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戦国・安土桃山

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逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎

[ 単行本 ]
逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎

・井沢 元彦
【小学館】
発売日: 2004-02
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 228円〜
( 通常24時間以内に発送 )
逆説の日本史〈11〉戦国乱世編―朝鮮出兵と秀吉の謎 ※一部大型商品を除く
井沢 元彦
カスタマー平均評価:  5
英雄とは
いつもながら、現代の視点から歴史の価値判断を下すことの無意味さ、 そして固定された見方に基づいて歴史をみることの恐ろしさ、 それを身に染みて教えてくれます。 これは、どの時代の歴史にも当てはまる金科玉条たるもののはずですが、 実際の歴史教育はどうか、言うまでもありません。 毎回毎回“目からウロコ”状態にさせてくれる今シリーズですが、 今回は自分たちの受けてきた歴史教育の不充分さ、 そして教育の重要性(恐ろしさと言い換えてもいいですが)を 一段と感じるものでした。
太閤記にもこんな“逆説”が
豊臣秀吉の謎を一冊を費やしてまとめています。

『恨の法廷』にもつうじる、日本人の朝鮮や南洋のアジアに対する後ろめたさの原因と、お国づきあいの気質の正体などを秀吉の唐入り(朝鮮出兵)に関して論じるなど、まさに温故知新の真髄という感じです。

豊臣の姓の由来や、天皇との関係、指が六本あったことなど、秀吉の全てが分かるといってもいいかもしれません。
ただ、一代記的なことは敢えて詳細されていないので、そのあたりは他の本や小説でフォローしておくといいでしょう。

秀吉といえば誰でも歴史の授業で習ったことを思い出すのが、検地と刀狩りですが、それがどんな意味を持っていたのか、意外な真実が明かされます。
秀吉の驚くべき事実が次々と明らかに
 権威主義、史料至上主義、呪術観の無視(もしくは宗教観の無視)という従来の日本史学界の常識を再検討し、日本史に新たな視点を提供する「逆説の日本史」シリーズの第11弾。著者のオリジナリティあふれる学説をもとに、舌鋒鋭く明快に日本史を紐解いている。本書が主にターゲットとしている時代は、本能寺の変以降から秀吉の死に至るまでだ。前半は、秀吉のサクセスストーリーを軸に議論を展開しており、後半は秀吉の朝鮮出兵を当時の世界状況や日本と朝鮮・中国の史実観と合わせて幅広い視点で議論している。

 本書では秀吉に関するあまり知られていない事実も飛び出し、驚きを持って読み進めることになるだろう。その中でも興味深いのは、織田家をどのように滅ぼしたかという点についてのロジックだ。

 従来の説明では、本能寺の変当時に秀吉が重臣筆頭であったことや、明智光秀・柴田勝家などのライバルを打倒したこと、織田信長の子供が将として二流だったこと、といった理由が挙げられていた。しかし著者はそれ以外にも多くの要因があったことを指摘し、織田家から羽柴家(豊臣家)に実権が完全に移ってしまった理由を従来より納得できる形で示している。
いつもながら一気に読んでしまいました
この「戦国乱世編−朝鮮出兵と秀吉の謎」では、本能寺の変により信長が歴史から姿を消したあとの秀吉の天下統一への道と、朝鮮出兵を経て秀吉の死までを描いている。
この本を読んで、私たちはいかにいい加減な歴史教育を受けているか、また既存の歴史学者はいかにいい加減なことを言っているかをいつもながら感じた。

例えば、秀吉の名前ひとつにしても、ちょっと歴史好きな人、大河ドラマ好きなだけでもいいが、そういう人なら、「木下藤吉郎」が「羽柴秀吉」、「豊臣秀吉」に変わっていったことは知っていても、どういう事情でそういうことになっていったのかさえ、学校で習ったことはなかった。教科書に「羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)」などと書いてあった記憶はあるが、どうしてそうなったのかは聞いたことがなかった。
また、現在なくなってしまっているからとはいえ、秀吉が大仏を作っていたことも初めて聞いた。

