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日本史

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逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)

[ 文庫 ]
逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)

・井沢 元彦
【小学館】
発売日: 2006-06-06
参考価格: 690 円(税込み)
販売価格: 690 円(税込)
中古価格: 280円〜
( 通常24時間以内に発送 )
逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)
井沢 元彦
カスタマー平均評価:  5
「神」になろうとした男
「逆説シリーズ」第十作。本シリーズとしては珍しく、信長一人に一冊を割いている。著者の力の入れ方が分かる。 信長の天下統一の過程は人口に膾炙しているので、流石にエピソードに目新しいものは少ない。ただ、他の戦国大名があくまで足利幕府の幕臣であろうとしたのに対し、信長一人が天下統一のビジョンを持っていたのは天才と言う他はない。著者が塩野氏の弁を引用して「現在の日本に宗教戦争がないのは、信長が400年前に追い払ったからだ」と述べているのは卓見。私は藤沢周平氏のファンなのだが、信長の宗教政策に関する限り、塩野氏の洞察力に軍配を上げたい。そして、信長が新しい日本の「神」になろうとしていたという論にも賛成である。信長流の合理的発想で、将軍・天皇を越えた存在になるためには、こうする他はないからである。一見、破天荒のアイデアだが合理性を貫くと行き着く先はココしかない。本書中に出て来る安土城のCG画像を私もTVで観た事があるが、信長の絶対神思想が痛い程伝わって来た。「鉄甲船」の逸話は初耳だが改めて信長の天才を感じる。また、秀吉に先立つ信長の「東アジア経営構想」論にも驚いた。「本能寺の変」は武将としての光秀の"本能"的行動と考えるのが自然であろう。 著者の贔屓の信長に捧げた、シリーズ中でも最も熱気溢れる作品。過熱気味の宗教論を含め、著者の気魄が全編から伝わって来る渾身の一作。
未来のリーダー達へ
非常識を常識にしていく、国の新しいグランドデザインを呈示し実現に導く、タフで力強いリーダー像が描かれています。私観ですがこれを可能にしたのは、幾人かの初期の天皇、源頼朝、織田信長、一部の維新元勲達のみではなかったかと思います。信長がただの残虐な変革者ではないと数々の具体的証拠(政教分離など)をあげて言い切った著者に、ある意味で賛辞の念を感じた読者は少なくなかったのではないでしょうか? また同時に真のリーダーとは?という疑問も提示されている気がします。我々日本人はこの疑問を充分に考える必要があるのではないでしょうか。変革期のリーダーは本流とは違うところから生まれてくることが多い。今も日本のどこかで傍流から現状の限界を見据え、様々な力を蓄えている未来のリーダー達が育っていることを祈ります。
信長観が変わりました。
織田信長が、世界史においても特筆すべき人物であるという著者の視点には同感できます。 大陸文化伝来以降、日本を統一してアジアに進出するという視点を持った初の指導者として、その実現ために天皇を越える存在となることを必要とした、権威を超える権威として「神」となることが必要であったという分析を実に冷静に行っています。 秀吉もその後の徳川家康も、信長のアイデアをいただいていたというのは本当なのかも知れません。 日本人が宗教に寛容になったのは、信長が「政教分離」を力で断行したからだ、という著者の分析は見事です。 信長は単なる虐殺好きの変わり者武将として描かれるドラマや小説は、もうつまらなくなってしまいました。 「信長が現代にいたら、どのような戦略で世界に打ってでるだろう?」と思うことしきりです。
中学生くらいからお薦め
内容はとても素晴らしい。日本史の中でも戦国時代、それも信長が活躍したあたりは本当に 面白いので、勉強嫌いな学生さんでもこの辺りはよく覚えているんじゃないかな。 私が授業を受けたときの教師はどちらかというと信長に対して嫌悪を抱いていた方だった ので、信長の功績よりもこんな酷いことをしたというような、ネガティブな方面を強調した 教え方であり、小学生の頃からこの時代のことを図書館とかで勉強してた自分には面白い 授業ではなかったな。 この本は、信長のやった酷いこと・良かったことがよく書かれてあると感じます。また、 現代の感覚だと酷いことでも当時の常識を考えて判断すると、それは酷いことではないと なる見方は学校の勉強だけで覚えている人には結構新鮮な見方だと感じるんじゃないで しょうかね。 日本史の勉強となるのは勿論だが、こういった見方もあるんだという感覚を味わっていく ことで国語力もつくと思うよ。 内容については他の方のレビューを参考にしていただきたい。信長に対して好感を持ってる 方なら勿論お薦め。どちらかというと嫌いな方にも、この行動にはこういった意味があった のかと信長に対する見方に変化を起こさせること間違いなし。
従来の信長像を覆す新しい解釈
本書は信長を残忍な無神論者ではなく、宗教に寛容だが従来の偏狭かつ狂信的な宗教集団を徹底的に非武装化して、宗教というアヘンに日本人を取り込ませない道筋を作ったとみている。確かにその見方もあると思うかが、ではなぜ、他の戦国武将と違い、天下一統をライフワークとして斬新な手法、考え方で推進していったのか、その原動力や彼の独自性を作り上げた背景などの説明が十分とは言えず、その点で物足りなさを感じる。また、なぜ、信長が旧来の権威、天皇家を徹底的に排除しなかったかについて、このシリーズのテーマである日本人の「怨霊信仰」を理由にしているのも短絡的に感じる。

