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戦争

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ヒットラー・ユーゲント―SS第12戦車師団史〈上〉

[ 単行本 ]
ヒットラー・ユーゲント―SS第12戦車師団史〈上〉

・三貴 雅智 ・フーベアト マイヤー
【大日本絵画】
発売日: 1997-12
参考価格: 4,095 円(税込み)
販売価格: 4,095 円(税込)
中古価格: 2,194円〜
( 通常24時間以内に発送 )
ヒットラー・ユーゲント―SS第12戦車師団史〈上〉 ※一部大型商品を除く
三貴 雅智
フーベアト マイヤー
カスタマー平均評価:  5
SS戦車師団の奮闘!!
ノルマンディー侵攻作戦時、反撃できるドイツ軍師団は第21師団、戦車教導師団、そしてSS第12師団であった。かれらはまさしく17,8歳の少年といって良い若い師団であった。しかし、「ベイビーミルク師団」と侮っていた連合軍は痛い目にあうことになる。ひとつには士官クラスがSS第1師団等から抽出された優秀な者(マックス・ベンシュやクルト・マイヤー)であったことと、装備の優先配置であったためであろう。 一説には48時間以内に効果的な反撃が行われていれば、(戦車師団の移動は最高司令部の許可が必要であり、発令された時点では時期を失していた)連合運を海に追い返せたという。本書ではそういった戦略とは別に日々前線で戦うかれらのまさに「死闘」が克明に描かれている。戦闘当事者として軍務にあたっていた本物の強みといえるだろう。

東京の戦争 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
東京の戦争 (ちくま文庫)

・吉村 昭
【筑摩書房】
発売日: 2005-06-08
参考価格: 525 円(税込み)
販売価格: 525 円(税込)
中古価格: 447円〜
( 通常24時間以内に発送 )
東京の戦争 (ちくま文庫)
吉村 昭
カスタマー平均評価:  5
何も足さない、何もひかない
作家というのは事実でも自分の解釈で描いていくものである。 しかし、吉村さんというのは作家でありながら、新聞記者やルポライターよりも誠実に事実を追及し、そこに人間性を見出しドラマを描いた方であった。 さまざまな戦争物がある。 今、戦後60年以上たち、沖縄戦における軍の介入の真偽が問われたり、戦争に対するさまざまな解釈や見解が出てきている。 あの戦争を振り返る一冊として、ためらう事なくこの一冊を読んだ。 そこに描かれているのは、空襲で家を失い、その後家族を亡くした吉村少年の体験記である。 お涙頂戴はない、アメリカの爆撃機がどのように街に近づき、破壊し、戦後どのように人々が生きたかを実に清廉、簡潔明瞭な文章で書いている。 ドラマ性を求めず、事実を淡々と描いているだけであるが、悲しくもあり、当時の生活をそのまま疑似体験できるような筆致であった。そして戦争を考える上で非常に貴重な一冊である。 吉村さんがこの本を書いてくれた事を感謝したい。
戦時下の日常
戦争と言う言葉からイメージしがちなのは戦闘シーンで、それが戦争の一面であることは確かだとしても、一方では一般の人々が戦時下なりの日常生活を営んでいたのである。政治や軍事の面から語られることの多い戦争と言うものが、一般の人にはどのように見え、どのような影響を与えたがわかる好著である。
抑制した筆致の伝えるもの
戦後60年ということで、8月15日に向けて、何かと回顧ものが出版されている中で、1931年の満州事変勃発から1945年の終戦までの間、東京で暮らしていた筆者が見たこと、聞いたこと、体験したことを綴っていった一編。この筆者の書き様は決して大袈裟なものではなく、なにげない描写がかえって当時の空気を伝えている。

空襲下、家族に取り残された老婆が助かったものの、家族と再会する逸話、戦災の後、焼け残った電柱の土中に埋めてある部分を掘り返して燃料にする男の話、箱枕の置いてある桟敷で落語を楽しみ、また映画を見た寄席や映画館が焼失した後の逸話、戦時下の墓地で性交をする男女を目撃した話、などなど、時系列ではなく、さかのぼったり、後の時代に下ったり、前後を関係なく淡々とした筆致で書き進めていく。全体として、あの戦争の時代というのはどういう空気だったのかが伝わってくる。