秀吉の朝鮮出兵に関しても、既存の説では「欲に凝り固まった権力者」というイメージのものが多いが、当時の東アジアの国際勢力関係、さらにはその当時はヨーロッパの大航海時代(よく考えてみればこれも立派な侵略活動なのに、「大航海」などでごまかされていることも気にかかる)であったことも視野に入れて解説された本は皆無だったのではないだろうか。

北朝鮮や中国などの脅威が高まる昨今、特に外交に携わる人々はこの本を読んで彼らの思想や、歴史から大いに学ぶべきだと思う。
歴史ファン絶対買い!
この本を読まずに歴史は語れません。井沢氏の描く歴史はとても多岐に渡り、そして非常に読みやすい文章(これが重要)となっています。今まで信じ込んでいた日本史の常識を覆す、まさに目からウロコの一冊です。これを読まずに日本史は語れない!!


戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809))

[ 新書 ]
戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809))

・齋藤 慎一
【中央公論新社】
発売日: 2005-08-26
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 798 円(税込)
中古価格: 280円〜
( 通常24時間以内に発送 )
戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809))
齋藤 慎一
カスタマー平均評価:  5
東国戦国史の終焉を見事に描き出している。
『沼尻合戦』という戦国関東地方の歴史に埋もれた合戦を丹念に分析し、複雑怪奇な東国情勢を、分かりやすく鮮やかに描き出した快作。 南関東を基盤とする北条氏が北進、佐竹・宇都宮ら北関東連合の領主たちを徐々に圧迫し、ついに天正十二年、両軍は下野国沼尻で対陣する。 これは、同年に行われた小牧・長久手の家康軍対秀吉軍の代理戦争でもあった。 合戦は引き分けに終わるものの、北条方は巧みな戦後処理で勢力を広げ、北関東連合は窮地に陥る。 北条の関八州制覇がなる直前、徳川を屈服させた秀吉が「北条征伐」を敢行し、佐竹らのピンチを救う。 好著ではあるが、筆者が「北条の夢」とやらに過剰に感情移入していることにはやや引っ掛りを覚える。北関東の領主たちから見れば、北条は侵略者以外の何者でもないだが。
横から眺めれば
周縁の事件を孤立させずに、全体のなかでの位置づけを行っています。
つまり「沼尻の合戦」という地方の紛争を
「小牧・長久手の戦い」という中央の紛争に一直線につなげ
それが結局「北条の夢」を瓦解させることになったということです。
ここに歴史のダイナミズムを感じました。
本能寺の変の描写は演出過多だが
 本能寺の変で信長が死んだその時期、まだ関東には北条氏が、西方には毛利・島津・大友・長宗我部の各氏がいて、日本は統一されていなかった。にもかかわらず、信長の死が戦国の終わりの時期と重なるのはなぜか。秀吉の天下統一までになされなくてはならなかったのはどんなことだったか。

 というわけで、きわめて興味深い主題のもと、関東北条氏の滅亡の過程と秀吉の天下統一までの足跡を追う。その時期、徳川家康はどうしていたのかとか、信長の息子たちはどうなっていたのかとか、気になる疑問への答えもここに含まれる。
もう一つの戦国覇権録
西国偏重史観が常識となっているる世の中に一石を投じる研究書。
副題に「北条の夢」とある通り、関八州独立国家を目指した小田原北条家が独自のビジョンを掲げ、早雲以来の統一事業を成し遂げんとするその最終過程を描ききっている。
従来、各地の市史や町史を通じて断片的にしか捉えられなかった過程を、独自の解釈を交えつつ、大きなスケールでまとめている。
むろん、これまでにないテーマであり、戦国史ファンも刮目する事実が次々と突きつけられる。確かに題材は上級者仕様だが、古文書も現代文に読み下しているため読み易く、何よりも、そのスリリングな展開は凡百の歴史小説を遥かに凌駕している。
戦国時代は信長や秀吉だけのものではなかった。東国には東国の覇権構想があった。その最終段階が小田原合戦であり、そこで敗者となったがゆえに、「北条の夢」は永遠に封印されるかに見えた。その封印を解いたのが本書である。
これを読まずして戦国時代は語れない。