NEW石川日本史B講義の実況中継(2) 中世~近世     実況中継シリーズ

[ 単行本 ]
NEW石川日本史B講義の実況中継(2) 中世~近世 実況中継シリーズ

・石川 晶康
【語学春秋社】
発売日: 2001-01
参考価格: 1,155 円(税込み)
販売価格: 1,155 円(税込)
中古価格: 196円〜
( 通常24時間以内に発送 )
NEW石川日本史B講義の実況中継(2) 中世~近世     実況中継シリーズ
石川 晶康
カスタマー平均評価:  4.5
導入として秀逸
一見分厚く負担が大きく感じるが、講義形式の文章なので手軽に読める。さすが人気予備校教師だけあって、知的好奇心を擽る巧みな話術(文章)は優れた一般教養書を読んでいるかのよう。ともすれば受験日本史を勉強していることを忘れるほどである。本書を一度通読してみれば、教科書を読むだけでは退屈な受験日本史も興味を持って学べるようになるのではないか。
評価
まず書いておきたい点は4つ ・この参考書を選んだら教科書やその他諸々の参考書は一切必要無い ・サブノートに空欄だけでなくサンプルにもあるようにしっかり関連事項を追記をする ・年表整理のため定期的にCDを聞く ・ただ猛然と講義を読むだけでなく書いて覚えるという作業をする この4点を守らないと教科書をメインに勉強をしている受験生にはまず負けると断言できる。 なにせ1?4巻(人によっては5巻まで)でおよそ教科書の倍の2倍もいいところの 1000ページ以上に及ぶわけだから選んだからには相当な覚悟が必要である。 この本を信じて根気良く使い続ければ教科書組にはまず負けないといっていいくらいの 得点力にはなる。あとは直前期に過去問演習をすればいい。
授業がイマイチな人に
河合塾有名日本史講師、石川晶康氏の日本史参考書。 基本的には普通に流れを追っていくが 文章全体が分かりやすい話し言葉で書かれており正に実況中継といった感じ。 中身も細かい部分にまで突っ込んでおり、説明が非常に分かりやすい。 取り外し可能で該当範囲の年表付きのサブノートが付いていたり、 重要語句が赤字で書かれていて、付属の赤のチェックシートで確認が出来たり、 耳からも覚えられるようにCDが付いているなど非常に便利。 学校や予備校の授業の進度が遅かったり、中身が不十分で、 独自に自己学習を進めていかなければならない人に是非お勧め。
覚えやすいっ!!
僕が持ってる日本史の教科書とか、(石川以外の)参考書はなんだか覚えにくい。。。でも石川日本史だけなぜかすんなり頭に入る。。。

なぜだか分かりますか?

『信長は、さまざまな地域を支配化に入れ、天下統一を目前にしたところ、1582年に家臣の明智光秀に背かれ本能寺で自害した』というのが前者。
でも後者は、『信長は、すこしずつ支配する地域を広げていき、いよいよ天下をとろうとしたんだ。でも、そんなボスを裏切って弟子の明智光秀が1582年に信長を殺しちゃったんだ。』という説明。

これは自分で考えた文なので、そのまま参考書などに載っている文ではないですが、大体こんな感じです。どちらの文が覚えやすいですか?やはり前者のような堅苦しい言葉の羅列より、「ボス」とか「〜しちゃった」口調の方がコメディーに富んでいて覚えやすいと思います。

