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昭和・平成

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二・二六事件 (河出文庫)

[ 文庫 ]
二・二六事件 (河出文庫)

・平塚 柾緒
【河出書房新社】
発売日: 2006-02-04
参考価格: 788 円(税込み)
販売価格: 788 円(税込)
中古価格: 339円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
二・二六事件 (河出文庫)
平塚 柾緒
カスタマー平均評価:  4
読みやすい
太平洋戦争突入への政治的下地を作ってしまったと言われる「二・二六事件」について、その詳細を描いた本。 この事件が起こるに至った時代背景から、事件そのもの、そしてあまり知られていない事件後のストーリまでをわかりやすく描いた好著。 この辺の歴史についてはほぼ素人であるが、すらすらと読むことができた。 多数の参考文献が挙げてあり、さらに深く学ぶための助けにもなる。 この事件を中心として、太平洋戦争前史を学びたい人に最適な一冊である。

祖父東条英機「一切語るなかれ」 (文春文庫)

[ 文庫 ]
祖父東条英機「一切語るなかれ」 (文春文庫)

・東条 由布子
【文藝春秋】
発売日: 2000-03
参考価格: 580 円(税込み)
販売価格: 580 円(税込)
中古価格: 99円〜
( 通常24時間以内に発送 )
祖父東条英機「一切語るなかれ」 (文春文庫)
東条 由布子
カスタマー平均評価:  4.5
人間 東条英機
同盟を結んでいたドイツやイタリアが独裁国家であるためか、東条英機も同様に語られることが多い。 しかし決してそのようなことはなく、常に天皇陛下、国民を念頭に考えていたのだ。 そして敗戦国のA級戦犯として潔く刑に服した。 かような偉人はもう日本には出てこないのだろうか? 私利私欲に溺れる臣のような姿はもう見たくないのだが。 東条英機への誤解が解け、また中国語や韓国語にも翻訳して出版すべき本だと思う。
「皇帝は歴史の奴隷である」(『戦争と平和』)??トルストイの言葉を体現した東条英機の悲劇
 トルストイの『戦争と平和』に、こんな言葉が有る。??皇帝は、歴史の奴隷である。??権力者が歴史で果たして居る役割は、歴史の流れの中で、個人の意思とは関係無く、運命ずけられて居ると、言ふ意味である。  日米開戦における東条英機の役割ほど、『戦争と平和』のこの一文??皇帝は歴史の奴隷である。??を体現した例は、無い。日米開戦を欲して居なかった東条英機が、日米開戦の決定をする運命を引き受け、そして、その開戦を決定した罪人として、裁かれ、処刑された運命の過酷さは、トルストイのこの言葉の持つ悲劇性を私に痛感させずに居ない。  後世に残る名著である。本書が、英語をはじめとする各国語に訳され、全世界で読まれる事を願ふ。 (西岡昌紀・内科医/東条英機氏の命日に)
家族が見た東条英機。
東条英機のお孫さんが書かれた本です。 「A級戦犯」の家族と言うだけで知り合いから疎遠にされたり、 匿名の人間から中傷の手紙が届いたり、などの苦労話が載っています。 そして東条英機は家庭では良き夫、良き父、良き祖父であったことが語られています。 本書は2000年に発売されました。 東条英機の人となりを語るにはそれだけの冷却期間をおく必要があったのです。 本書の5年後(2005年)に、 GHQが発禁第一号に指定し「封印」した東条英機の宣誓供述書が公開されました。 そこには1人の日本人が、日本男児東条英機が率直に語った大東亜戦争の真実がありました。 ご家族はその供述書を読みどう感じたでしょう。 東条英機という1人の男の生き様、死に様を想うといち日本人として涙が滲みます。 日本国の首相としての東条英機に興味のある方には、 「大東亜戦争の真実?東条英機宣誓供述書」をお勧めします。
東条という一個人や家族を知るための書
 東条の長男、東条英隆氏の娘が書いた作品。

 東条英機やその妻などが肉親などに書いた手紙が数多く紹介され、それらをもとに、開戦時の首相でA級戦犯として絞首刑をうけた、東条英機という一個人の人間性を紹介していくような作品。

 確かに質素倹約を旨として、昭和天皇からもその律儀な人間性を評価された部分は伺い知れるし、だからといって本書には、歴史的に身内しかしらない重要な事実等は含まれていない。

 私は個人的に、一人あの戦争の責任を一身に受けている東条にも、東条の家族というだけで冷たい世間の仕打ちをうけた著者をはじめとする親族の方にも、同情の念を禁じえないし、東京裁判が不当なものであったとの認識も持っている。

 しかしながら、中国戦線を拡大した関東軍の参謀として。また日米関係を悪化させた近衛内閣の陸軍大臣として、太平洋戦争開戦時の内閣総理大臣として。その席にあったものが、評価されるべきは個人的な性格ではなくて政治的な部分や国や国民生活に何をもたらしたかの結果だけであることも、また悲しいかな事実であるし、もしろそうあらなければならないものだろう。

 それに彼ら家族の者も、終戦間際から戦後の長い機関、東条の家族という理由で受けた仕打ちだけでなく、関東軍の憲兵司令官や参謀長時代、また陸軍次官や大臣、そして総理。一級の高級将校であったものを身内に持った栄誉も少なからずあった筈である。

 そういった意味で身内しか知らない、歴史的な事実なりエピソードなりが含まれていると思って買った私には、いささか不満足な内容でした。
これによれば
東条英機は世間一般に言われたような極悪人ではないのでしょう。ただ生真面目だけがとりえのおじさんだったのでしょう。陸大1期のトップ東条英教中将の息子に生まれなければ連合国のリンチ裁判でA級戦犯にされることも生贄として絞首刑にされることもなかったんだろうなと思うとしんみりしてしまいます。


貧乏だけど幸せ―われら日本人・昭和25~35年の実写記録 (コロナ・ブックス)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
貧乏だけど幸せ―われら日本人・昭和25~35年の実写記録 (コロナ・ブックス)


【平凡社】
発売日: 1999-08
参考価格: 1,600 円(税込み)
販売価格: 1,600 円(税込)
中古価格: 699円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
貧乏だけど幸せ―われら日本人・昭和25~35年の実写記録 (コロナ・ブックス) ※一部大型商品を除く
 
カスタマー平均評価:  4
過去へのノスタルジー
まず、表紙がよい。運動会の父兄徒競走で、一等のテープを切ったのだろう。両手を挙げて、力いっぱい喜びを表現する女性。
良いのは写真技術ではなく、その被写体である。決して美人ではないけれども、希望にあふれ、充実して毎日を送っているのだろう。満たされた幸せな生活がそこにはうつし出されている。

この本に収録されている写真はアマチュアカメラマンによるものが多い。だから、プロには撮れない、飾らない市井の人びとの、実に生き生きした生活が切り取られている。いまの日本でこれほどチカラのある写真を撮るのは難しい。

我々はいつの間に、こんな大切な生活を失ってしまったのだろう。自分の住んでいる街のことを想像してみよう。子どもの姿がない。働く人の姿が見えない。年寄りは元気!がない。コンビニエンスストアの蛍光灯だけが眩しい。のっぺらとした住宅地が広がっているだけではないだろうか。閉塞感が漂い、明日への希望を持てない現代。「こんな時代に生まれたかった」。ひとときのノスタルジーにふけるのも、たまにはよい。


戦後の肖像 - 〈昭和人〉の系譜を探る15の鍵 (中公文庫)

[ 文庫 ]
戦後の肖像 - 〈昭和人〉の系譜を探る15の鍵 (中公文庫)

・保阪 正康
【中央公論新社】
発売日: 2005-07-26
参考価格: 840 円(税込み)
販売価格: 840 円(税込)
中古価格: 204円〜
( 通常24時間以内に発送 )
戦後の肖像 - 〈昭和人〉の系譜を探る15の鍵 (中公文庫)
保阪 正康
カスタマー平均評価:  5
キーになる人を語ることで歴史を語る
うまく昭和史のキーマンを選んでいると思う。初っ端の、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王は非常にインパクトがあった。そのまま引きずり込まれるように、それぞれの人の昭和史の中での存在を確認することができた。 著者はこれまでにも様々な人の評伝を著しているが、今回の人選はなかなか的を得ていると思う。ただし物集高量は全体の文脈から外れているように感じるのは私だけだろうか。
昭和史を形成してきた15人の重要人物にスポットライトをあてた労作の文庫化です
昭和史を語る上に避けて通れないキーパーソンとも言うべき15人の人物を取り上げ、筆者自身による丹念な聞き取り調査を踏まえ、その実像を実証的な描いたノンフィクションです。 著者の保阪正康氏は、このような評伝を過去に沢山著述してこられた方ですから、1章1章がとても興味深い内容に仕上がっていました。 秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王、赤尾敏、安岡正篤、頭山満、伊藤律、槇枝元文、坂口弘、田中角栄、金丸信、細川護熙、藤山愛一郎、武見太郎、物集高量、田中隆吉の15人の顔触れを見ただけで、読みたくなる人達が収められています。もっといえば、普段、秘密のベールに覆われて、その実像といいますか、人となりをよく捉えきれない人達だということです。 ノンフィクション・ライターとして、キャリア豊かな筆者でなければ、取り上げることすら難しい重要人物ですので、まさしく労作といえると思います。 冒頭の秩父宮雍仁親王は、50歳で亡くなられた事もあり、昭和天皇を一番近くで見ておられたという昭和秘史にとって最重要人物ですが、ほとんど知らない、もしくは知らされていない方ですので、本論を興味部深く読みました。 「第二皇子としての悲劇」というタイトルそのままの人生を送られたのが良く理解できました。 なお、本書は、ティビーエスブリタニカから、1995年8月に発行された同名の単行本の文庫化です。現在、本文庫が刊行された意義は大きく、昭和史を確認する上でなくてはならない書籍だといえるでしょう。

二・二六事件全検証 (朝日選書)

[ 単行本 ]
二・二六事件全検証 (朝日選書)

・北 博昭
【朝日新聞社】
発売日: 2003-01
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
二・二六事件全検証 (朝日選書)
北 博昭
カスタマー平均評価:   0

宮本常一の写真に読む失われた昭和

[ 単行本 ]
宮本常一の写真に読む失われた昭和

・佐野 真一
【平凡社】
発売日: 2004-06
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 1,100円〜
( 通常24時間以内に発送 )
宮本常一の写真に読む失われた昭和 ※一部大型商品を除く
佐野 真一
カスタマー平均評価:  4.5
見過ごされてしまう日常が本当は大切なのだと思う
宮本さんが撮影した大阪時代までの写真は空襲で焼かれたしまったという。 しかしその後の写真も10万点あまりあると言う。当時はなんら注意も払わず通り過ぎてしまうような光景を宮本さんは後世に残そうとしたのであろう。そして、その事が宮本ワールドをより一層大きくしているのだと思う。 宮本さん自身が深くかかわった離島振興法にふれ、宮本さん言った有名な言葉があるそうだ。「離島振興法が出来たから島が良くなるのではない、島がよくなろうとする時、離島振興法が生きるのである」と。 また佐渡での柿作りの指導の際も、技術的な事はあまり言わず、とにかく人づくりです、人づくりが出来て、道作りができる、道ができて、はじめて産地づくりができると力説したという。 海岸の流木の上に小石が乗っている写真がある。宮本さんの解説は「海沿いの道ともいえないようなところを歩いてゆく。浜には流木がすこし打ち上げられている。その木の上に石がのせてあるのが目に付く。流れついたものにこうして石をのせておけば、それが私がひろったのですというしるしになる。中略。そういう習慣は全国にわたっている。不文の約束ごとが守られることで民衆の社会が成り立つのである。人が人を信じられるのである。見知らぬ人もそのことによって信ずる事ができた。さびしい海岸であった。人一人見当たらぬ世界である。しかしそこにも人の意思は働いている(私の日本地図7 佐渡)
昭和を、写真で読み解く。
佐野真一さんの著書だ。
写真と文章が適度。
民俗学、路上観察の元祖宮本常一さんが、昭和30年代に撮った写真をもとに、
その写真の読み方を教えている。
昭和30年以降だから、また理解できる懐かしさがある。

タイプ論

[ 単行本 ]
タイプ論

・C.G. ユング
【みすず書房】
発売日: 1987-05
参考価格: 8,400 円(税込み)
販売価格: 8,400 円(税込)
中古価格: 4,800円〜
( 通常2〜3日以内に発送 )
タイプ論 ※一部大型商品を除く
C.G. ユング
カスタマー平均評価:  5
心という名の生き物
蟻の行列、誰でも見たことがあるだろう。 蟻は働き者と思われがちだが実際に働いてるのは二割程度。 他の八割はただぶらぶらとしているだけ。 人間も同じで10人中2人がまじめに働き後は適当に働く。 この10人からまじめな2人を取り出すと、 後の残りの8人からまじめに働くもしくは自ら先頭に立って働く人が出てくる。 このことから人は如何に全体性の中の一人であることが思い知らされる。 王様はその人でなくてはならないのではなくて、 誰でもいいから王様がいさえすればいいのである。 とても話好きな人でもその人よりも話好きな人と相対したとしたら、 その人は聞き手にまわらなければならなくなるし、 逆にあまり話さない人でもその人よりも話さない人と相対したとしたら、 その人は話してとならざるを負えなくなるかもしれない。 それだけ人の心というものは柔らかく幾様にも相手に合わせる機能を持っている。 いや、あわせるというよりも互いに補完しあうといったほうが正しいかもしれない。 「ペルソナ」といえば仮面を被って本当の自分を隠しているようなイメージを与えるが、 その偽っている自分も本当の自分でもある。 「ペルソナ」とは人と関係する上での適応能力だと思う。 つまり「ペルソナ」が無ければ人と関係を円滑にすることが出来ない。 性格はたぶん人と関係する上でその瞬間瞬間に作られると思う。 いわば心と心の化学反応。 怒っている人と一緒にいれば、 自分もその影響を受けてイライラする、もしくはオドオドする。 悲しんでる人と一緒にいれば、 自分も悲しくなる、もしくはイライラする。 楽しい人と一緒にいれば、 自分も楽しくなる、もしくは悲しくなる。 この反対の感情になりうるのは、その時の心の構えによって感じ方も変る。 悲しいとき周りが楽しそうだったら、怒りをぶちまけたくなるし、 楽しんでるとき暗い人がいたら、場がしらける。 もしくは全体性を保とうとしている心的機能なのかもしれない。 この本から学ぶことは「人の心は相対的かつ逆説的」 ユングは外向的・内向的とタイプを分け、 さらにそれらを四つの機能、 すなわち思考・感情・感覚・直感に分けていることは周知のことと思う。 しかしながらユングもまた認めているように、 一人ひとりが例外であって世界に65億人の人が存在するとしたら 65億通りのタイプが存在するといえる。 それは少なくとも同じ座標に人は存在し得ないし、 もし交差することが出来ても今までの経験の積み重ねによって違う見方をせざるを負えない。 誰でも自分と同じだ思う人は人間のタイプは少ない数しかないというかもしれない。 自分が例外的と思わざる負えない人(少なくとも自分ではそうは思いたくないけれども)は 相対性を主張しなければならなくなる。 そうでなければ自分のタイプを獲得できないからだ。 ユングはタイプ論は少なくとも彼が臨床経験から得たものであって書斎から得たものではないと強調している。 本の中にどんなに奥義が書かれていようとも、 実際に経験の中で獲得していかなければ何の役にも立たない。 「心は生き物である」・・・そう思った。
ひとをタイプにあてはめて語るような本ではないのです
タイプ論というと、よく「外向型」「内向型」などの用語に代表されるように、あたかも人間のパーソナリティが、さまざまな型にあてはめられる本のように語られがちだし、じっさいにそういう解説をしている入門書もあります。それを真に受けて、まるで血液型占いのように、「ぼくは内向型」とか、「かれは外向型の人」などといった使い方をされることがよくあります。そうしてなにかを理解したつもりになっていたりします。

しかし、実際に読んでみると、実はそういう本ではないのだな、と気づくはずです。タイプ論というのはユングのひとつの方法論であって、このタイプ論というすぐれた「道具」をつかって、ユングがその先に見せてくれている豊かな考察のほうに、本当に読むべき、学ぶべきものがあるような気がします。

「タイプ論」を学ぶのではなくて、タイプ論をつかって語られる、人間へのすぐれた考察、その素晴らしさに、ぼくは感動しました。すばらしい本です。
ぼくはこの本を読んでから、かえって、ひとを「○○型」などという、タイプにあてはめた目で見ることをしなくなりました。そういう安易な見識がはずかしいと思うようになったからです。

それから、林さんの訳が分かりやすくて助かりました。この方の訳で読むユングは分かりやすいです。


ビジュアルNIPPON 昭和の時代 (ビジュアルNIPPON)

[ 大型本 ]
ビジュアルNIPPON 昭和の時代 (ビジュアルNIPPON)


【小学館】
発売日: 2005-07-14
参考価格: 4,410 円(税込み)
販売価格: 4,410 円(税込)
中古価格: 2,800円〜
( 通常24時間以内に発送 )
ビジュアルNIPPON 昭和の時代 (ビジュアルNIPPON) ※一部大型商品を除く
 
カスタマー平均評価:  5
昭和の時代
昭和29年当時の写真が見ることができ、大変嬉しい本です。
亡くなった母との出会いがあり、中身もさることながらその写真の姿が大変印象深いです。
親族一同、大変感謝の写真がありました。出版された方々のご苦労を思うとただただ、頭が下がります。
すばらしい
すばらすしい本です。これだけ整理されていて、かつ質の高い写真はなかなかないと思います。現代と比較して、当時がいかに貧しかったか、しかし、人間は物質的には貧しくとみ、精神的には豊かであったことが実のよくわかります。
貧しくても幸せだった時代
 戦後60年の今年、昭和(戦後)という時代を振り返る好著。1950年から1970年くらいまでの20年間を中心に政治、経済、文化、暮らしなどのトピックスにわけ、豊富な写真と図版とでわかりやすく解説する。

 メインは「暮らし」だろうか。戦争の痛手をまだ引きずっている時代、平成の今から見れば生活水準は恐ろしいほど低く、貧困にあえいでいた時代の中でも人々の目は希望に満ちている。家族が「家族」としての機能を十分に果たしていた、そんなどこか懐かしい時代。

 本当の幸せとはなんだろうか、そんなことを考えさせられる1冊。土門拳氏の写真がすばらしい。
中味のとても濃い本です。
率直に言って、ここ十数年の間に出た昭和クロニクル物は、玉石混交の極みでしたが、この本は間違いなく「玉」です。昭和30年代の世相や一般国民の戦後の生活史を丁寧に追いかけ、大冊にまとめています。政治の話題はほとんど登場しませんが、世の中の流れをとてもうまく整理していると思いました。一流写真家が撮影した、(それでいて)ほとんど見たことのなかったクオリティの高い写真、イラストやグラフを上手に用いたわかりやすい誌面、北吉洋一ら一流の執筆陣と、決して安くはない価格にも大満足です。別冊に、自分の生活史が書き込める昭和の年表もついています。


昭和史〈1(1926‐45)〉

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昭和史〈1(1926‐45)〉

・中村 隆英
【東経】
発売日: 1992-12
参考価格: 2,415 円(税込み)
販売価格: 2,415 円(税込)
中古価格: 480円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
昭和史〈1(1926‐45)〉 ※一部大型商品を除く
中村 隆英
カスタマー平均評価:   0

昭和夏休み大全 (らんぷの本)

[ 単行本 ]
昭和夏休み大全 (らんぷの本)

・市橋 芳則
【河出書房新社】
発売日: 2004-07-14
参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 1,470 円(税込)
中古価格: 950円〜
( 通常24時間以内に発送 )
昭和夏休み大全 (らんぷの本)
市橋 芳則
カスタマー平均評価:   0

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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク