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[ 文庫 ]
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東京裁判〈上〉 (朝日文庫)
・朝日新聞東京裁判記者団
【朝日新聞社】
発売日: 1995-07
参考価格: 651 円(税込み)
販売価格: 651 円(税込)
中古価格: 1円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・朝日新聞東京裁判記者団
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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占領と平和―“戦後”という経験
・道場 親信
【青土社】
発売日: 2005-03
参考価格: 4,410 円(税込み)
販売価格: 4,410 円(税込)
中古価格: 3,500円〜
( 通常2〜3日以内に発送 )
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・道場 親信
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カスタマー平均評価: 3
困ったもの いくらなんでも小熊英二の著作と比しては小熊に失礼だろう。
小熊がありとあらゆる文献を網羅し記述したのに対して本書では
革新側のみの資料で綴られている。
しかも既に読んだことのあるような内容ばかり。
これではまずいだろう。ボリュームがあって1冊でってのはいいけど。
ある種小熊の本が売れたことで弊害が出てきているようだ。
読むべき労作 小熊英二の三部作を彷彿とさせる、大変な労作である。さらに、著者の研究方法も小熊と同じである。インタビューや一次資料の発掘はせず、すでに出版されている資料を読み込み、再構成する、という執筆の手法であるから、歴史書というより社会学的分析に分類されるだろう。 内容は、「菊と刀」を軸に戦後占領史を概括した前半と、平和運動の軌跡を辿る後半に別れる。後半部の方が読みごたえがあるのは、占領史に関してはすでに多数の著作がものされていること、著者の資料の渉猟が明らかに(おそらく意図的に)左翼系、リベラル系研究者のものに限定されていることがその理由であろう。著者の力点は、小熊により日本国内という視点から追求された「単一民族国家」という観念が、実はアメリカの占領政策を通じて強化された、というところにある。これは斬新な指摘であろう。 後半は、市民的不服従、非暴力的運動、というキーワードを通じて、日本での反核・反戦運動の経緯が概括されている。明確な著者の政治的ポリシーのもと、効率的に取捨選択されていると感ずる反面、著者の意図した「対話と交流のためのノート」の意が、反核・反戦に賛成と反対の相反する立場のあいだの対話と交流のためではなく、すでに反核・反戦という同一方向を向いている人間の間の対話と交流という意味合いのものになってしまっているのは、議論の分かれるところであろう。 個人的に疑問とするところは、権力をアプリオリに「悪」と決めつけ、反核・反戦運動としての市民運動を「善」と見なすある意味能天気な態度である。デモ隊が国会を取り囲んだ岸内閣の際ですら、自民党の単独過半数は揺るがなかった、という事実を、著者はどう受け止めているのだろうか。市民の政治行動は市民運動や「市民的不服従」ではなく、あくまで投票行動の上で訴えるのが本筋であると思うのだが。
冷戦の読み直し 冷戦の記憶が薄れる中、日本の戦後を特に「冷戦」という視点を中心にして描き出した労作。序論では反システム運動という視点から捉えることが宣言され、T部が『菊と刀』と描かれたコンテクストを暴き出すものでU部が革新の社会史といえるであろうか。 注目すべきはT部における、アメリカの対日政策研究であろうか。 U部の戦後革新史も概括するには便利。 ただ菊と刀に関してはラミスの研究を踏まえてはいるものの、乗り越えたとは言いがたく、こういう視点もありますよ?といったものと言ったほうがよいかもしれない。いくつか引用される小熊英二にしても同様である。序論の反システム論にしても、別に昨今目新しいものでもあるまい。 U部6章の最後で語られるイラク反戦運動の中で生じたコミュニケーション・ギャップの問題についても、残念ながら解決の糸口を見つけているとはいいがたいであろう。 著者の今後に期待したい。
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[ 単行本 ]
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骨抜きにされた日本人―検閲、自虐、そして迎合の戦後史
・岡本 幸治
【PHP研究所】
発売日: 2002-01
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 466円〜
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・岡本 幸治
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カスタマー平均評価: 5
日本国民の目標を明らかにするため、まず戦後日本の出発点を探る 「道に迷ったときはもと来た道を戻れ」 現在多くの日本人が感じている閉塞感を打破するためには、国家・国民の新たな目標が提示されなければならない。そのためにはまず現在の日本および日本人を拘束している体制がどうやって確立されたのかを知り、その拘束を打ち破ることが肝要である。 本書は戦後マッカーサーが主導した「初期占領政策」がいかにして日本人の精神に変節をもたらし、そして今なお日本人の精神を蝕んでいるかを説く。この点においては江藤淳の「閉ざされた言語空間」という先駆的業績が残されているが、「閉ざされた言語空間」がアメリカ側の一次史料からの検証であったのに対し、本書は実際に占領政策のお先棒を担いだ日本側の人達に焦点が当てられている。 憲法学者宮沢俊義、国際法学者横田喜三郎、民法・法社会学者川島武宣、政治学者丸山真男、岩波書店、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、アカハタ、ジャパンタイムズ、日本出版協会、共産党、共同通信社、時事通信社、日本放送協会、文部省。 いま日本に必要なのは「魂の構造改革」であり、真の日本再生のためには占領軍によって埋め込まれた「植民地根性」を払拭する必要がある。本書は必ず助けになると思う。
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[ 単行本 ]
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戦後60年を考える―補償裁判・国籍差別・歴史認識
・田中 宏
【創史社】
発売日: 2005-07
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 3,400円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・田中 宏
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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日本の選択〈5〉対日仮想戦略「オレンジ作戦」
【角川書店】
発売日: 1995-07
参考価格: 509 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 122円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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権力装置としてのスポーツ―帝国日本の国家戦略
・坂上 康博
【講談社】
発売日: 1998-08
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 950円〜
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・坂上 康博
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カスタマー平均評価: 4
W杯の自分を振り返ってみた W杯の期間中、私は連日熱戦をリアルタイムで見られて嬉しかった。別に日本が勝ち進んで嬉しくなかったわけではない、いや、嬉しかった。でも、熱狂するサポーターたちをついていけない思いで眺めていた。ニッポンニッポンと煽り立てるようなマスコミにはウンザリした。「感動した!」と言う某首相にはさらに辟易した。全ての日本人が熱狂している、という雰囲気に飲み込まれそうになっていた。私はスポーツをスポーツとして好きなように楽しみたいのに・・・。この著作は、以上に述べた私の気分に驚くほどマッチしていました。というよりベルリンオリンピックを頂点とする戦前のスポーツ熱と今の時代の雰囲気が似通っているのかもしれません。W杯期間中「改めて民族というものを認識して欲しい」と言う????\事もいたわけで、「スポーツの一体感」とそれを利用したいという政治側の思惑は今も昔も変わらないもののようです。もちろんそれほど単純なものではなく、あらゆる人々、そしてスポーツに携わる人々自身に様々な思惑があって、スポーツを形作っていたのは間違いありません。 ご一読をオススメします。
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[ 単行本 ]
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抵抗者たち―証言・戦後史の現場から
【講談社】
発売日: 2004-08
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 98円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 4
少数派は“おかしな人”ではない! 国や企業に押しつぶされそうになりながらも闘い続けている人々の本であるが、これに近い内容の『ドキュメント 憲法を獲得する人びと』や、田中伸尚氏の本と違うのは、インタビューという1次データをそのまま本にしている点だ。 田中氏の本は、聞き取りを交えながらも、自身の文章で大部分が構成されている。
そういった意味で、“読ませる”点が欠けてはいる(だもんで☆4つ)ものの、小さくとも声をあげている人々を紹介する目的は、果たしていると思う。
この国では、いつまでたっても次から次へと声をあげざるをえない人々が国や企業によって増産され、“おかしな人”扱いされ、ゴミのようにうち棄てられていき、それを支援する声も大きくはなり難い。
差別を助長する小泉の「おかしな人発言」を、鵜呑みにする人たちは、“自分たちが多数派である”以外の拠り所はあるのであろうか? そしてまたいつ自分が切り捨てられる側に回っていきかねない現在の構図は、喜劇的とも言えるだろう。
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[ − ]
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満州事変
・千葉 光則
【フットワーク出版】
発売日: 1991-11
参考価格: 1,835 円(税込み)
販売価格: 1,835 円(税込)
中古価格: 320円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・千葉 光則
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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杉原千畝と日本の外務省―杉原千畝はなぜ外務省を追われたか
・杉原 誠四郎
【大正出版】
発売日: 1999-11
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 503円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・杉原 誠四郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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戦後 歴史の真実―わが愛する孫たちへ伝えたい
・前野 徹
【経済界】
発売日: 2000-04
参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・前野 徹
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カスタマー平均評価: 4.5
日本人必読 「アメリカが原爆を落とさなかったら日本が原爆の研究を終えていた」「ポツダム宣言への回答を保留していた天皇は国民でなく自分の権威を守ることに固執していた」「日本は最後まで決死の覚悟だった」。毎日のように米国のTVプログラムで流されるメッセージです。いずれも有料番組に加入しなくても観れる番組です。真実は何かを判断するのは至難の技ですが、愛する日本の国益を守るのは日本人の使命です。そのための一助となる本です。 アメリカや中国のはったり・勢い・プレゼンテーションのうまさにだまされて日本はこのまま退化していくのでしょうか。
とある歴史観 著者は、韓国併合、満州事変、日中戦争(日支事変)での日本の侵略行為は認めながらも、米国の脅威により已む無く大東亜戦争を行ったと主張する。しかも東京裁判は無効で、日本の侵略戦争を正当化しようとするのだが、何か論理構成が苦しく感じる。「歴史の真実」といいながらも、ある種偏った著者の歴史観に過ぎない。また、米国介入による戦後教育により日本人の自由主義・個人主義が今日の退廃を招いたと述べているが、確かに利己的でわがままな若い世代の育成に助長した面もあるかも知れないが、残虐で凄惨な事件はわが国に留まらず世界各国で発生してしまっている。著者が言うように全て米国が悪いのか。問題は学校教育や近隣社会といったコミュニティとの関りをうまくできない子供を甘やかしている元凶は親にあると思う。
日本人としての自分に自信が持てるようになった 日本を離れていろいろな疑問を持つようになりました。 こんなに経済的に富める国になったのに、私たちの生活に余裕がないのはなぜか。なぜ戦後60年経ってもアメリカ離れができないのか。なぜ外国人の前で自国を卑下してしまうのか。他国の学生たちは各国独特の音楽や舞踊などを外国人に披露できるのが普通なのに、それができる日本人が少ないのはなぜか― この本を読んで長年の謎が解け、日本人としても自信が持てるようになりました。 また、私は常々日本人は外国人に嫌われていると思い続けてきました。しかし、それは本当に嫌われているというよりも、自分自信が日本人に対して否定的なイメージを持っていたためだと気がつきました。 間違いなく日本人必読の書です。著者に感謝します。
自己の歴史観を再考させる意味で☆5つ 確かに昔の日本=軍国主義とだけ位置付けるのは間違っていると思います。 そこから考えを変えるキッカケにはこの本はなってくれると思います。あのような状況であれば、大小問わずどこの国でもそうした行動に出てしまうのは理解できます。 まあでも筆者の反米・親中なところは省いて読みましょう。彼の先入観がだいぶ入っています。
日本人全員が絶対に読むべき本 どうして日本がとんでもなく堕落した国に成り下がってしまったか、どうすれば日本が生き残れるかを明確に示した本である。
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