それに、サブノートというものがついていて、これがまた非常にありがたい!!最初に年表が載っているので、流れをつかむのにもってこいだし、サブノートに書き込みをしていけば、それだけで内容が濃い参考書・教科書になってしまいます。それだけでもすごいのに、CDまでついているので、試験前や暇な時間にこれを聞いているだけで自然に歴史の流れが頭に入ってきます。

センター・二次対応で、特にセンターでしか受験しない理系の人にはこれだけで充分です。満点狙えますよ!
ただ、全部で5冊で、お金と本棚のスペースを取るので星4つです。でも、その分の価値はあると思います。
このシリーズは絶対お勧め!
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日本の歴史がわかる (1) 縄文時代~室町時代 ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの社会科おもしろ攻略

[ 単行本(ソフトカバー) ]
日本の歴史がわかる (1) 縄文時代~室町時代 ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの社会科おもしろ攻略


【小学館】
発売日: 1994-11
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 798 円(税込)
中古価格: 410円〜
( 通常24時間以内に発送 )
日本の歴史がわかる (1) 縄文時代~室町時代 ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの社会科おもしろ攻略
 
カスタマー平均評価:  5
大人にもお勧め!!
小学2年の息子が少し歴史に興味を持ち始めたので購入してみました。
しかし・・・子どもを差し置いて、私が必死に読んでしまいました。
出来事や年号、それに関する人物・・・忘れかけていた事がよみがえってきます。
各時代の説明の最後に、単元テストのように出題されて、ちょっとしたクイズのようで、親子で楽しんでいます。

中学入試の塾として名高い「日能研」のテキストを参考にしているのも気に入った点です。
大人にもお勧め!!
最近、小2の息子が歴史に少し興味を持ち始めたので、購入してみました。
しかし・・・息子のみならず、私まで興味津々。
忘れかけていた記憶が読んで、蘇ってきました。
各時代の出来事・年号・重要な人物・・・ポイントを絞って書かれてあるので、とってもコンパクトにおさまっています。

各時代の終わりには「単元テスト」のように出題され、ちょっとしたクイズ感覚で楽しんでいます。
そして、中学入試で名高い「日能研」のテキストを参考にされているのも大きなポイントです。
忙しい中学受験生におすすめ!
中学受験の勉強を始めた小学生は、日本の歴史の大きな流れを知っておくと良いですよね。集英社や小学館の「漫画・日本の歴史、全17巻」を読む時間があればいいんですが、受験生はとても忙しく「欲しいものの一番は睡眠時間」なんて生活(お疲れ様。カゼ引くなよ!)。そこでこの本の登場。なんと上下2巻で日本の歴史を通読できます。しかも中学受験に出そうなポイントも的確に押さえてあります。途中にある設問もおすすめです。


新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉

[ 単行本 ]
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉

・小林 よしのり
【幻冬舎】
発売日: 2003-07
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 258円〜
( 通常24時間以内に発送 )
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉 ※一部大型商品を除く
小林 よしのり
カスタマー平均評価:  4.5
日本人としてのアイデンティティ
 小林氏が本シリーズを通じたメッセージは一環している。 日本人として、国際社会の中でどう生きるかだ。 戦争論を通して語られるテーマは 自分のことは自分で考えろ。 自国文化に対して大きな誇りを持て。 マスコミや根拠のない情報に惑わされるな。 ということだ。 日本もアメリカ並みの全体主義が蔓延する中で、 意見を述べることすら恥ずかしい風潮にある。 しかも、よりもっと危惧すべきは大東亜戦争に関して 何ら意見を個々人が持っていないことにある。 本作の内容・小林氏の意見が正しいとか、間違っているとか を述べることは評論家でない私にはどうでも良い事だ。 しかし、大東亜戦争における先人を教訓として 欧米人に対してどう対処して生きていくかの指針になると思う。 必ずしも性悪説ばかりではないはずだ。 本作において筆者に対して評論家的な言葉遊びは無用だ。 読後、読者がどう感じて、どう行動するか、それだけだと思う。
現代社会にある概念を違った角度でとらえた作品だ
全体的に興味深く、アメリカのポチになっている日本への警告がリアルでよかった。 しかし後半にかけてちょっと行き過ぎのところがあったんじゃないかと思う部分があり、 疑問を覚えた。 というもの小林さんは少し右よりの傾向があるのかなと思うのだが、著作には そのような偏った傾向は載せないでほしかった。 基本的に戦争では多くの人が悲しむのであって、確かにおじいさんの世代(戦時世代)を 尊敬しないで犯罪者にしたてあげる傾向はよくないが、だからといって美化してしまっては 日本に右よりの傾向を復活させるだけじゃないかなと思いました。 ただ責任をもってアメリカのポチ状態を排斥することは重要ですね。
人には自分の見たいものしか見えない
 小林よしのりは、以前、自分は「右翼」というレッテル貼りをされて、言論を封殺されていると言ってたけど、そのわりには彼も「サヨク」だの「自虐史観」だののレッテルを好んで使い、ケチョンケチョンにこき下ろす。また、彼は絵によるイメージ操作も得意中の得意で、日本軍なんかはやたらと凛々しく「聖人君子」みたいに描くのに、連合軍はまさに「鬼畜米英」てな按配。そのイメージ操作について批判された際の回答も、確か「それは読者とは了解済みのこと」みたいなよくわからないものだった。  本の内容にも、自分の都合のいいように持っていく傾向は顕れており、「過去の歴史を現在の価値基準で評価するのはナンセンス」みたいなこと言ってたのに、大航海時代のキリスト教徒の所業を「野蛮、野蛮」と罵り、あげくは白人は元来野蛮な輩で、日本人は勤勉で優秀な民族、とか極端なことを言い出す始末。確かに、歴史を振り返れば、白人の民族主義的な傲慢さは目に余るものの、彼の全て日本に都合よく解釈する姿勢も同じ傲慢さに満ちていると思う。それゆえの「ゴーマニズム宣言」か。  学校に教わった教育が全て正しいわけではないことを知るきっかけとしてはいい本だとは思うが、これで解決にはしてほしくない本だと思った。
慰安婦問題が今すごいことになっている
アメリカ下院に、慰安婦問題をめぐる対日非難決議案が提出された。採択される見通しは充分あり、韓国では今大騒ぎになっている。慰安婦問題の全容を知るために、本書に加え、『戦争論』『戦争論2』をぜひ読んでほしい。この問題の詳しい経緯は、日本人全員が知らねばならない。
いくら平和がいい、戦争は嫌だと叫び続けたところで
どうにかなるものではないだろう。 一国の努力だけで平和が保てるのだろうか? 「日本のせいで戦争が起きた」と主張するヒトビトには上記のようなことを問いかけ さらに「戦争論」シリーズを勧めてみようか…。 さらに「歴史は連続しているのではないでしょうか」と言ってみようか。 小林よしのり氏の戦争論シリーズは大変分りやすい。 「いつ何がどこで起きたのか」頭の中を整理する上でも大変ありがたい資料だ。

日本の歴史がわかる〈2 戦国時代~平成時代〉―ドラえもんの社会科おもしろ攻略 (ドラえもんの学習シリーズ)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
日本の歴史がわかる〈2 戦国時代~平成時代〉―ドラえもんの社会科おもしろ攻略 (ドラえもんの学習シリーズ)


【小学館】
発売日: 1994-11
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 798 円(税込)
中古価格: 379円〜
( 通常24時間以内に発送 )
日本の歴史がわかる〈2 戦国時代~平成時代〉―ドラえもんの社会科おもしろ攻略 (ドラえもんの学習シリーズ)
 
カスタマー平均評価:  5
歴史ぎらいなみなさんへ
歴史なんて知らなくても、今(現在)があれば別に・・・と、全然興味がありませんでした。というより・・・登場人物や間柄、話の前後がややこしくって(笑)でもこの本はドラえもんとのびちゃんが面白おかしく歴史の時代にタイムスリップして、のびちゃんのおとぼけ発言に思わず笑っちゃいます。高校で文系を選択しているのにれ・き・しがああああ〜とお嘆きのあなたも、これから読めば救われますよ!!
星5つでーす
どうせやるなら、何かを学ぶんやったら「勉強」と 堅苦しく考えずに楽しくやりましょう。というのが 僕のやり方です。なんて偉そうなことをいっておりますが この本なんかは、皆さんおなじみのドラちゃんが歴史を おもしろおかしく教えてくれます。おもしろいからといって 全然なにも学べないことはありません。まずは教科書といった

堅苦しいものから始めるのではなくて、こういったものからはじめ て、「ああ、歴史ってこういうことだったのか!?」とすこしでも 意欲が湧いてくれるといいんです。まず楽しむこと!これが基本です。


吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)


【講談社】
発売日: 2002-09
参考価格: 861 円(税込み)
販売価格: 861 円(税込)
中古価格: 620円〜
( 通常24時間以内に発送 )
吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)
 
カスタマー平均評価:  5
勤皇の志士
松蔭先生は偉大だった。そう思わずにはいられない。維新のために命を捧げた越前の橋本左内や長州の久坂玄随、大村益次郎、高杉晋作、土佐の武市瑞山、坂本竜馬、薩摩の西郷隆盛、そして水戸の藤田小四郎を始めとする天狗党の人々たちと共に未来永劫語りつがれなければならない。異常なまでの弾圧、安政の大獄で29歳で亡くなられた。本書は、いわば遺書である。やはり天才というべきか、死を予感しながら冷静な書きぶりだ。人生には四季があるという趣旨の章は感涙しそうだった。思想家としても、教育者としても偉大だ。
松蔭はなぜ、尊王を唱えたのだろうか
幕末から明治の日本人が何を考えていたか知りたくて漁っている中で手にとった一冊。吉田松陰の遺書である。 解題、本文と現代語訳、松蔭の史伝、という3部構成になっている。 留魂録と題された遺書自体は5000字というから原稿用紙にして14,5枚。志半ばで死を強いられる29歳の青年が処刑前日に書いたものだから、もちろん強く心打たれるものはある。 ただ、それ以上でもそれ以下でもない。 彼一人が特別、ということがあるとしたら、それはこの遺書そのものではなくて、彼の薫陶を受けた門下生たちが死を賭して明治維新を実現した、というその一点であろう。その意味では日本の歴史には極めて稀な革命思想家、といっていいかもしれない。体制側からすれば、テロ集団の教祖、であった。 松蔭が掲げた尊王攘夷思想は、松下村塾生山形有朋から連綿と帝国陸軍に引き継がれ、昭和の悲惨な戦争の源流を作った。幕末、天皇は人々から忘れられた存在であった。それがあれよあれよという間に絶対君主に祭り上げられた。そのあたりのニュアンスがやはりわからない。攘夷はともかく、松蔭はなぜ、尊王を唱えたのだろうか。 ともあれ本書の後にぜひ、司馬の『世に棲む日々』をお勧めしたい。吉田松陰が生き生きとした躍動感でもって描かれている。
死を迎える時の自分は?と考えさせられます
松陰の遺言とも言えるこの留魂録の中で、特に印象に残っているのは、 『十歳にして死ぬ者には、その十歳の中におのずから四季がある。 二十歳には、おのずから二十歳の四季が、 三十歳には、おのずから三十歳の四季が、 五十、百歳にもおのずからの四季がある。』という言葉です。 『私は三十歳で生を終わろうとしている。いまだ一つも成し遂げたものはない』が、 『(それでも自分が死ぬという今は)やはり花咲き実りを迎えたときなのである。』 人は必ず死ぬ。だから死ぬ時がわかったからと言ってじたばたするな。 いつ死んでも後悔しないよう、今という時を懸命に生きろ。 という意味だと受け取りますが、死を目前にして、なおかつ、その澄み切った心から湧き出た素晴らしい言葉だと思います。 聞かれもしないのに自分の過去の罪状を告白したことが、死罪の原因となります。 松陰の自分の意志を貫く姿には圧倒されます。 本の後半には、史伝・吉田松陰というタイトルで、訳者の古川氏によって書かれた松陰の半生が記されています。 松陰の生き方を知る上でとても参考になりました。  
題名通りにこれこそ”魂の書”
すごい人である。本当にすごい人である。なぜか。1)当初捕縛された際の罪状だけでは死罪にはならなかった。しかし、幕府を覚醒させるべくこれまでの所行をすべて告白する。結果、死罪を被る、2)その際、自分の刑死が、後進の者ものを目覚めさせ、しいてはこの日本を新生させることにつながるとしたその心意気と達観、さらに本書にあるように、3)このように澄み切った、しかも潔さで死に臨んだ。いずれも、われわれには真似することさえ叶わない偉業である。ただただ偉業である。さらに、清明たるその死に対し、遺書である本書の原本が後世に受け継がれるまでの波瀾万丈の物語にもまた、私は涙を禁じえなかった。われわれ日本人は、このような方を先達にもつことが叶い本当に幸福である。日本人に生まれ落ちたことを感謝せねばなるまい。蛇足ではあるが、私は医学領域の末席に携わるものである。さる医師が、末期にあるさる患者様に本書を、さらにいうなれば第八章の御文を与えたところ、死に臨んでの覚悟が定まり、ある種の喜びをともなった諦観をその方にもたらした、という逸話にもまた、多くの人々は感動と感涙に誘われるであろう。我々は、先人たちが血と汗と涙でつづってきた日本の歴史と、この素晴らしい祖国日本を守っていくべき責務があるのだと、読後つくづく感じ入った次第である。
感服した。
齢満29歳にしてこの意志ありとは、感服の一語に尽きる。 人としてどう生きるべきか、またどうあるべきか。 何某か感じるものがあるかと思います。 「人生」に於いて必読の一冊です。

詳説 日本史研究

[ 単行本 ]
詳説 日本史研究

・五味 文彦 ・高埜 利彦 ・鳥海 靖
【山川出版社】
発売日: 1998-09
参考価格: 2,500 円(税込み)
販売価格: 2,500 円(税込)
中古価格: 1,660円〜
( 通常24時間以内に発送 )
詳説 日本史研究 ※一部大型商品を除く
五味 文彦
高埜 利彦
鳥海 靖
カスタマー平均評価:  4.5
教養として
大学受験生向けに作られていると思うが、この本を使って受験生が勉強するのは良くないと思う。まず、内容が受験では問われないレベルまで突っ込んでいるからである。この本を使って日本史の勉強をするのは、はっきり言えば、時間の無駄だと思う。もっと薄い秀逸な参考書を当たるべきだ。しかし、この本は、一般教養として日本史を学びたい者にとって、非常に優れていると思われる。この本はちょうど、教科書と専門書の中間に属していると思う。専門書でなく、体系的にそれなりに詳しくかつ1冊にまとまっていて日本の歴史を学べるのは、そうはないだろう。そういう意味ではお勧めの著書だ。
あの山川の教科書準拠の参考書です。
記述だけなら、教科書で十分かも知れませんが、建物、仏像、絵画などのカラー写真が、新傾向の通訳案内士国家試験対策に役立ちます。何故か、現物を見に行きたくなる、夢多き本です。
「支配の配電盤」は変化しない。
趣味的にザッと一読した。感想は以下の如し。 日本人の大部分は、有史以来、ひたすら田畑で米や野菜等を作ってきた百姓民族だった。この「田=人」のセットが権力者の利権そのものだった。で、この利権取得と配分を巡って皇族、貴族、寺社、後に武士が、暴力的に争い続けた。この大部分の日本人とは無関係の利権争奪戦が「日本史」である。律令制は一種の社会主義だった。故に経済効率が悪く、分権的な私有経済体制になっていった。そして貴族や寺社が、荘園という特殊法人や大企業の如きものを作り私的に支配する超格差社会になった。その弊害が際立ち、民営化ならぬ「整理令」というものが出された。こうして社会が混乱するとその都度、最強力の武力を握った者が勝利し、変わり映えしないヒエラルキーと秩序を形成した。仏教も日本では神道とゴッチャになってしまった。神道には教義らしきものが無かった。故に権威(=天皇)と権力は分離されがちで、後者が前者の権威を借りるという統治形態が安定的だった。明治で再び律令制になったが、今度は文武の学歴貴族が同じことをしてきた。戦後の武力は外人が握っている。サラリーマンが百姓である。世襲貴族は少なく大学受験で特権校を出たものが疑似貴族になり、荘園=特殊法人、(天下り先)企業から搾取する。例外的世襲貴族は2世議員達で蔭位の制と荘園=選挙地盤を有する。現在、一種の「整理令」が出されつつある。要するに宗教的教義を持たぬほぼ単一の民族が「共同体」の成員として、羊の群れの如く、露骨な武力と天皇の空無的な権威により支配されてきたのが私の先祖の歴史であり、その支配者が時々シャッフルされて来たというのが全体像らしい。今後もこうだろう。日本史上最大の英雄が信長と龍馬なのは、この二人が、一瞬、この鬱陶しい支配の配電盤を叩き潰してくれたかも知れぬような幻想を与えるからだろう。この二人に共通するもの(配電盤をぶっ潰しうるもの)は、「徹底的なプラグマティズム」ではないだろうか。
参考書・教科書としては好著
参考書・教科書としては十分な内容が詰まっていると思います。センターや私大入試に必要なことは十分すぎるくらい載っています。全部覚えるのは無理かもしれませんが、レファレンス用としては有用です。ただ国公立大学の論述問題対策用としてはもう一つの感も無きにしも非ずで、論述問題にはさほど役に立たないこともあるかもしれません。またあくまでも限られた頁数で概説書として編集されているので、あまり史観が偏っていないのは良いのですが、各社から出ている20冊程度の日本通史や特定の主題に絞った新書に比べると記述が物足りないかもしれません。ですから趣味で歴史の本を読みたいという人には必ずしもお薦めしません。
所詮は教科書の副読本
ページもあって、なかなか書き込まれていると思いつつ、やはり、教科書で書き切れない内容の付加でしかないんだなと、思います。それでもあったことに越したことはないのですが。

絵解き戦国武士の合戦心得―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
絵解き戦国武士の合戦心得―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫)

・上田 信 ・東郷 隆
【講談社】
発売日: 2004-10
参考価格: 520 円(税込み)
販売価格: 520 円(税込)
中古価格: 455円〜
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絵解き戦国武士の合戦心得―歴史・時代小説ファン必携 (講談社文庫)
上田 信
東郷 隆
カスタマー平均評価:  4
戦国武士の合戦心得
戦国時代や合戦を、ミクロの視点から見られる良書。 この本を読みながらイメージを一歩進めると、 人間が武器を持ち、命を奪い合うことの峻烈さが垣間見える気がする。 (そういう意味では同文庫、同筆者の『雑兵足軽たちの戦い』の方がインパクトは強いが) 書かれている内容を大きく分けると、 ・各種武器の使い方・合戦 ・戦場での目印、音 ・首実検と切腹 ・女武者、船戦 なお『歴史図解 戦国合戦マニュアル』の改訂・改題版なので注意が必要。
解説イラストに注目!
ミリタリーイラストでお馴染みの、「上田信」先生が、詳細な解説イラストを描いてます。 近代兵器同様、精密で分かり易い、戦国時代のイラストが満載! 槍や刀、火縄銃などの他に、大筒や鳴り物、切腹や女武者など、他書ではあまり触れないような話題にも(浅く)触れてます。 値段の割には、相当充実した内容です。 オリジナルを持ってない方は、是非こちらを購入しましょう!
歓迎
前版が品薄なのだから、より手軽な文庫となっての再販はかなり歓迎。 この本がより多くの人に読まれて契機になって、合戦シーンや武士をめぐるイメージが変わればよきことかなよきかな
失敗
内容は「歴史図解 戦国合戦マニュアル」(購入済)と同一なので要注意。 外観とタイトルだけ変えて再販するのはいかがなものか? 通販の危なさが良くわかった。 しかし内容自体の評価については星4つとしておく。

お江戸吉原ものしり帖 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
お江戸吉原ものしり帖 (新潮文庫)

・北村 鮭彦
【新潮社】
発売日: 2005-08
参考価格: 540 円(税込み)
販売価格: 540 円(税込)
中古価格: 418円〜
( 通常24時間以内に発送 )
お江戸吉原ものしり帖 (新潮文庫)
北村 鮭彦
カスタマー平均評価:  4
なかなか。
吉原の遊郭にいる人やその生活、建物の構造に決まりごとなどなど・・ いろいろと細かに書いてあったりして面白いです。 そのページ内に注が書いてあってわかりやすいし、本からの抜粋とか図も結構載っていたりするので、興味のある人は楽しめると思いますよ^^

たった一人の30年戦争

[ 単行本 ]
たった一人の30年戦争

・小野田 寛郎
【東京新聞出版局】
発売日: 1995-08
参考価格: 1,682 円(税込み)
販売価格: 1,682 円(税込)
中古価格: 950円〜
( 通常24時間以内に発送 )
たった一人の30年戦争 ※一部大型商品を除く
小野田 寛郎
カスタマー平均評価:  5
壮絶!
以前、テレビで「青春時代を戦争で壊されてしまって可哀相ですね」 と言われて「青春は前倒しで楽しんだからいいんだ、 本当に可哀相なのは戦争で死んだ人たちだよ」 と言った小野田さんの笑顔が忘れられなくてこの本を買いました。 内容は、壮絶なジャングルでの生活、帰還してから届く心無い手紙、 本当に今の私たちには想像もできないような経験を書いてくれています。 説教じみたことや、自分は誰よりも苦労した、などということを全く言わずに、 小野田さん独特の力強さで、私たちを前向きに引っ張っていってくれる本です。
不撓不屈の人
小野田寛郎さんは昭和49年に日本へ帰国された元陸軍少尉です。 昭和20年の終戦に気付かず、他に生き残った3名と共に、 戦地であるフィリピンのルバング島で昭和49年まで戦い続けた軍人です。 私は当時、小学2年生位でしたが、TVのニュースで流れた、 軍服姿の小野田さんの男らしい立ち居振る舞いを未だに憶えています。 小野田さんはゲリラ・諜報の要員の育成機関であった陸軍中野学校で訓練を受け、 遊撃(ゲリラ)戦を行う密命を受けてルバング島に赴任された少尉でした。 そして、もし、味方が滅んだ後は残置諜者(ざんちちょうしゃ)として 敵をかく乱するゲリラ活動を行い続けるようにも密命を受けていました。 小野田さんはそれを実に30年間、忠実に遂行し続け、 日本からの援軍がいつか必ず来ると信じて 孤独な戦いを続けていらっしゃいました。 当初は生き残って行動を共にしていたのは4名だったそうです。 そこから、昭和24年1名が裏切って「脱走」し、3名となり、 昭和29年に1名が銃撃戦で「戦死」し2名となり、 昭和47年に最後の1名も銃撃戦で「戦死」 その後昭和49年に発見されるまでの間は小野田さん1名で過ごされていました。 ほとんどの期間を他の隊員と一緒に過ごしていらっしゃったのですが、 残置諜者という密命は誰にも話してはいけない任務なので、 その意味では非常に孤独に30年間を「たった一人」闘い続けたといえます。 小野田さんの言葉には学ぶものが多いです。 生と死が背中合わせの境遇の中で、死を恐れずに己の任務を果たし続けられた 30年間の実体験の重みのある言葉です。 それにしても、30年間とは・・・ 村の女子供には一切手を出さず、敵軍には命懸けで徹底抗戦され続け、 私利私欲なく己の任務のみをストイックに全うされ続け、 日本に帰られてからもまったくその基本姿勢は変わることがありません。 本当に30年間、不撓不屈の意志で緊張感の中に雄雄しく戦い抜かれました。 軍人(まさしく武士です)の生き様がここにあります。
自分に子供ができたら、、、
絶対小野田自然塾に行かせたい。そう思いました。それとこの本を全国の学校図書館にぜひ置いて欲しい。私は子供の頃から本が好きで戦争に関する本も小学生のころから読んでいましたがそれらは戦争の悲惨さを伝えたものだけだったような気がします。小野田さんのように気高く、崇高の念を持って職務を全うされた方への感謝・感動の気持ちを今の子供や若者にぜひ感じてもらいたい(私も若者ですが)今の日本人が忘れてしまったものを教えてくれる一冊、笑いと涙なくては読めない久しぶりに出会った良書です。
真の日本人小野田さん。
小野田さんは、さきの大東亜戦争を果敢にたたかわれた、まごうなき一勇士であられます。その勇士によって著述されたのが本書です。ここには、喜怒哀楽とともに生と死を凄絶にみつめながらも、そしてそれを生き抜いた者の冷徹な視線があります。私は、生きるとは何か、そして死とは?という命題を、この生命の歓喜なきただれた平和にほうけた日本において、改めて思念させられました。と同時に怒りもまた奔騰してきたのでした。戦後の小野田さんを手をふってむかえたはずのわれらの同胞が、寸時をおかずして、彼を戦争賛美者、軍事国家日本の亡霊などというレッテルをはってブラジルへと追いやったことです。これは、1945年8月15日を境目にして、特攻隊員をはじめとする軍人、そして英霊らに悉く背をむけた、かの醜き日本人そのものの冷たい姿が、またここにもあったのでした。戦後は、いまなお“終わって”はいないのです。しかしながら、著者がすごいのは、そのような仕打ちをうけたにもかかわらず、その後、愛する祖国日本を退廃の亡国より救うべく、様々な活動とともに、日本とブラジルを往復しながら行ってきたことです。なんという大きな器と高らかな人格なのでしょうか。私はその読後、小野田さんとともに、美しい国日本を再生していくことを決心したのでした。
現代の侍
あっという間に読み終えてしまいました。涙が止まらなくなってしまった部分。思わず腹を 抱えて笑ってしまう部分等々非常に興味深い良書に出会えました。 読み進めていくうちに、30年の戦いの中でほとんど私心を出さずあくまで公の心を前面に 出して戦ってきたことに深い感銘を受けました。部下と衝突しても、私心を抑え、あくまでも 帝国陸軍将校として最終的に部下を諭し、国の為、友軍の為に任務遂行に邁進していく。まさ にかつて存在した侍のように・・・。 この本をぜひ、最近とかく「うざい!」「キモい」が口癖になりとかく無気力になりがちな 青少年たち、権利ばかりを主張し、その裏に履行すべき義務を果たさずにいる大人たちに読ん でもらいたい。そして氏のエネルギーを体感して頂きたいと思います。

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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク