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近代日本の戦争と政治
・三谷 太一郎
【岩波書店】
発売日: 1997-12
参考価格: 3,780 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 8,000円〜
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・三谷 太一郎
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カスタマー平均評価: 4
品切れなのが惜しい 一級の政治史家による、戦前の政治外交史評論。 戦争と政治体制の相関関係、日ソ外交、天皇の位置づけ、少数派の思想家など、扱うテーマは多岐にわたり、論文の掻き集めという感は否めないが、それぞれ興味深い。三谷氏の文体は嫌味がなく、論旨も明快なので、門外漢でも面白く読めると思う。
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[ 新書 ]
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昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書)
・坂野 潤治
【筑摩書房】
発売日: 2004-02-06
参考価格: 735 円(税込み)
販売価格: 735 円(税込)
中古価格: 400円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・坂野 潤治
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カスタマー平均評価: 4
視点の鋭さあり 類書の多い昭和史のなかで、この本は独特の視点がある。1930年代は、ただ軍国主義へ向かう視点で記述されることが普通であり、それに反対する書物は、感情的に日本国擁護になりやすい。しかし、この本では、2・26事件の1週間前に総選挙があったことに注目している。また、宇垣内閣の流産やその後の総選挙の分析から、「昭和史の決定的瞬間 」を探し出している。それは1930年代のいつかは述べないが、ここでは、全面的に暗黒の時代ではないという著者の視点がある。当時、これに気づいていたのは、意外にも政治家ではなく中野重治などの文学者や哲学者であったという。学術論文を加筆して明解かつスリリングな文章になっている。
決定的瞬間とは 本書は2.26事件や日中戦争勃発の昭和11,12年にフォーカスし、そこがなぜ歴史の転換点だったのかを、歴史の教科書だけでは掴みきれない真相まで掘り下げています。有名な美濃部達吉の「天皇機関説」が、それだけで独立した論説ではなかったこと、2.26事件が発生する直前に行われた総選挙では民主主義を標榜する政党が圧勝したこと等、私達の一般的な捉え方とは異にする歴史の事象が現れてきます。 一方で、専門の学者さんが書いたものだけに、読者が当然知っておくべきと著者が考えているだろう前提が非常に多く、読み進めるのに苦労します。新書ですし、素人にもわかるような註があれば理解がもっと進むのに、と思いました。
二・二六と盧溝橋のはざ間で 本書は、昭和11年・12年の総選挙の意義を重視し、「準戦時体制」とも呼ばれる当時の政局を読み直す。そして社会改革を主張し躍進する社会民主主義政党が軍拡に肯定的で、現状維持を志向する既成の保守政党が軍拡に歯止めをかけようとしたというパラドックスが浮かび上がる。 昭和6年の満州事変から昭和20年の敗戦までの時期は、「十五年戦争」とよく表現されるが、必ずしもそれは一直線に突き進んだわけではなく、ためらいや行き違いなどが交錯していたということを知る上で、多くの示唆を与える。 練達の筆者ならではの一冊。
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[ 単行本 ]
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昭和ニッポン〈第5巻〉バカヤロー解散と力道山激闘(昭和28~29年・1953~1954)―一億二千万人の映像 (講談社DVD BOOK)
・永 六輔 ・瀬戸内 寂聴 ・佐々木 毅 ・古川 隆久
【講談社】
発売日: 2005-03
参考価格: 3,000 円(税込み)
販売価格: 2,850 円(税込)
中古価格: 1,650円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・永 六輔 ・瀬戸内 寂聴 ・佐々木 毅 ・古川 隆久
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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戦後日本の設計者―ボートン回想録
・五百旗頭 真 ・ヒュー ボートン
【朝日新聞社】
発売日: 1998-02
参考価格: 2,730 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,345円〜
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・五百旗頭 真 ・ヒュー ボートン
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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都電が走った昭和の東京
【生活情報センター】
発売日: 2006-08
参考価格: 3,990 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,350円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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評伝 真崎甚三郎
・田崎 末松
【芙蓉書房出版】
発売日: 1999-02
参考価格: 3,990 円(税込み)
販売価格: 3,990 円(税込)
中古価格: 1,077円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
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・田崎 末松
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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歴史探偵 昭和史をゆく
・半藤 一利
【PHP研究所】
発売日: 1995-12
参考価格: 652 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
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・半藤 一利
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カスタマー平均評価: 5
昭和史の核心をつく一冊 素人にも大変わかりやすく昭和史、特に「天皇の役割」について説明してくれる。
おもに天皇についていうと、「国政大権をもつ天皇と統帥大権をもつ大元帥」という驚くべき天皇の二つの職責について明らかにし、それは明治憲法に基づいていたためであること、二つの役割を負わされた昭和天皇が、それぞれの職責においてどのような行動をとってきたかについて例をあげて説明する。まことに分かりやすい。
国政については、大臣が輔弼し責任を負うという明治憲法の定めにより、天皇はNOと言わないかわりに責任を逃れるという仕組みになっていたこと、統帥権については国政とは違い、天皇が兵を親率するものとされていたから、2.26事件の際に天皇が見せた態度は「大元帥」としてのものであったこと。
この「天皇の二つの役割」を理解することにより、親も教師も教えてくれなかった長年の疑問が解けていく糸口を発見することができた。
もうひとつは、以前から各メディアや識者が指摘しているように、天皇の態度には、2.26事件で受けた自らや家族への身体的恐怖を伴うトラウマが関係していたこと。
これらを理解しないことには、先の戦争についての多くの「なぜ」は全く進まなくなってしまうし、これらを抜きに「戦争責任」という言葉は言えないのである。
作者はシロウト探偵と謙遜しているが、本書は昭和史に興味をもつ若い人たちに必読してほしい大変優れた一冊である。
最後に、作者が第一七話で危惧する精神生活の「機軸なくして」について。
もちろん明治の伊藤博文が危ぶんだ「西洋のキリスト教に当たるものが日本には無い」の意味の「機軸」であるが、戦後の日本でこれに当たるものは間違いなく「お金」になったのだった。…それでは西洋のマフィアと大して変わらない価値観なのかもしれないが。
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バンドン会議と日本のアジア復帰―アメリカとアジアの狭間で
・宮城 大蔵
【草思社】
発売日: 2001-01
参考価格: 2,625 円(税込み)
販売価格: 2,625 円(税込)
中古価格: 2,100円〜
( 通常4〜5日以内に発送 )
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・宮城 大蔵
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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戦火の昭和史 興亡と夢〈2〉ファッシズムへの道・東西の戦雲
・三好 徹
【集英社】
発売日: 1988-08
参考価格: 720 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・三好 徹
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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戦火の昭和史 興亡と夢〈1〉興亡の序曲;戦火燃ゆ
・三好 徹
【集英社】
発売日: 1988-07
参考価格: 760 円(税込み)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1円〜
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・三好 徹
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カスタマー平均評価: 0
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