大上段に振りかぶった書き様ではないだけに、伝わってくるものが大きい。
解説で小林信彦が書いているが、巻末の「私の『戦争』年譜」を先に一読した方がわかりやすいかもしれない。


20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 (学研M文庫)

[ 文庫 ]
20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 (学研M文庫)

・ルドルフ シュトレビンガー
【学習研究社】
発売日: 2001-04
参考価格: 777 円(税込み)
販売価格: 777 円(税込)
中古価格: 280円〜
( 通常24時間以内に発送 )
20世紀最大の謀略 赤軍大粛清 (学研M文庫)
ルドルフ シュトレビンガー
カスタマー平均評価:  3
 
赤軍の俊英・トハチェフスキー将軍に対するスターリンの猜疑心を
察知したドイツ情報部は、赤軍首脳をスターリン自らに抹殺させ
来るべき対ソ連戦に備え赤軍を弱体化させるべく罠を仕掛けるのであった
大粛清そのものではなく、大粛清に至るクレムリン内部の権力闘争・
ドイツ情報機関による陰謀とチェコスロバキアを舞台とした工作活動に

焦点をあてた本です。


ベトナム戦争を考える―戦争と平和の関係

[ 単行本 ]
ベトナム戦争を考える―戦争と平和の関係

・遠藤 聡
【明石書店】
発売日: 2005-05
参考価格: 2,520 円(税込み)
販売価格: 2,520 円(税込)
中古価格: 400円〜
( 通常24時間以内に発送 )
ベトナム戦争を考える―戦争と平和の関係 ※一部大型商品を除く
遠藤 聡
カスタマー平均評価:  5
あれから30年
ベトナム戦争が終わって、今年で30年。今年は、終戦60年の年でありことから、その半分の時代が、ベトナム戦争によって区切られることになる。そうした意味においても、また、今年が戦争と平和の意味を考え直すのに良い年でもあることから、ベトナム戦争の今日的な意味を考えさせられた。21世紀の今日、9.11やイラク戦争に見るようにベトナム戦争の教訓は生かされていない。戦争について考えることで「平和」の大切さを改めて思い出した。
幼い瞳は何をみているのか?
まず、表紙のベトナムの女の子の表情にひかれて読み始めました。「戦争の世紀」でもあった20世紀の後の21世紀に、「戦争と平和」の意味を考えるうえで、とても参考になりました。それと、ベトナム戦争というのは、長い時間の中や、世界地図の中で考えていかなければ、その本質が分からないということも、本書を読むことによって理解できたようです。

秘密のファイル(上) CIAの対日工作

[ 単行本 ]
秘密のファイル(上) CIAの対日工作

・春名 幹男
【株式会社共同通信社】
発売日: 2000-03
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 776円〜
( 通常24時間以内に発送 )
秘密のファイル(上) CIAの対日工作 ※一部大型商品を除く
春名 幹男
カスタマー平均評価:  4
情報戦 勝ち組・負け組
日米開戦から現代にいたる日本をめぐるアメリカの情報工作の
実態を浮かび上がらせる秀逸なノンフィクションである。

著者はアーカイブスの資料や関係者の証言をもとに
日米戦争からGHQの日本統治をへて現代までの戦後政治のさまざまな
局面を「情報工作」という光をあてて読み解いていく。

そこに現れる発見と真相の数々には読んでいて驚きを隠せない。

戦後の多くの著名政治家がアメリカの情報機関と様々な関係を
もっていたことや大事件の裏に見え隠れする情報工作、
まさに緊迫の調査報道である。

アメリカが国際政治や外交において「情報」をいかに重視してきたかを
見せ付けると共に、対照的に情報後進国でありつづける日本の姿を

はっきりと浮き彫りにしている。

情報戦の勝ち組アメリカ、負け組日本という構図は21世紀に入っても
あまり変わっていないようだ。
裏から見る日米政治史
太平洋戦争に於ける日本の敗北の最大の原因は、情報戦において圧倒的に米国に劣っていたことであると多くの歴史文献が明らかにしている。優れた米国の情報戦力によって、日本は戦争に誘い込まれそして敗北したとさえ言う人もいるぐらいだ。情報戦とも諜報戦ともいわれる戦いの力量の差から、日本は戦う前から負けが確定していたと言っても良いだろう。

米国の世界戦略は当時も又現代においてさえも、この圧倒的な情報戦力に基づいている。米国の世界覇権を支えているのは、CIAという単独機関の働きだけではなく、政府機能自身に強く埋め込まれたこの情報に対する鋭い価値観なのだ。

現在共同通信の論説委員長を務める著者は在米記者活動12年に及ぶという。本書は上下二巻に亘り、第二次大戦、現代に至るまでの米国、特にCIAの対日工作を実に丹念に追った労作である。

戦後50年を経て漸く公開された様々な秘密文書などを読みこみ、豊富なインタビューなどの記録から明かされる対日工作の内容は衝撃的である。嫌らしい、あるいは「汚い」ともいえるほどの米国の諜報謀略に憤激を覚えないではないが、その一方で、余りにも情報戦において不甲斐なく、無防備な日本の体制にこそ憤激すべきかなとも思う。

GHQによって行われた、「公職追放」が如何に恣意的な情報戦略の一貫として行われたかの下りは特に興味を引かれる。吉田茂が一旦はリストに載りながら、米国側の事情によって巧妙に追放リストから外される一方では、吉田の政敵でもあった鳩山一郎が何故追放を免れ得なかったのかという秘話などは、日本戦後史の謎解きを読むようだ。

本書には、核持ち込みに関する日米秘密協定、安保、沖縄返還交渉の秘話など衝撃の事実が多く掲載されている。又、現在、活躍中の政治家がCIAの人物ファイルにどのように書かれているかといった点など、著者の資料収集力と分析力には驚嘆させられる。


収容所(ラーゲリ)から来た遺書  文春文庫

[ 文庫 ]
収容所(ラーゲリ)から来た遺書 文春文庫

・辺見 じゅん
【文藝春秋】
発売日: 1992-06
参考価格: 500 円(税込み)
販売価格: 500 円(税込)
中古価格: 75円〜
( 通常24時間以内に発送 )
収容所(ラーゲリ)から来た遺書  文春文庫
辺見 じゅん
カスタマー平均評価:  5
シベリア抑留の日々
昭和の戦争の実相を知りたくて いろいろ漁っているうちに出会った一冊である。 昭和20年8月15日、ポツダム宣言を受諾したのち、 満洲にいた日本人がソ連に連行された。 その数なんと60万人。 極寒の地で12年もの間強制労働をさせられた。 いわゆる「シベリア抑留」である。 本書は無名の抑留者である山本幡男氏を主人公にして シベリアでの過酷な生活を淡々と綴っていく。 いつ日本に帰れるともわからない日々のなかで、 勉強会を開いたり、句会を開いたりしながら、 決して日本に帰る希望を捨てず、常に前向きに 日々を精一杯生きていこうとする主人公と仲間たち。 その姿に強く胸を打たれる。 東京裁判やA級戦犯の論議が戦後の「表」なら これは戦後の「裏側」である。 ここにも確かに戦争の実相があった。 日本人なら一度は読んでおきたい。 名著である。
真実の物語に感動
これが本当の話だとは・・・。苦境においやられても希望を捨てずに生きていく
男達の姿に、心からの尊敬を覚えます。歴史上名もない主人公ですが、
こんなに辛い状況下でみんなを励まし、数々の素晴らしい言葉を残した主人公のような人物こそ、偉人と言えると思います。素晴らしい物語です。
ただ、残念なのが文体が小説というよりレポートっぽくて、やや物足りなかったこと。
ノンフィクションの秀作
ハバロフスクの強制収容所で昭和28年8月25日に息を引き取った山本幡夫氏と、彼の遺書を昭和32年になって何とか家族の元へ届けた抑留者たちの物語である。丹念な取材を多くの人に行った結果だと思うが、山本氏の作った俳句や細々としたエピソードなども数多く収録されている。そのため、山本幡夫と言う人物のイメージが明瞭になると同時に、収容所の生活も鮮明になってくる。これこそが、まさにノンフィクション作家の仕事と言うものだろう。事実を淡々と時間軸に添って描写するだけでも、大きな感動を呼べるのである。
辺見じゅんの傑作
辺見じゅんがこんなにも素晴らしい作家だということをこの本を読んではじめて発見しました。
声高に戦争の罪などを問うわけでもなく、ただ真摯に生きる人間の姿を淡々と描き出しているにもかかわらず、読み進むにつれ、怒涛の感動が心に押し寄せてきます。想像を絶する苦しみの中でも、人間はこんなにも誇りを持てるのだ、と。

生きるのが苦しいと思ったことのある人、10代20代の若い人たちにこそ読んで欲しい一作です。
ノンフィクションの仕事
戦後シベリアに抑留されたある日本人を中心に、収容所のありさまを、丹念なインタビューによって再構築した力作ノンフィクション。いつ日本に帰れるとも知れぬシベリアの収容所で、飄々と、しかし不屈の精神を持って生きた日本人がいた。

主人公は遺書を残してシベリアで死ぬが、収容所からメモ、手紙などを持ち出すことは許されていない。それでも仲間たちが遺書を彼の遺された家族に届けようようと考え、実行していくシーンには胸を打たれた。

世に知られた人物の知られざる内面を描いた作品もノンフィクションの魅力だが、本書のようにまったくの無名人にスポットを当てることも、ノンフィクションの大きな仕事であろう。


カタロニア讃歌 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
カタロニア讃歌 (岩波文庫)

・ジョージ オーウェル
【岩波書店】
発売日: 1992-05
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 798 円(税込)
中古価格: 179円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
カタロニア讃歌 (岩波文庫)
ジョージ オーウェル
カスタマー平均評価:  5
大義と現実と
体験や立場によって、スペイン内戦の評価は大きく変わる。オーウェルが参加したPOUM(マルクス主義統一党)か、国際旅団化、CNT=FAIか。「革命」が目的なのか反ファッショ人民人民戦線=民主主義擁護が目的なのか。本書のオーウェルの観察も、本人が強調しているように事態の一端を描いているに過ぎない。しかしその率直で謙虚な観察記録が、スペイン内戦の(いまや評判の悪い)集団化のなかの共同性の豊かさを見事に描き出している。オーウェルが描くように、前線はどちらがわにとっても、本当に惨めな状況だっただろう。しかし、そのなかには、ほんの一時とはいえ、上下関係がなく、互いに分かち合う、「ラテン的気質の」文化が存在していた。 「大義」を語るのは簡単である。大義の後ろにどんな状態があるか、あったかを、多くの「革命的」ルポルタージュは率直に語らない。多くの人々の希望と絶望をいまにいたっても背負い続けるスペイン内戦、それはさまざまな立場から評価することができよう。だが、謙虚な筆致で、何度も修正をほどこしながら革命下の社会的現実を浮き彫りにしようとする本書の観察記録は、どのような立場であれ、謙虚に受け入れるべきだとおもう。
内戦、革命、人間
スペイン内戦勃発約半年後にスペインに渡り、共和国政府側に民兵として参加したジョージ・オーウェルのルポ。
戦争、内戦、共産党による粛清といった大きな背景から、周りの自然、人々の身なり、食事、配給といった日常のディーテイルまでが赤裸々に語られます。

こんな激動の時期(筆者自身が被弾します)でも、彼独特の人間を見る目、人間のdecencyへのrespectにははっとします。
オーウェルの著作数あれど、まずはお勧めです。
この時代・テーマが好きな方には、ケン・ローチの「大地と自由」もお勧めします。


間に合わなかった兵器―もう一つの第二次世界大戦 (光人社NF文庫)

[ 文庫 ]
間に合わなかった兵器―もう一つの第二次世界大戦 (光人社NF文庫)

・徳田 八郎衛
【光人社】
発売日: 2007-07
参考価格: 780 円(税込み)
販売価格: 780 円(税込)
中古価格: 369円〜
( 通常24時間以内に発送 )
間に合わなかった兵器―もう一つの第二次世界大戦 (光人社NF文庫)
徳田 八郎衛
カスタマー平均評価:  5
これで勝てる訳が・・・
未だに太平洋戦争では日本は物量で負けたけど、技術では勝っていた なんて考えている方がいるかどうか知りませんが、本書なんか読むと 日本は実にお寒い状況だったことが解ります。 戦車やレーダーでの用兵思想の遅れは勿論として、それ以前に基本的な 生産技術の時点で負けています。 国産トラックが故障が絶えず、フォードやシボレーを宛がわれて喜ばれた とか、ドイツから技術供与を受けてもコピーさえ出来なかった なんていう話を読むとねぇ・・・。 おまけに物があってもシステム・インテグレーテッドの発想が無いので、相互の 連携が成り立ちません。やはり当時はまだ工業国として発展途上でしたから、こんなもんでしょうけど、 一部の兵器の評価を過剰に取り上げて「技術では勝っていた」なんて考えるの どんなものか・・・。 最近は日本も技術立国としての足元がぐらついている危険性があるので、日本が どのような苦労をして工業技術のレベルを上げてきたかを知る上でも本書を 読んでみる価値はあると思います。

紫電改の六機―若き撃墜王と列機の生涯 (光人社NF文庫)

[ 文庫 ]
紫電改の六機―若き撃墜王と列機の生涯 (光人社NF文庫)

・碇 義朗
【光人社】
発売日: 2004-09
参考価格: 880 円(税込み)
販売価格: 880 円(税込)
中古価格: 100円〜
( 通常24時間以内に発送 )
紫電改の六機―若き撃墜王と列機の生涯 (光人社NF文庫)
碇 義朗
カスタマー平均評価:  4.5
ひたむきさに心打たれる。
「昭和20年7月24日の戦闘で未帰還となった紫電改6機のうち、1機が昭和53年に引き揚げられた。」この出来事を元にして、6機に乗っていた6名の短いが凝縮された人生の記述を中心に構成されるノンフィクションです。子供の頃に読み、大きな衝撃を受けたものですが、彼らが戦死した年齢より年を取った今改めて読み返すと、彼らが国や家族を愛し、そしてそれらのために死んでいったその「必死さ」にとても心を打たれます。在りし日の写真も少ないながら掲載されていて、その顔を見ていると心が痛みます。彼らのようなひたむきな心を持った方々が今の日本を作ったと言われると我々戦後生まれは反発してしまいがちですが、あながちウソではない、そんな思いですね。 ただ、この出版社、誤字脱字がかなり目につきます。せっかくの内容の良さがそこでちょっとマイナスになっちゃうかな。なので星4つ。
感動に打ち震えました。
本土防空を任務とする紫電改部隊として名高い、第三四三海軍航空隊の伝記です。終戦間際の昭和20年7月24日、敵機約200機を邀撃した戦いで、同航空隊は勝利を勝ち得たが、戦闘七○一飛行隊長の鴛淵孝大尉(戦死後少佐)や、空の宮本武蔵の異名を持つ一騎当千の搭乗員、武藤金義少尉(戦死後中尉)など、六機が未帰還となった。武藤金義少尉を軸に、この激烈なる戦いで未帰還となるまでの、六名の歩んだ人生や人となりが記されており、実に興味深い内容であった。

この本を書き上げるのには、おそらく膨大な資料を参照し、大勢の方にインタビューしたことは想像に難くない。各個人の人格、技量、戦闘記録など、細部に渡って記述されており、読者を唸らせる。また文章も初心者にも読みやすく、読む者に感動を与えるものでした。文才のない私にとっては、真に素晴らしいの一言に尽きます。内容は詳細を極め、伝記の域を超えて戦闘記録資料としても貴重である。
武藤少尉はこの六名の中で唯一の妻帯者である。奥様へ宛てた手紙も多数紹介されているが、その優しい心根が伝わり、涙せずにはいられない。


命こそ宝―沖縄反戦の心 (岩波新書)

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命こそ宝―沖縄反戦の心 (岩波新書)

・阿波根 昌鴻
【岩波書店】
発売日: 1992-10
参考価格: 777 円(税込み)
販売価格: 777 円(税込)
中古価格: 44円〜
( 通常24時間以内に発送 )
命こそ宝―沖縄反戦の心 (岩波新書)
阿波根 昌鴻
カスタマー平均評価:  5
世界に誇る非暴力主義
沖縄伊江島で、米軍に奪われた土地を取り戻すために闘った阿波根。「命こそ宝」という彼の信念は、米兵・米軍に相対するときでも揺るがない。暴力、悪口を排し、なによりも相手のことを考えて闘うという阿波根流は、世界に誇る非暴力主義だと思う。

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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク