん勉強しましょう この本には矛盾している記述が多いのが分からないのかな??読解力の無い人は残念!もっと多くの本を読んで勉強してください。この本を読むことによって逆に南京虐殺の信憑性を疑うようになった。一次資料として星5つ!
議論が低次元過ぎる 南京について。と皆、口々に言うが、では、何故、筆者は当時、この事について述べなかったのであろうか? 同盟国だからか?
日本人でもユダヤ人にビザを出した人間は居た。
それに南京には各国の記者が居たのに何故、書かなかったのだろうか? 退避命令が出て、逃げ出していたから?
実際に日本軍から攻撃の予告があった。これは立証されている確たる事実だ。
では何故、住民は逃げなかったのか? 軍人の言葉が分からなかった? 日本語が分からなかった? 蒋介石が攻撃の前の日に逃げていたにもかかわらず?
こんなフィクションをこの書一つであった。と確信している人達は「痴漢で被害者が被告にやられたと言ってるから、証拠が無くてもいいんです」と言ってるに等しい。
それが正気の人間の言うことか良く考えていただきたい。
あと、中国の出した証拠写真とやらが何の証拠能力も無い事が立証された本も出た。鬼の首を取ったように喚いている方々は良く考えていただきたい。
無罪の人間を有罪にしたら、罪深いと思うけどね。
真実を知る上で衝撃の一冊です。 ラーベの日記が出版されて以降、歴史を誤魔化そうとする人々は「ラーベは武器商人だった。」と嘘をつきはじめる慌てぶりでした。ラーベが蒋介石に武器を売ったという記録は無く、勿論ラーベの日記にもその様なことは書かれていません。当時、ドイツの武器を中国に売っていたのはジーメンスではなく他の会社です。初歩的な歴史を知っていれば、嘘を使って故人の人格を歪めるような恥ずかしい真似は出来ないと思うのですが・・・・・・・。
日本の立場でもなく、中国の立場でもなく、中立的なラーベの姿勢は高い評価を与えるべきでしょう。あくまでも個人の日記であり、ラーベの個人的な認識や身の回りのことが書かれているのであり、事件の資料として作成されたものではないことを認識した上で読むことを薦めます。
物語です 1997年第一刷326ページ解説の中の1938年中国雑誌の引用がこの物語の最後のどんでん返しである、当時南京の人口は20万であったが、引用文には、難民区はたった二里四方にすぎいないが、居留民は二十五万人以上にものぼった。そのうち十万人以上は、ほとんど一銭もなく、完全に救済委員会の援助で生活していた。となっている。つまり救済委員会は虐殺など無い事を十分認識しており、編者はこの引用によって読者にラーベの日記の信憑性を問うている。つまり編者はこの本を物語として読むように促していると思われる。
ノンフィクションをもとにしたフィクションとして読むとおもしろい この本の前書きのところにもあるが この日記はジョンラーベが実際書いていたものではなく 戦後にジョンラーベ自身が編集してまとめたものが 元になっている つまりその時点で一度情報が歪められている可能性がある さらに エルヴィン ヴィッケルトがそれを編集 さらに この本の訳者は直訳すればいいものを 自分の意見までも書き入れ 明らかに中立でない立場で訳しているこれだけの手が加わった本はすでにノンフィクションとは言えない しかしそれを念頭において 自分なりにフィクションであろう部分を削ぎ落として読むと それなりに当時の状況なども分かるしおもしろい ところで ジョンラーベが蒋介石に武器を売ってたのはたぶんほんとだと思う そうでないと一介の社員があんな高い地位につける筈がない
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[ 単行本 ]
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織田信長の経営塾
・北見 昌朗
【講談社】
発売日: 2004-03
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 240円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・北見 昌朗
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カスタマー平均評価: 5
お勧めです! 私自身は北見昌朗氏は存知上げてなかったのですが、織田信長が好きで、またタイトルのユニークさに引かれて読んでみました。実際に読んでみると、内容、構成、コンセプトが非常にユニークで、実際の信長にまつわる史実を引用しながら、その歴史の教訓を現代の会社経営へのアドバイスとし、実際に信長が経営者の質問に答えるという形で進行していきます。そのQ&Aも信長の名をかりた押し付けがましいものでなく、逆に確かに信長であったらそうアドバイスしただろうと思われる非常にキャラクターを生かした適格なアドバイスであり、また現代経営に大変参考になるものであります。私は経営者ではありませんが、部下を持つもの、中間管理職の方、管理職ではなくても信長ファンのかたであれば、読まれて大変参考になると思う一冊です。
おすすめです 信長塾長が経営を語る、という、ありそうでなかった企画であるが、実に良くできた本である。
筆者は経営コンサルタントということで、歴史の事実情報を丁寧に追いながら、
まじめに、確実に現代の経営に対する教訓を抽出していく。
「人間(部下)は仕事によって成長する」
「人の上に立つ者は、自らの強運を信じ込む必要がある。
強運を信じ込むときに根拠はいらない。」
信長塾長の想いを語る部分はあまりに自然であり、
本当の信長の言と間違って記憶してしまいそうである(笑)。
そもそも歴史小説には多分に作家の想像力で補われた
架空のエピソードが挿入されいているわけで、
その点、このつくり方は間違っていないと思った。
織田信長のことがよくわかる 私は単純に、織田信長のことを知りたいと思い、手にとりました。
私は、今まで無学だったこともあり、織田信長は『桶狭間の戦い』
のためか、鬼神のごとく戦うイメージでしたが、この本を読んで、
違うことがわかりました。
単なる経営書ではない 私は単純に、織田信長のことを知りたいと思い、手にとりました。
私は、今まで無学だったこともあり、織田信長は『桶狭間の戦い』のためか、鬼神のごとく戦うイメージでしたが、この本を読んで、違うことがわかりました。
また、戦国時代の戦をプロジェクトとして考えた場合、織田信長は一流のプロジェクトマネジャーだったこともわかります。著者は豊臣秀吉や武田信玄を元に経営書を書かれているので、そちらもチェックしてみようかと思います。
信長の経営者としての成功と失敗を的確に表現されている 信長の経営者としての成功と失敗が、信長の立場になって書かれていて、大変表現が豊かです。流石に経営コンサルタントだと関心しました。もっと早くに接していれば、もっと違った人生になったのではないかという一冊だと思います。多くの人に読んでいただきたいと思っております。ありがとうございます。
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[ 文庫 ]
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ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読 (岩波現代文庫)
・今村 仁司
【岩波書店】
発売日: 2000-11
参考価格: 945 円(税込み)
販売価格: 945 円(税込)
中古価格: 850円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・今村 仁司
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カスタマー平均評価: 4.5
渾身の力作か 基本的にベンヤミンは難しい。でもって歴史哲学テーゼはベンヤミンが死の直前まで肌身欠かさず持っていたという意味で非常に重要な資料であると同時に、目次とその若干の解説でしかないと言う点でさらに読みの困難さが倍増している。そのまま読むと「はぁ?」で素通りしてしまうので、自身で解釈や補いをしながら読みを深堀りする必要があり、読解は「ちゃんとやるには」困難を極める。その意味で、今村氏の読みは非常に助けになる。ベンヤミンの解説ものは、光の当て方で如何様にも変化する(単純に見ても、アドルノ的・ショーレム的・ブレヒト的の3通りの解釈はそれなりに深い意義がある)ので、これはあくまでひとつの解釈には過ぎないとはいえるが、非常にクリアに読みがされている。ベンヤミンを読むのであればはずせない一冊であると思います。
本当の意味での「精読」 ベンヤミンといえば、ヘーゲルの進歩的歴史観に抵抗しつつ思索を重ねていった思想家・文芸評論家・エッセイストだと思われるけど、ここでは最晩年の論綱「歴史哲学テーゼ」断片18個と付録2個が丁寧に解説される。一つ一つの関連を追っていく今村仁司さんの論じ方には説得力あり。同じ岩波現代文庫の多木浩二『「複製時代の芸術作品」精読』と合わせて読めば、ベンヤミン思想の多様な世界に入る入門になりそう。 この二冊を終えたら、今度はいきなり『パサージュ論』という途があなたを待っている。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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図説 だまし絵―もうひとつの美術史 (ふくろうの本)
・谷川 渥
【河出書房新社】
発売日: 1999-08
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 1,194円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・谷川 渥
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カスタマー平均評価: 4
騙された わたしはM.C.エッシャーのような錯覚の騙し絵を想像して購入して
しまったものです。この本の絵は一つ一つは素晴らしいです。解説も
よく書いてあるし、なんとなく不思議な気分にさせてくれます。
しかし、仕方ないことですがプリントが小さすぎて一切騙されません。
錯覚で脳を騙したいと思っている方は違った本を購入された方が
良いかと思います。
絵画をおもしろく見るための本 日本でだまし絵といえば、エッシャーなどがすぐ取り上げられてきた美術史を塗り替える一冊。本来の「だまし絵」とはなるほどこういうものかと、教えられる。だまされることを知りながら、だまし絵に見入る。著者の精緻な観察と卓抜な見解による、「絵画をおもしろく見る」ための本。この本を読めば、芸術に関する物の捉え方が変わってくるはず。知的好奇心を満たしてくれること間違いなし。必見。
memento・moriに魅せられて この本のなかにmemento・mori(死を忘れるな)に関連した絵を多く掲載していて、どの作品も人の人生すべてを想起させるほどすばらしいものです。 他の作品もトロンプルイユ(だまし絵)のおもしろさが伝わる解説と一緒に載っており大変すばらしいものです。より多くの人にこの本を読んでいただき、だまし絵を通じて絵画に感心を寄せていただくこと心から望んでおります。
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[ 文庫 ]
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積木くずし―親と子の二百日戦争
・穂積 隆信
【角川書店】
発売日: 1985-05
参考価格: 399 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 182円〜
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・穂積 隆信
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カスタマー平均評価: 3.5
親と子の戦いだ 娘への対応に悩む親が、一人の指導員の指導のもと、決然とした対応をしていく際の葛藤の記録。大人の信念が子供に通じる。方法論には賛否両論があろうが、親の必死な姿勢が子供には大切だということには異論はなかろう。
・・・ 子育て中の人なら 自分を見つめなおす機会に読むのもいいが、 ずっと同じことの繰り返しであまりおもしろくない・・
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[ 単行本 ]
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マンハッタン計画―プルトニウム人体実験
【小学館】
発売日: 1994-11
参考価格: 1,835 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 73円〜
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カスタマー平均評価: 5
ジャーナリストを目指す人の必読書 本書の第1部の最初のページを読みはじめると、みぞおちあたりが締め付けられ、吐きたい気分になりました。米国のAlbuquerque Tribune紙でプルトニウム人体実験について詳細に調査した内容を記事としたことでピューリッツア賞を受賞したEileen Welsomeの"The plutonium experiment"を翻訳した本書、私にとって衝撃な本でした。
第1部はプルトニウムを注射されて人体実験された18名に関する内容(執筆はEileen Welsome記者担当)、第2部は医師や放射性物質取り扱いの現場などで働いた人々の事故などを中心に解説(執筆はAlbuquerque Tribune)されます。
本書は単なる翻訳本ではなく、翻訳者の広瀬隆氏によって第1部の前に「ウェルサム記者のレポートについて」と題して本書を読むのに役に立つ計画の背景や関係する人物、放射性物質の単位などの基本知識が20ページにわたって提供され、第3部は広瀬隆氏自らの解説として、マンハッタン計画や実験が明るみに出て以降の社会的な反応などについて紹介されます。
アメリカは最初の原爆の実験で自国の兵士を爆心地から遠くない場所に配したり、広島・長崎の原爆投下後にその被爆の影響を評価するため、原爆傷害調査委員会を設置したりしています。戦争が狂気を生んだのか、このような狂気を人間は本来的に持っているのか、考えさせられます。
ひとりのジャーナリストの長年にわたる地道な調査が隠蔽された一国のスキャンダルを太陽の下に曝しました。暗部ともいえるこの実験に関する本を読むには心の準備が必要ですが、多くの人、特にジャーナリストを目指す人には是非、読んで欲しい本です。
日本のエネルギーを支える原子力に疑問符 マンハッタン計画。 ナチスの人体実験にも勝る地獄のような実験が、アメリカで行われていました。広島のウラン原爆、長崎のプルトニウム原爆の礎として、放射性物質を体内に注射され、人生を狂わされた被験者とその家族の苦しみを、我々は知るべきだと考えます。 今現在使われる放射線業務における管理値やしきい値は、彼らの捧げた人生とともにあるのです。 神も恐れて作らなかったプルトニウムを、人間が作ってしまったがために、その毒性は世界中の「悪魔」を虜にしてしまいました。 原子力が安全であるという認識が崩れ去っている現在、本当に原子力発電や再処理工場が暮らしを豊かにするのかどうか、改めて考え直す時期であると考えます。
神をも畏れぬ壮大で冷酷なる実験の名のもとに 原子爆弾、水素爆弾の威力、破壊力を検証するために実証するために科学的に分析しデータを収集するために歴史の悲劇が行われて来たのならば、一体全体無念の思いでこの世を去った彼らの人生とは何だったのか、戦渦の中で壮大なる実験場としてわが国が利用され結果的に幾千万の被害者を生み出し、今尚中東の地で劣化ウラン弾という別の形の核の悲劇が発生している現実を直視すればアメリカという国家の真の姿が見えるはずだ
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[ 文庫 ]
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上杉鷹山に学ぶ
・鈴村 進
【三笠書房】
発売日: 1992-09
参考価格: 520 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・鈴村 進
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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新版 六千人の命のビザ
・杉原 幸子
【大正出版】
発売日: 1994-03
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 142円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・杉原 幸子
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カスタマー平均評価: 4.5
ぜひ、読んでもらいたい1冊! 一気に読んでしまいました。以前から杉原さんの事は知っていましたが、これは奥様が見てきた「杉原さん」ですので、内容がじつに良く伝わってきます。 人として、自分の心に正直に生きた勇気ある人として心から尊敬できる人です。世界のどこかで必ず争いがおきている世の中で、国や人種に関係なく、愛と人道を貫いた杉原さんの行動と苦悩がひしひしと伝わる一冊です。 最近、ドラマが放送されましたが、この本にはドラマでは描ききれなかった「ビザ発給後の収容所生活」や「帰国後」のこと、また「奥様自身が戦乱に巻き込まれた体験談」が克明に書かれています。 杉原さん関連の著書では、やはりこれが一番おススメです。
人としていかに行動すべきか 外交官としての立場、そして一人の人間としての立場・・・。 どちらを優先すべきなのか?悩んだ末に決断したのは 一人の人間としての行動でした。寝る間も惜しんで発給した ビザの数は約2000。そしてそのことにより救った命は 約6000人。自分の立場を顧みず、たくさんの命を救うために ひたすらビザを発給し続けた杉原千畝さん。彼の行動は60年以上 たった今でも、感動を呼びます。 切羽詰った状況の中で人はいかに行動すべきか?彼は身をもって そのことを教えてくれました。 日本人の中に、こんなすばらしい人がいた。そのことを多くの人に 知ってもらいたいと思います。感動的な本でした。
必ず読んで欲しい本です!! 杉原氏は当時の外務省の許可を得ずして、ユダヤ人6,000人にビザを発給した結果、戦後外務省に失職させられてしまう。電車が走り出すシーンを読むと、感動していつも泣いています。「スギハラー」という声、シーンをありありと想像できます。「シンドラーのリスト」も素晴らしい作品ですが、杉原氏の人格的な素晴らしさは本当に凄い。 本には一部しか書いてありませんが、杉原氏の息子さんはイスラエルに招待された後に、宝石商人として成功しています。何故でしょうか?杉原氏が助けた方の中に宝石商で成功された方がいたからです。
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