戦国15大合戦の真相―武将たちはどう戦ったか (平凡社新書)

[ 新書 ]
戦国15大合戦の真相―武将たちはどう戦ったか (平凡社新書)

・鈴木 眞哉
【平凡社】
発売日: 2003-08-21
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 798 円(税込)
中古価格: 325円〜
( 通常24時間以内に発送 )
戦国15大合戦の真相―武将たちはどう戦ったか (平凡社新書)
鈴木 眞哉
カスタマー平均評価:  4
説明不足と検証不足かな
戦国時代の有名な合戦を通説否定の立場から見直したものである。例えば、桶狭間の戦いは信長の奇襲ではなかった、とか長篠の戦で鉄砲3段打ちは無かったという類である。大河ドラマなどで通説的な合戦絵巻しか知らない人にとっては、結構新鮮な話が多いと思う ただ、新書に15個もの合戦を書いているので、一つ一つの内容は根拠の記述が不充分であり、残念ながら消化不良が多い。単に通説に疑問を投げかけるだけで、筆者として結論ずけをしていないものもあり、不満が残る。 面白かったのは鉄砲3段打ちの話と、騎馬戦の話。この2点は筆者の最も得意分野らしく、この点については他の書を読んで、もっと詳しく知りたいと思った
実際の戦争とは、結構地味なものなのだ。
昔の戦争というのは、その多くが古今東西、後世の者の想像で書かれている場合が多い。最大の原因として、信頼できる資料の不足がある。実際に戦争を指揮したものがその経緯を書き残すことがきわめて少なく、だいたい周辺の文筆家が戦闘の参加者からあれこれ聞いて書くのだが、参加者は自分の武功を強調するので、中には失敗が成功に転換してしまうこともある。実際戦闘シーンでは指揮官が自分の位置も確認できないほど混乱する場合も多く、戦闘全体を把握するのは、個々に独立した指揮をとれる師団が発達し、参謀本部が確立された近代にならなければほとんど不可能だった。というわけで、合戦話などというものは様々な尾ひれがつき面白く事件性を高めて宣伝されることになる。信長や秀吉や家康などの勝者は常に天才で全てを把握し、計算どおり勝つことになり、光秀や三成など敗者は失敗を重ね墓穴を掘り滅んでいく・・本書はこういった因果応報論的なありきたりな合戦話でない。本書を読めば、信長は戦術的に新しいものは何も生み出していない事。秀吉は将兵の命を生かそうと水攻めを行ったのではない事。家康の活躍は、ほとんど江戸期の御用学者の創造である事。光秀や三成は勝者に匹敵する(あるいはそれ以上にベストをつくし)最上の作戦を行った。ただ偶然、運にめぐまれなかっただけである事、信玄や謙信の単なる領土境界線をめぐる地味な戦いも、男のロマンなどなかった事などがわかってくる。実際、原典にあたって歴史を調べていくと、本当に計算どおり勝った真の名将などいるのだろうかとも思う。アレクサンドロス、ハンニバル、カエサル、ジンギスカン、ナポレオン、リー、ロンメル、パットンなど世界戦史で最高に神話化した戦歴を持つ連中でさえ、たまたま運にめぐまれて勝った場合が多いのだから、まして信長や義経クラスが軍事的天才であるわけはないのは当然。戦争とは結構地味なものなのだ。新書版ではあるが納得させる解説になっている。
戦国の戦いの実情は時代小説のようにカッコよくはない
 星3つを標準とした場合、「○○の真相」と言いながらも、必ずしも真相に迫りきっていないもどかしさもあるように思うのと、時折「運」や「ツキ」で説明するところもあり減点1。

 しかし従来の定説や合戦譚を覆した解釈は興味深く、戦国の敗者として有名な明智光秀や石田三成に同情ともいうべき評価を与え、戦国の英雄とされる信長、秀吉とりわけ家康に対して厳しい評価をする姿勢には新鮮さを感じるので加点2。

 著者がなぜこうした姿勢をとるのかということに多少関係していると思うが、あとがきに紀州雑賀国人衆の末裔であるとの記述...このコメントが楽しいのでおまけで1点。
再発見!!
戦国時代から江戸時代にかけての、よく知られている合戦のお話しを取り上げているが、散々世に問われているものとは一線を画している。必ずしもロマンチックなものではない、“時代なりのリアリズム(常識)”を掘り下げてみようというような内容である。

通説について「一寸待ってくれ…本当にそうだろうか?」と問い掛けている。何処となく、SFやアニメや特撮の物語の設定を科学知識で突っ込むような類の話しに通じるかもしれない…
非常に痛快で、列車の旅の最中も含めて、一気に読んだ一冊である…
歴史を複眼的に見ることを教えられる
戦国、江戸時代の戦争・戦闘について、通説に一々異論を唱えた本である。著者は防衛庁や警察に勤務した経験があるようで、戦闘のいわばプロから見た異論を唱えている。よく「歴史から学ぶ」と言われ、家康や信長の戦争指導は経営にも応用できるなどと言われる。しかし、この本を読むと、彼らの勝利も偶然の所産であり、その後「勝者が歴史を作る」の法則に従って、英雄視された面があることが分かり、改めて「学ぶべき歴史」とは何かを考えさせられる。本書で不満な点は、通説に疑問は投げかけるものの、自分の解釈を、詳しくは述べていない点である。史料の制約などもあろうが、次には、仮説でも良いから、鈴木説の詳細な展開を期待したい。


飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書)

[ 単行本 ]
飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書)

・藤木 久志
【朝日新聞社】
発売日: 2001-11
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 547円〜
( 通常24時間以内に発送 )
飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書)
藤木 久志
カスタマー平均評価:  4.5
生きるための資源の争奪
 旱魃・長雨による凶作、飢饉、疱瘡などの疫病、そして戦乱と中世に生きる人々は常にこれらから逃れられない運命にあった。巻末の膨大な旱魃、長雨、台風、疫病、蝗の被害、地震、火山の噴火などのデータにあるとおりわが国の中世ではほぼ毎年といっても良いくらい、国内のどこかで災害が発生していたことに改めて驚く。応仁の乱以降の戦乱の時代も、政治的な色彩の濃い天下の統一のための戦いというよりも、生きるための領地の拡張と食料・資源(奴隷を含む)の争奪というのが実情であったのだろう。また「村の城」という視点も、兵農未分離の時代には当然ありうることであり、全校的な傾向であるかどうかは別にしても数多く残されている中世の小規模な城郭・砦跡などの事情を考慮すると肯ける部分が多い。さらに、飢饉による身売りや合戦による庶民の強制連行(乱取)は、ことによると近世における賤民制成立の歴史的な要因のひとつと考えられるような示唆も感じるに至った。ただ、すでに発表された論文を一冊の本にまとめているため、テーマとしての統一性が薄められているように思える部分がマイナス要因。
戦国時代の争乱の実相は領地の拡張よりも乱取(人と物)にあった
 旱魃・長雨による凶作、飢饉、疱瘡などの疫病、そして戦乱と中世に生きる人々は常にこれらから逃れられない運命にあった。巻末の膨大な旱魃、長雨、台風、疫病、蝗の被害、地震、火山の噴火などのデータにあるとおりわが国の中世ではほぼ毎年といっても良いくらい、国内のどこかで災害が発生していたことに改めて驚く。
 応仁の乱以降の戦乱の時代も、政治的な色彩の濃い天下の統一のための戦いというよりも、生きるための領地の拡張と食料・資源(奴隷を含む)の争奪というのが実情であったのだろう。また「村の城」という視点も、兵農未分離の時代には当然ありうることであり、全校的な傾向であるかどうかは別にしても数多く残されている中世の小規模な城郭・砦跡などの事情を考慮すると肯ける部分が多い。
 さらに、飢饉による身売りや合戦による庶民の強制連行(乱取)は、ことによると近世における賤民制成立の歴史的な要因のひとつと考えられるような示唆も感じるに至った。
 ただ、すでに発表された論文を一冊の本にまとめているため、テーマとしての統一性が薄められているように思える部分がマイナス要因。
中世のサバイバルシステム
とにかく厳しい中世の現実を描き出そうとする
すばらしい本だと思います。
偉い大名が社会を動かしていたわけではない。
そんな思いを強くしました。

人は生きるために他人を犠牲にし、
自分自身も時には奴隷になってでも生き延びる。

いいとか悪いとかで判断できない、事実の世界に
圧倒されます。

飢饉と戦争は、現在の日本に暮らす人間には遠く

感じられますが、実際は、イラクの問題など、
日々のニュースに溢れています。
イラクに戦争を持ち込むこと、自衛隊を派遣してその
地域に戦争状態を作り出すこと。
戦場で行われる略奪。
この本が私たちがどう行動するのか教えてくれるわけでは
ありませんが、
現代社会の問題に向かい合うためのヒントも含まれている
よう思います。

歴史研究と現代を結ぶ良書でもあります。


戦国武将の意外なウラ事情 英雄たちの「秘められた事実」 PHP文庫 (PHP文庫)

[ 文庫 ]
戦国武将の意外なウラ事情 英雄たちの「秘められた事実」 PHP文庫 (PHP文庫)

・日本博学倶楽部
【PHP研究所】
発売日: 2004-06-01
参考価格: 600 円(税込み)
販売価格: 600 円(税込)
中古価格: 100円〜
( 通常24時間以内に発送 )
戦国武将の意外なウラ事情 英雄たちの「秘められた事実」 PHP文庫 (PHP文庫)
日本博学倶楽部
カスタマー平均評価:  5
意外に中身がしっかりしている
ウラ事実といっても戦国時代に興味を持ちはじめた人にしか楽しめない内容なんじゃないかな。と、高を括って読み始めました。確かに、ある程度歴史好きな人々の間では定説となってしまった説も多々ありますが、それを覆す異説も掲載されていて、楽しく読み進めてしまいます。個人的に特に面白いと思った話を以下に紹介します。・北条早雲は素浪人ではなかった。・千代の内助の功は作り話らしい。(自力で出世したとは言えない山内一豊より)・斎藤道三は油売り出身ではなく、油売りから成り上がった長井家の重鎮、長井新左衛門尉の息子だった。(斎藤道三の美濃国盗りは父の手柄も横取りしていたより)・三碗の才は仕組まれていた?恋人を売って出世した石田三成比較的有名な武将が多いですがマイナーな武将のエピソードも含まれています。気軽に読める内容ですし、興味がある方は、購入されても問題ないと思います。
お買い得です
戦国時代について興味があるならば、 この本はお買い得です。 マニアな人には物足りなくても、 ビギナーな人にはちょうどいい内容です。 伊達政宗のことよりも、片倉景綱について知りたい! という感じの人にはちょうどいい内容でしょう。 文庫本で手に取りやすいし、読み返しもきくから これは買ってもよいと思いますよ。 お勧めです。
小ネタが満載!
『トリビアの泉』に採用されそうな小ネタが満載です。戦国武将が好きな人にはおすすめです。

甲陽軍鑑 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
甲陽軍鑑 (ちくま学芸文庫)


【筑摩書房】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
甲陽軍鑑 (ちくま学芸文庫)
 
カスタマー平均評価:  4.5
武家の教養
 最近購入して 折に触れて読んでいるが実に面白い。  冒頭近くに出てくる「九十九箇条」などを見てみると 「論語」「呉子」「三略」「孫子」「史記」「管子」などからの引用が満ち満ちている。しかも その引用はどれも読んでいて 姿勢を正されるような内容ばかりだ。  正直 武田家というと ただの戦闘集団だと思っていたが かかるような漢籍の教養に満ちた人たちであるとは思ってもいなかった。当時の武士達が 弓矢を傍らに置いて書を手にした時の 「迫力」も大変なものだったのだと良く思い知らされた。また 自分を省みて 当時の武士たちより 遥かに情報にアクセスしやすい立場にありながら 実際には大した勉強もしていない点を恥じるばかりである。  そういえば 「風林火山」も「孫子」からの引用だった。そんなことも忘れていた自分が恥ずかしい。 
原文で味わう武田武士道の神髄
武田信玄の言行を中心に、武田家の武士道の神髄を描いた甲陽軍鑑の、入門書ともいえる本です。 大部な原文全部は素人は到底読めませんから、このような原文の抄出と現代語訳はありがたいです。 凡例にあるとおり、これは甲陽軍鑑の中の、「口書」から品第十四までで、全体の初めの4分の1弱にあたります。 難を言えば、補注などが全くないことです。人物の説明や史実との齟齬などに触れていただくとよかったですね。 印象に残った個所としては、 ○甲州の法度では、十三歳以下は殺人罪にならない。(24頁) ○伝書鳩ならぬ伝書犬のエピソード。(132頁) ○37,8歳になるまで手柄も立てず、そのくせ他人の批判をする者を信玄は嫌い、死刑にした。(354頁) ○織田信長は虚言が多く、長篠合戦で勝ったのを、信玄に勝ったとして、「信玄墳」なるものを作った。その点、徳川家康はそのような虚言は言わない。(360頁)

戦国10大合戦の謎―「桶狭間」から「関ケ原」まで、通説に消された真実 (PHP文庫)

[ 文庫 ]
戦国10大合戦の謎―「桶狭間」から「関ケ原」まで、通説に消された真実 (PHP文庫)

・小和田 哲男
【PHP研究所】
発売日: 2004-08
参考価格: 480 円(税込み)
販売価格: 480 円(税込)
中古価格: 285円〜
( 通常24時間以内に発送 )
戦国10大合戦の謎―「桶狭間」から「関ケ原」まで、通説に消された真実 (PHP文庫)
小和田 哲男
カスタマー平均評価:  5
興味深い事実の宝庫
戦国時代で語られることの多くが、独り歩きした話である。
本書はそんな戦国時代の実相を、
あまり知られていない史実や、
歴史の意外なエピソードから読み解いていく。
戦争の始まりは戦争の終わりであるという言葉もある。
事前の準備や駆け引きがいかに重要かを説く。

戦国時代の貴族―『言継卿記』が描く京都 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
戦国時代の貴族―『言継卿記』が描く京都 (講談社学術文庫)

・今谷 明
【講談社】
発売日: 2002-03
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 950円〜
( 通常24時間以内に発送 )
戦国時代の貴族―『言継卿記』が描く京都 (講談社学術文庫)
今谷 明
カスタマー平均評価:  4
貴族もつらい・・
山科言継の日記をもとに当時の社会を描く
本ですが、この言継が庶民的でなかなか
楽しいかんじがしました。
貴族も大変だなぁ。というのが感想です。
衰退する貴族の世界と、そこでなんとか
生きていこうとする言継の姿は、過去の栄華
にとらわれているだけではない、生な貴族の
あり方を見せてくれているように思います。
戦国大名の話などもあるので、

戦国時代を勉強するためにも面白い本です。
この時代の貴族については、あまり関心がもたれて
ない気がするので、新鮮な印象です。


一揆と戦国大名 (日本の歴史)

[ 単行本 ]
一揆と戦国大名 (日本の歴史)

・久留島 典子
【講談社】
発売日: 2001-11
参考価格: 2,310 円(税込み)
販売価格: 2,310 円(税込)
中古価格: 1,120円〜
( 通常24時間以内に発送 )
一揆と戦国大名 (日本の歴史) ※一部大型商品を除く
久留島 典子
カスタマー平均評価:   0

謎とき本能寺の変 (講談社現代新書)

[ 新書 ]
謎とき本能寺の変 (講談社現代新書)

・藤田 達生
【講談社】
発売日: 2003-10-20
参考価格: 735 円(税込み)
販売価格: 735 円(税込)
中古価格: 1円〜
( 通常24時間以内に発送 )
謎とき本能寺の変 (講談社現代新書)
藤田 達生
カスタマー平均評価:  3.5
歴史学者の立場
司馬遼太郎の小説などであまりにも面白く描かれる、本能寺前後の時代は一般に人気があると思うのですが、この時代を研究している学者はどのくらいいるものなのでしょう。この種の書物は、あまりアカデミズムの側に属する人たちによって書かれていない気がするのですが、何か憚りがあるのでしょうか? その点、著者は学者にもかかわらず、素人が喧しく議論するこのテーマに果敢に取り組んでいます。我々素人にも分かりやすく、光秀をめぐる当時の状況をスリリングに解き明かして行きます。歴史学の面白さを伝えるためにも、他の学者さんも恐れずに、こうした「時代」を扱ってほしいと思うのですが。
義昭の影響力は追放後も強かったことがよくわかったが、、、
本書は03年に発表されたもので、その時点までの研究成果に基づいて本能寺の変の謎に迫る。とにかく緻密な研究成果を読みやすく紹介して、事件前後の光秀・信長・秀吉・家康そして将軍義昭の行動がよくわかる。まず、光秀が謀反を企むようになった原因として、1.信長の四国政策の変更による光秀の地位低下、2.実力主義・兵農分離という信長の理念の下、国替を繰り返す鉢植大名となることに抵抗があったことを指摘し、変は突発的なものではなく、計画的なものであったことを、光秀が事前に反信長の大名に送った書状から立証する。次いで、京から追放された将軍義昭が西国公方の権威に基づいて意外に影響力が強かったこと、始終信長打倒の画策をしていたことが細かく説明される。そして作者は本能寺の変の黒幕は義昭だとする。しかし、私はこの結論に納得できない。まず、光秀を陰謀に引きずり込んだのは義昭であるという直接証拠がない。次に、義昭を庇護していた毛利が、変を知った秀吉の中国大返しを易々と許すだろうか。密使が間違えて秀吉陣に先に信長横死を伝えたというのはなるほど後世のフィクションだろう。また、作者は秀吉の策で毛利重臣達が浮き足立っていたこと、下手に動けば秀吉が残した宇喜多秀家等の攻撃を受ける可能性があったことを、毛利軍が秀吉との講和に応じた理由として挙げているが、義昭が本当に黒幕なら、もっと毛利軍を変に備えさせ、少なくとも秀吉との講和に時間稼ぎをさせたのではなかろうか。私は計画的だったかもしれないが、光秀単独犯説を今は支持する。エピローグで、作者は、和辻哲郎氏が、信長にみられる「世界へと視圏を開こうとする衝動」や「伝統破壊」を高く評価し、秀吉・家康以降の為政者の「精神的怯懦」を強く批判したことに触れ、「本能寺の変の影響は、いまだ払拭されていない」と結ぶが、これは実に鋭い指摘で、私も全く同感である。
ますます分からなくなる本能寺の変
 本能寺の変は中世から近世への転換期に起こった守旧派し改革派の構造改革をめぐる争いだった、といわれるとなんだかどこかのアジアの国の政治状況が思い浮かぶ。それはさておき、足利義昭は1573年の京都からの追放後も毛利氏を背景に「鞆幕府」とも言うべき地位を維持していた。さらに義昭を中心とした天皇・公家、宗教勢力と反信長派の大名の連携の下に長宗我部氏政策の転換、丹波・近江からの国替えの不安を動機として光秀のクーデターは決行されたと指摘している。これらの論調に新鮮味はあるものの、その後の光秀の動向を考えると、いくら秀吉が中国大返しをしたからといって諸大名に対する懐柔策を始めとしてあまりに策が無さ過ぎ、とても有能な大名である光秀自身が用意周到に計画したものとは思えない。やはり一定の背景はあったにせよ、一種の発作的な単独犯の線もあるのではと思うこともできるのではないだろうか。
肝心の「史料」にどうしても納得が行かない
私は歴史学の素人である。が、その身を省みず以下のようなある種、無謀な試みをするのは、著者には失礼だけど、本書が基本的な点で説得力を欠く(追放後の義昭の反信長行動の有効性の過大評価、そして何よりもっとも身近な毛利氏の行動を説明できない)にも係わらずに、版を重ねていることへのいささかの苛立ちの結果である。 本書では義明黒幕説を支える史料として2つの文書(歴史学で言う「一級資料」だ)が紹介されているが、いずれにも愚生の如き素人さえ首をひねらずにはいられない。 第一は75頁の河隅忠清書簡。 まず不可思議なのはこれが光秀の謀反を事前に通知するものであるにしては、その重要性に反し「情報」の扱いがあまりに軽率なことである。すなわち肝心な情報を無名の召使に口頭伝達させている。この召使が「才覚申し」たが故にようやく伝えられたことになる。クーデターという非常に重要な内容に比べるととても受け入れがたい。 また、事前伝達であるなら、「明智の所」という記述も不自然だ。 無論、それ以前のやり取りで十分に意味は通じるというのだろうが、やはり地名や同族と区別する為に「惟任」とか「日向守」を意味する語句が付いているのが自然だと思う。 更に111頁に掲載された雑賀衆宛光秀文書。 これについては日付に注意して頂きたい。十二日とある。 私たちはこの翌日の「山崎合戦」を知っている。本書内でも語られているが、思いがけない秀吉の大返しに対して9日には細川父子の離反を知り、11日に尼崎に到着した秀吉軍を目前にして、光秀はこの日のうちの決戦さえ覚悟したのが12日である。 が、引用は彼の絶望的状況とは凡そ対照的な内容の書簡である。 無論私はこれらの書簡の原本はおろか、全文にさえ接する機会は無い。或いは一般向けの書だからということなのかもしれないが、核心に触れる部分である。 読者自らで「考え、判断する」為の最低限の材料提示は欠かせないと思うのだが。
論証に大きな欠陥があると思います
楽しくは読めましたが、「義昭=黒幕」説の論証には、決定的な欠陥があるように思えます。
それは、「本能寺の変」の謎と、「中国大返し」の謎との整合性です。
「反信長神聖同盟」の盟主として、諸大名・諸勢力の連携を画策、
信長包囲網を築き、光秀に謀反を働き掛けた「黒幕」足利義昭が、
肝心要、お膝元の毛利に対して、当のクーデター計画について、事前に耳打ちすらしていなかった?
「黒幕」と「実行犯」との連絡不足?
(光秀は事前に上杉にまで密使を送って協力を求めていたのに…)
本書を素直に読めば、そういうことになってしまいます。
いくらなんでも、そんな間抜けな「黒幕」はいないでしょう。

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 更新日 2007年10月24日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク